機動戦士Vガンダム外伝/原作:富野由悠季矢立肇 漫画:長谷川裕一
177 名前:機動戦士Vガンダム外伝[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 19:21:16 ID:???

ザンスカール帝国との交戦中、金色をした敵のモビルスーツに撃たれたウッソ・エヴィンは
巻き添えで被弾した敵軍の少女兵士、カムイと共に謎の老人、グレイ・ストークに保護された。
彼が指導する未公認コロニー「ダンディ・ライオン」に保護されたウッソは
やがて、このコロニー住人のほとんどがニュータイプであることを知る。
一方カムイは、自分や“黄金のモビルスーツ”ジョングの乗り手であるスケイルが
ザンスカールのニュータイプ少年兵だと告げた。
スケイルは「心で嘘を吐く」───相手の心に虚像を送り込むことで認識をかく乱する能力を持つという。
ダンディ・ライオンがコロニーレーザーではないかと疑うスケイルは、コロニー内部へ押し入ってくるが
そこにはレーザー砲ではなく、大量のロケットエンジンが積まれていた。
ダンディ・ライオンは、地球圏を見限ったニュータイプが他星系へ移住するための巨大宇宙船だったのだ。
ストークは、スケイルの能力が異形ではなく、ニュータイプの進化系に過ぎないと指摘し
彼を移住に誘うが、猜疑心の塊であるスケイルはそれを拒んでなおも暴れ続ける。
応戦に出たウッソとカムイに、「一回だけハイメガキャノンで援護する」と告げるストーク。
彼がスイッチを押すと、乗機ガンプの頭部偽装が剥がれ、飛び出したのはZZガンダムの頭部。
廃棄寸前のハイメガキャノンは目くらまし程度の閃光でしかなかったが
ウッソはスケイルが映し出す無数の虚像の中に、一機だけ影を落とすものがあるのに気付き
見事、ジョングの本体を撃墜した。
戦闘終了後、出発するストークや、彼らについて行くことを決めたカムイと別れ、ウッソは地球に帰還する。

前述の通り、グレイ・ストークが60年間乗っていたというポンコツMS「ガンプ」は
ZZガンダムの頭部を有しており、時代的にストークがジュドー・アーシタの晩年ではないかと推察できる。
そして「逆襲のギガンティス」では、ジュドーとアムロ・レイの対面という非公式エピソードが描かれており
スカルハート 最終兵士」におけるストークの発言
「俺としても、あの人は憧れだったからな…」という一言に、ファンは想像力をかき立てられることになる。