TOKYO TRIBE2/井上三太
391 :TOKYOTRIBE2-1 :04/03/13 05:22 ID:???
俺の好きなTOKYOTRIBEがあったから書いてみる。ちなみに1と2があって、現在連載されてるのは2の方。
とりあえず1から話は続くんだけど、おそらく解説は2を希望してると思うから、1はエピローグ調で。

世界観
現在の東京のパロディーであるトーキョーが舞台で、主にシヴヤ(渋谷)、シンヂュク(新宿)、ムサシノクニ(吉祥寺)、ブクロ(池袋)で繰り広げる、部族(トライブ)間の争い。

2が始まる5年前、トーキョーには二つの大きなトライブである、シヴヤSARUとシンヂュクHANDSがあった。以前から小競り合いはあったが、世間を揺るがすほどの事件は起きてなかった。
しかし、SARUのメンバーがHANDSのメンバーを殺害し、報復としてHANDSが逆にSARUメンバーを殺害。
それがきっかけで後にシヴヤ暴動と呼ばれる大きな競り合いが起き、新少年法が施行され2大勢力は解散させられた。
その残党がムサシノクニに移りムサシノSARU(以下M-SARU)を結成。HANDSはアンダーグランドかし存続していた。
後にブクロでWU-RONZ(WU-)を結成。2大勢力解散後の後釜を狙う。

ここから2の話が始まる。話はM-SARUを中心に展開され、現在8巻まで出ている。

<主要人物>
●海(カイ)
M-SARUのメンバー。後にリーダー格に成長していく。
●メラ
WU-RONZのリーダー。海の元親友。ある事件をきっかけに絶縁状態に…
●スカンク
メラの腰巾着。海とメラの関係を切り裂いた張本人。
●スンミ(エリカ=N・デーシア)
ウォンコン大司祭の孫娘。理由は不明だが現在逃走中。

他にもいるんだけど、主要なのはこのくらいだと思う。抜けてたら補足ヨロシク。
とりあえずこんなもんかな?
あんまし文章はうまくないので期待はしないでね(´・ω・`)

392 :TOKYOTRIBE2-2 :04/03/13 05:36 ID:???
少し情報。

作者は井上三太。
確か渋谷と原宿の中間辺りに自分の店を持ってた気がする(曖昧)
www.santa.co.jp/santastic/index.html
個人サイト↑

あと、トライブの説明。

簡単に言えば未成年達の集まりが巨大化したものだと考えてくれればいいと思う。

構成人数が1巻に載ってたから転載しまつ。
HANDS→100人、M-SARU→50人、WU→200人
参考:SARU→100人(恐らく初期設定では未だに存在していたと考えられる。)

格好
これ結構重要。何故なら掲載誌がBOONだから。かなり意識して描かれてる。

HANDSはアーミー系の格好。SARUはパーカー、WUはカンフー着、M-SARUは特には無いが基本的にストリート系の格好をしている。

393 :TOKYOTRIBE2-3 :04/03/13 06:16 ID:???
とりあえず一巻の内容を書いてみる。

シヴヤ騒動から5年経ち、トライブは細かく分かれ小競り合いを起こしつつも平和に過ごしていた。
M-SARUのメンバーであるカイはいつも通り、溜まり場であったPennysに車を走らせていた。
途中邪魔が入ったがペニーズに到着し、いつも通りに過ごしていた。
その後メンバーがブクロの風俗に行くとカイを誘ったが、カイはブクロという事で誘いには乗らなかった。
ブクロはかなり危険な街であるが、彼らは風俗雑誌でお目当ての娘(樹里)を見つけ、行くことを決心したようだ。

ブクロではWUは大きく幅を利かせていて、警察も手出しが出来なかった。
そこにM-SARUのメンバーが風俗店に到着したが、WUのメラに見つかってしまい、殺害される。
生首がシヴヤセンター街と江の頭線(東京での井の頭線)の車輪に挟まれていた。

M-SARUのリーダーであるテラは報復はやめてくれと懇願するが、殺されたメンバーと仲が良かったカイはそれでは収まりきれず、テラの制止を振り切りブクロに行く。
その時手がかりとして風俗雑誌も持っていく。ペニーズを出たときに一人の少年がM-SARUに入りたいと懇願し書記長と言うあだ名をもらいM-SARUに入る。
その風俗店に辿り着き、店長に樹里について問いただすが、店長は知らぬの一点張り。結局、諦めて去ろうとするが店を出る途中、樹里(スンミ)と出会う。


394 :TOKYOTRIBE2-4 :04/03/13 06:18 ID:???
ブクロではWUのメラが先ほどの風俗店に行き、儲けと一緒にスンミを呼ぶ。メラはスンミに気があるらしく、自分の女になる事を強要するが、スンミは全く応じない。
その後、メラはその稼ぎをブッバというヤクザのボスに持っていく。すなわち、WUのバックにはヤクザがいる事である。
ブッバは風俗嬢を拉致で集めており(猫狩り)、メラにその拉致を依頼。メラはブクロにはもういないと報告するが、ブッバはムサシノクニで集めろと命令。メラはしぶしぶ命令に従う。
メラがムサシノクニに行く途中、HANDSの検問に引っ掛かってしまうが、メラは強引にそれを突破。しかし、その行動でHANDSのリーダーである巌(イワオ)は仕返しする為にその後を追う。

その頃、M-SARUではペニーズでカイの過去の話をしていたが、テラがバイトの時間になった為、カイ達は送るために一緒にジョージに行く。
ジョージに付いたメラ一行は早速、猫狩りを開始。狩り途中にカイ達におごる為にバーガーに入ろうとするテラを発見し、後を追う。
テラは刀で斬られそうになり、寸前のところで避けるが肩に怪我を負う。その時、胸騒ぎがしたカイがバーガー店に様子見に来て怪我しているテラを発見し、メラがやったことを言う。
後から来たハシームと書記長に後を任せ、自分は金属バット片手にメラを探し発見し、久しぶりの再開を果たす…

404 :TOKYOTRIBE2-5 :04/03/13 17:43 ID:???
基本的にこの漫画継ぎ足しで作ってるぽいから設定が結構変わってくんだよね…文章にしてみて初めて分かったよ。

2巻〜
ようやくメラに辿りついたカイ。
「メラッ!何故オレの仲間を傷つける!?」「……海、ついて来れるか?」メラはカイを挑発し、逃走。いわゆる、追いかけっこが始まる。
しかし、追いかけている途中でカイは着地に失敗し足を痛め、それを狙っていたメラはカイに近づく。
「この街にいた時……オレも純だった、世の中には100%真っ白なモノがあると信じていた…」

ここで回想シーンが始まる。
スカンクがカイから自分に引かせようと、メラにウソをつく。
「海さん、自分と二人でいる時、メラさんの悪口ばっか言ってんスよ……海、メラさんの女フジヲさんを欲しいって言ってました…」
この時、メラは否定をしていたが…

「俺が世の中知らなかった。そして、おまえはフジヲを殺したッ」「オレはやってない!!!」「安心しろ、オレはもう何も信じてはいない…」
ここからカイとメラの戦いが始まるが、メラ優勢で進む。
「ブクロで女に会ったろ?スンミだ…フジヲにそっくりだったろ?」そして、カイを突き飛ばし、ビルの屋上から落ちそうになるが、寸前のところで壁に手をかけて落下は防ぐ。
「あの日を境に全てが変わっちまった。お前がラッシュでフジヲを突き飛ばした日…お前があの日DJ大会の賞金100万を持ってくればお袋もおやじも殺されずにすんだんだ……」
「一体 何の 話を してんだ」「俺がこの街を離れたワケだよ。」
ここでメラはカイを落としにかかる。その時、下でテラがメラをやめさせようと論するが、
「いい仲間もったなオイ。しかし、オレに勝てるワケがないんだよ。"器"が違うんだよ!!」
ここでカイを落とそうとするがメラも体性を崩し同時に落下するが、二人ともビルの壁に引っ掛け助かる。しかし、ここでメラの後を追っていたHANDSがメラに発砲。メラは落ちてしまう。
続く

405 :TOKYOTRIBE2-6 :04/03/13 17:45 ID:???
WUとHANDSが揉めあっている時、落下したメラだったが生きており、M-SARUのメンバーであるハシームに襲い掛かる。カイが「ハシーム気を付けろ!!」と叫ぶが、ハシームは縮み上がってしまい、その場を動くことが出来ない。
その時、テラが助けに入るがそのせいで首を切られてしまい、テラは絶命してしまう。ここで警察が介入しその場は一旦幕を占める。

いつもの居城に戻ったメラだが、テラやカイの言葉が頭を錯綜する…
「うるせー…オレが悪いというのか…海…お前がオレにした事を忘れたのか……」
些細なことで苛立ってしまうメラはスンミに会うために例の風俗店に足を運ぶ。
しかし、そこにはスンミはいなかった。店長に問いただすと、ブッバが連れて行ったということだった。
メラはすぐにブッバのところに行く。そこにはブッバの横で虚ろな表情をしたスンミが座っていた。メラはブッバにこっちに返すようにそれとなく臭わせる。
「その猫の教育はまだ終わっていないのですが……」「コレ?コレはコッチでやるよ」「ですが、猫の教育は私が…」
しかし、ブッバはメラがスンミに対して惚れているのを察知していたようで、「いいか、メラ、人のしあわせは金だぞ、キレイ事なんてクソくらえだ。だいたいキレイ事は、ビンボー人が言う。アマチュアやってたら金にならねー。プロのビジネスマンになれやメラ」
その場に居合わせたスカンクが「ブッバさん。自分プロになります!」この一言が響いたのかは分からないが、メラはその場を去る。
メラは自販機を叩き「チクショーなんでこんな事になっちまったんだ…」


419 :TOKYOTRIBE2-7 :04/03/14 05:12 ID:???
ここでメラが何故このようになってしまったかが回想される。
両親はコンビニを営んでいて、メラがコンビニから外に出ると、先日痛めつけたチンピラが仲間を連れてメラ囲う。ブッバがこの場に現れる。
メラの威勢のよさを気に入ったブッバはメラを連れて行く。その時、メラはこの人物がよくメラの両親が経営しているコンビニに出入りしており、借金の要求をしていたことを思い出す。
ブッバの居城に着いたメラはある一室に運ばれる。
「はじめてくれ」すると、あるカジュアルショップで女性が試着しようと試着室に入り着替えていると、床に穴が開き女性は先ほどの部屋の前に着く。
「やはり手始めに右手あたりかな〜?手、右」とブッバが言うと怪しげな男たちは女性の右腕を刀で切り落とし、最終的に手足をもがれた状態になり、ブッバは大笑いしていた。ブッバは狂っていた…

一方ムサシノクニではメンバーがリーダーの突然の死に動揺していた。そこにメンバーである権藤が「ブクロに乗り込もうぜ。海」とカイに提案するが、「まてよ、権藤。それじゃあテラさんの意に反する」しかし、収まりきらない権藤は含めて3人でブクロに乗り込む。

ここでまたメラの回想が始まる。
いつも通りブッバの車にのるメラだが、ブッバの車が自分の店の前に止まる。「たった100万ぽっちが無くて死んでいく虫ケラだ…」両親が狙われていることを察知したメラはカイに電話をする。出たのはスカンクだった。
「あ、スカンクです。今、海さんフジヲさんとキオスク行ってます。」「キオスク?今、どこだ?」
「地下鉄オギクボ駅のホームです。海さんDJ大会で優勝したんスよ!100万スよ!100万!!」メラはスカンクにその100万をもち、ジョージに着いたら連絡してくれと伝え、メラは例の部屋に行く。
しかし、例の部屋に入ってきたのは自分の両親であった。メラは止めさせようと
「こ、こんなオッサン、オバハンだるまにしてもコレクションになんないんじゃないすか?」「ウ〜ン確かに…確かに…」
しかし…「はじめてくれ」いつもの合図でメラの目の前で惨殺されてしまう…

420 :TOKYOTRIBE2-8 :04/03/14 05:17 ID:???
ブクロに乗り込んだ権堂らは早速WU-を見つけ、脅すとそいつはブッバの息子であるンコイに伝言を伝えに行くところだった。
そして、ンコイを見つけ襲いにかかろうとすると返り討ちに合ってしまい、一人が逃げるがンコイのボディーガードであるガリレオがその後を追う。

シヴヤにLPを買いに来ていたカイが以前DJ大会で優勝した会場の前を通ると、その時のことを思い出していた…
そこで先ほどと同じシーンが出てくるのだが、電話を受け取ったスカンクはその後、着信履歴を消去しメラの伝言を隠してしまう。そして、フジヲが電車に撥ねられて死んでしまったことが判明する。
その後、メラは学校に来なくなってしまい卒業式を迎える。そこに居たのは向こうの道に行ってしまったメラだった…
「この街を離れる…2度と戻ることもないだろう…いや…今度戻る時は…海、お前を殺す時だっ!!」「何言ってんだよッ、メラッ」「俺は鬼になる…復讐の鬼になる!」そう言って去っていった…

その後、シヴヤのCD店で視聴をしていると目の前にスンミが居た。話しかけようとするが、外で見張られておりほとんど会話が出来ずに別れる。「おい樹里!」…しかし彼女は軽く笑みを浮かべて「私はスンミ…」その一言だけ述べてその場を去る。
その後自分の部屋に戻り、ハシーム、書記長らと馬鹿話で盛り上がってたところ、カイの父が入ってくる。

その時ンコイはブッバに後を継がせる為の最初の仕事としてメラと一緒に地下鉄のブクロ誘致の視察を任される。
その時、ブクロに行ったM-SARUのメンバーがガリレオに追いかけられていた…

終わり

これで2巻最後です。