タッジー・マッジー/山口美由紀
525 名前:タッジーマッジー[sage] 投稿日:2007/10/13(土) 07:47:05 ID:???
 ロッテは一見12歳くらいの少女だが、実は70歳位の老人で
年を取らない魔女。ハーブを使って奇跡を起こす力がある。
 しかし、そのために母とも共に暮らせず、あちこち転々としてきた。
引っ越してきた街では、魔女ルルーが龍に町人を襲わせたという伝承がある。
ルルーの住んでいた家に引っ越してきたロッテは、大家の孫リヒト、妖精の
血を引く少年シルヴィと彼を慕う妖精で、失われた体を捜すマリーン
、きざな教師ザヴィニーら愉快な友人を得る。
 マリーンの体を捜すうち、彼等は街に眠っていたルルーの配下の妖精を
覚醒させてしまう。ロッテの存在が刺激となりルルーは復活しようと
していた。
 ルルーに勝つべくロッテは修行する。母の死の報を受け取るが、仲間達の
支えで乗り越える。人間にして人間にあらずという意味で似たもの同志の
シルヴィとはいい感じに。

526 名前:タッジーマッジー2[sage] 投稿日:2007/10/13(土) 08:11:50 ID:???
 ルルーは実は、愛した男の独占欲ゆえに陥れられながらも、彼を救うために彼の罪を
かぶり死んだのだった。
 水の精霊に見せられた未来で、シルヴィはロッテの死を予知する。ザヴィニーこそが
実はかつてルルーを愛した男だった。彼は自分を不老の体にし、自分を残して死んだ
ルルーをロッテを生贄に復活させようとして、ロッテに近づいたのだ。リヒトも
また彼の計画のために作られた傀儡の人形だった。
 シルヴィは水の精霊に頼んで、ロッテと自分の運命の取替えを行い、ロッテの身代わりとなって
死ぬ。
 ロッテの魔法で、一度は人間の世界と共存できなくなり閉ざされた妖精界の
扉が開く(正確には妖精界の扉そのものを開いたのではなく、街の
「人ならざるもの」の封じを解いたというほうが正しいかも。
)。 ザヴィニーは愛するルルーに導かれ昇天し、シルヴィは生き返り、
リヒトは人間になる。シルヴィ、マリーンは一度故郷である妖精界に戻り、
ロッテとマリーンと恋仲になったリヒトは人間界で彼等の帰りを待つ。

街にはルルーの死後ほとんど見られなくなってしまっていた妖精がもどり
始める。人間と人ならぬものの共存が再開されたのだ。
ロッテの不老も解けた。ロッテの祈りと魔法により、妖精界と
人間界は、ルルーの時代にそうだったように少しづつ1つになっていく。
そしてシルヴィが彼女の前に再び現れた。
おしまい。
 

>>525
乙です。
しかし、>実は70歳位の老人で 年を取らない魔女って…。
体老化してないけど老人っていうのかしら…。


531 名前:タッジーマッジー・修正2[sage] 投稿日:2007/10/13(土) 15:37:10 ID:???
あと「老人」というのは大家のばーちゃんに「同い年」と
ネタにされていたので、老人と書きましたが、体が老化しないんだから
老人とは言えないかもですね・・。