少年魔法士/なるしまゆり
758 :少年魔法士 香港編1 :04/02/13 23:43 ID:???
うまく書ける自信ないですが、とりあえず「香港ジャック・ザ・リッパー」編。

現代社会が舞台で、一般人は知らないが、悪魔などの霊的な存在やそれと戦う魔法士達の組織があるという設定だと思う。
1996年の香港で、若い女性の腹を裂く連続殺人事件が起き、ロンドンの事件にちなんで「切り裂きジャック」と呼ばれていた。
犯人の藍(ラム)は、魔法研究者の組織であるグィノー家を裏切った人間。
藍は、いけにえの内臓で国家の未来を占う術を研究しており、そのために女性を殺していた。
また、香港返還前のため、彼に占いを依頼する有力者もいたようだ。

グィノー家のローゼリットは、藍とは古い友人なので話し合おうとしたが、藍と従者によって腹を裂かれ内蔵をとられる。
彼女は永遠に幼女の姿のまま成長できず、高い魔力を持っていたが油断があったらしい。
ローゼリットは魔法の灰で臓器を補い、わずかに寿命を延ばして、カルノ(第一の主人公)を香港に呼ぶ。
759 :少年魔法士 香港編2 :04/02/13 23:45 ID:???
カルノは7歳の時に悪魔と遭遇し、家族を殺される。
極限状態で彼は能力を発揮し、悪魔と融合してしまう。
彼の魂は免疫機能に先天的な問題があり、どんな霊的存在とも融合できるらしい。
そこに、神聖騎士団という悪魔討伐組織のハイマンが通りかかり、カルノを捕まえる。
その後、グィノー家に引き取られたカルノはローゼリットの弟として育てられながら十年ほど修行をした。

ローゼリットの占いによって次の犠牲者となる女性を見つけたカルノは、その女性を守りながら藍達と対決する。
カルノは嵐の中で藍と戦うが、過去のトラウマから魔法をうまく使いこなせず、追い詰められてしまう。
藍は「占いのためにローゼリットの腹を裂いたのではない。成長できない姿で懸命に生きる彼女を見るのが疲れた。
生きる苦しみから救いたかった」などと語る。
カルノは悪魔の力を発揮して藍を殺すが、暴走してしまい、ビルを溶かしてしまう。

ハイマンはローゼリットの死を知り、カルノの暴走を予想して香港にやってきた。
カルノを殺そうとするハイマンをローゼリットは止める。
最期の力を振り絞ってカルノを正気に戻し励ました後、ローゼリットは死んでしまう。
ハイマンは、グィノー家がカルノを手放すことにしたのでカルノの身柄はまた自分が管理すると言い、彼を連行する。
そのころ、日本では、第二の主人公・敷島勇吹が、香港のニュースを聞いていた。
(うまく書けなかったが、免疫の話と人間の孤独が絡めて書かれている)。
破幻の眼編に続く。