聖闘士星矢/車田正美
聖域十二宮編
22 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 1/5 :03/12/21 05:07 ID:???
はじめに<用語>
地上に邪悪がはびこる時に降臨するといわれている、戦争の女神アテナの化身。
聖闘士(セイント)とは守護星座の聖衣(クロス)を纏い、己のオーラ=小宇宙(コスモ)を高めて、アテナのために戦う戦士の少年達である。

聖闘士には12星座を守護星座とするトップの黄金聖闘士>白銀聖闘士>青銅聖闘士の順に階級がある。
実力はランク毎に雲泥の差であるが、実は20代>10代後半>10代前半の年順となっているのは早い者勝ちということか。

聖闘士星矢は、主に下っ端の青銅聖闘士の少年達が、アテナの元に集い悪と戦う話である。

<聖域十二宮編>
・序章〜銀河戦争編
ギリシャで聖闘士になるべく修行させられた主人公星矢は、ペガサスの聖衣を得て見事聖闘士になった。
修行後日本に帰った星矢は、たった一人の身内の姉・星華がが行方不明であることを知らされる。
そして姉の捜索を条件に、城戸光政の孫で現総帥・城戸沙織13歳の主催する格闘大会・ギャラクシアンウォーズに参加する羽目になる。
また、星矢と同じく世界各地に送り込まれ聖衣を得た聖闘士達も続々日本に帰還してきて、イベントに参加することに。
他の参加者の動機は、空位になっている黄金聖闘士・射手座のクロスが景品であるためが多いようである。

10人の少年達が下っ端の戦いを繰り広げる最中、射手座のクロスは箱に(!)潜んでいた謎の仮面男に持ち去られてしまう。
それは参加者の一人、アンドロメダ瞬の兄・フェニックス一輝であった。
すっかり荒んでしまった一輝は感動にむせぶ弟を足蹴にすると、クロスを持ち手下とアジトの富士山麓に引きこもってしまう。
城戸沙織はクロスを取り戻すよう命じ、星矢達は嫌々ながら追いかける。


23 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 2/5 :03/12/21 05:11 ID:???
・暗黒聖闘士編
ペガサス星矢、アンドロメダ瞬、キグナス氷河、ドラゴン紫龍の4人がアジトに潜入。
顔でレギュラー入りを果たした幸運な仲間達らしい。
フェニックス一輝の部下の暗黒聖闘士達とタイマン対決し、一輝を追いつめた4人は驚くべき事実を知らされる。
それは聖闘士養成のため送り込まれた100人の少年達が皆、城戸光政の子供であるというものであった。
星矢達は皆異母兄弟であったのである。(100人の異母兄弟…!)
この後一輝は自分を取り戻しレギュラー入りを果たすが、一匹狼らしく今後は愛する弟・瞬のピンチに現れる
とんだブラコン野郎となって登場するようになる。

・白銀聖闘士編
富士より脱出した4人は、教皇に派遣された白銀聖闘士・蜥蜴座のミスティや星矢の師である鷲座の摩鈴によって
制裁を受け戦うことになる。ミスティは伝説の股間フラッシュをかますも星矢の男気の前に倒れる。
また、他の白銀聖闘士と瞬・紫龍・氷河は戦いこれに勝利する。白銀>>>青銅のハズであるがいともあっさりと。

クロスを取り戻した4人はイベント会場に戻るが、そこには城戸沙織が一人彼らを待っていた。
4人は小娘からただならぬ小宇宙を感じ、その正体を知る。
なんと城戸沙織は悪がはびこる時天が使わすという、アテナの化身であったのだ。
アテナは銀河戦争を開催したのは、地上にはびこる邪悪と戦うための戦士を選抜するためだったと明かす。
彼らはそのおめがねに叶ったらしいが、幼少時彼女に虐められたトラウマから素直にその言葉を信じがたい4人は
彼女の元を去ろうとし、アテナは一人戦うことを宣言する。



24 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 3/5 :03/12/21 05:12 ID:???
しかし宣言した早々、敵=悪の手下のカラスに連れ去られるアテナ。
渋々星矢は彼女を追い、成り行き上一人でアテナを助ける羽目に。
どうやらアテナのお気に入りに入れられてしまったらしい星矢は、今後アテナの加護という必殺技を身につけ、
アテナを守り抜くアテナ直属の戦士となってしまった。
白銀に追われるアテナと星矢を他の3人が救けにくるが、ゴルゴンの盾による石化攻撃に劣勢の味方チーム。
紫龍は対抗するためあえて自らの目を潰し、白銀聖闘士たちに勝利した。

アテナは、自分を狙うのは聖域(サンクチュアリ)を治める教皇であるといい、13年前の出来事を語った。
地上を治めるアテナを補佐するのが本来の役目である教皇は、13年前赤ん坊のアテナを抹殺しようとしたが
間一髪、アテナは射手座の聖闘士アイオロスに救われる。アイオロスは死亡し、アテナは城戸光政に託された。
アイオロスの遺志を聞いた城戸光政は、アテナを守るために自分の子供達を修行に追いやることになったという。

アテナは教皇の正体を、本来の教皇に成り代わっている者が内部にいると疑っていた。
しかし当然聖域を守る殆どの聖闘士は教皇についており、ポッと出のアテナにつくとも思えない。
アテナは敵だらけのサンクチュアリに乗り込んで、教皇と直接対決を試みようとする。
結局星矢、氷河、紫龍、瞬の4人がアテナの護衛として共に赴いた。



25 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 4/5 :03/12/21 05:19 ID:???
・十二宮突破編
着いて早々、矢座のセイントに矢を射られあっさり倒れるアテナ。
矢は心臓に刺さっており、12時間以内に教皇を連れてこないとその命はない。
12時間の火時計が灯され、4人の12宮突破が始まった。
そして各々の宮で4人いるのになぜか1vs1のタイマンバトルが繰り広げられる。

白羊宮 →アリエスのムウはアテナに味方し4人のクロスを強化してくれる。(しかし一緒には来てくれない)
金牛宮 →タウラスのアルデバランは4人を圧倒するが、星矢にクロスの角を折られ武士らしく負けを認めて通してくれる。
双児宮 →誰が治めるのか分からない無人の宮には迷路がしかけられていた。
     2組に別れるも異次元空間で翻弄されなかなか脱出できない。星矢は失明中の紫龍の心眼とやらで迷路を抜け、
     氷河は突っ込んで自爆し他宮に飛ばされる。
巨蟹宮 →キャンサーのデスマスクは、セイントのくせに殺人狂であり宮を死人のお面で飾っている男前な変態であった。
     紫龍の恋人を殺そうとしたため青銅ごときの逆鱗に触れあぼんする。
獅子宮 →アイオロスの弟、レオのアイオリアはアテナの味方のはずであったが、教皇の術にかかり星矢に襲いかかって
     くる。人一人殺さない限り解けない術を解くため、星矢を恨んでいた男・カシオスは敢えて犠牲になった。
     (ちなみに星矢←蛇使い座のシャイナ♀←カシオス という関係がカシオスが犠牲になった理由である。)
処女宮 →金髪碧眼のインド人ことバルゴのシャカは、電波な台詞と必殺技を繰り出し星矢達はとても敵わない。
     そして弟の危機に呼ばれてフェニックス一輝登場。しかしことごとく技を封じられすぐに絶体絶命の一輝。
     敢えてシャカに奥義・六感断ち(正式名;天舞宝輪)を使わせることで第7感に目覚め、シャカと共に自爆する。
天秤宮 →ライブラの童虎が治める宮。しかしそこにいたのは師に氷付けにされた氷河だった。
     童虎は中国におり、ものぐさに自分の武器だけをよこしてきた。紫龍はその武器を使い氷河を解放するが、
     冷凍されていた氷河は虫の息。瞬は自らの命のコスモを燃焼させ氷河を救おうとする。


26 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 5/5 :03/12/21 05:31 ID:???
天蠍宮 →瞬を連れ遅れて現れた氷河とタイマンはるスコーピオンのミロ。サドな拷問技で氷河を追いつめるが、その根性に負けを認める。
人馬宮 →13年前アテナを守って死んだサジタリアスのアイオロスの守っていた宮。
     空の宮に現れた射手座のクロスは隠されていたアイオロスのメッセージを伝える。「少年達よ、アテナを託す」
感動し泣く少年達。必死に逃げてヒマなどなかったはずであるが、いつ書いたのかは不明のままだ。
磨カツ宮 →カプリコーンのシュラの必殺技・聖剣エクスカリバーに負けまくりの紫龍は、禁じられていた自爆技を使いシュラとお星様になる。
宝瓶宮 →師・アクエリアスのカミュと凍気の勝負をする氷河だが、師匠に全く歯が立たない。
     しかし意識を失った氷河に、お人好しにもなお指導を続けるカミュのおかげで究極の絶対零度の凍気を会得した氷河は、
     カミュを打ち倒し共に散る。
双魚宮 →全星座一の美の化身ピスケスのアフロディーテ♂と戦うアンドロメダ瞬。女より乙女らしい男同士の戦いである。
     師の白銀聖闘士ダイダロスをアフロに殺された瞬は、鎖を使わない方が強いというナメた潜在能力で相打ちでアフロを倒した。

教皇の間→教皇としてそこにいたのは、善良な顔をした男、双児座の聖闘士ジェミニのサガであった。
     サガは涙を流しアテナを救う方法を星矢に伝えるが、突如苦しみ出す。不審がる星矢を急かせるサガは、
     次の瞬間凶悪な容貌となり黒髪チェンジ、なんと全裸にクロスを纏い星矢に襲いかかる。その強さになすすべもない星矢。
     
     皆のコスモを一身に受けた星矢はゴキブリのごとくはい上がり、とうとうアテナを救う盾まで辿り着き盾を掲げた。
     するとアテナの矢は消え失せ、サガの邪悪な人格も消滅する。サガはアテナに罪を懺悔し、自らの胸を突いて命を絶った。
     そして瀕死=ほぼ死亡の星矢達を想い、アテナは自らの運命=世界平和のために戦うことを誓うのだった。
                                          
                                               <12宮編・完>


ポセイドン編
44 :聖闘士星矢 ポセイドン編 1/5 :03/12/24 04:05 ID:???
12宮の戦いから1カ月後。
城戸沙織はギリシャの海商王ソロ家の総帥、ジュリアン・ソロの誕生パーティに出席していた。
初対面でいきなりプロポーズをしてくるジュリアン・ソロ16歳。つれなく断るアテナ沙織13歳。
「この私を拒絶する女性がいるなんて」とショックを受けるアホ総帥は、スニオン岬が光っているのを見る。

光に導かれたジュリアンは、岬に突き刺さっている三又の鉾を見つける。
突如現れた人魚・テティスは、戸惑うジュリアンに「ジュリアン・ソロ様…いいえ、海皇ポセイドン様」と告げ、海底神殿へと案内した。

それから3日後、世界各地に水害が起き長雨が降り続くという現象が起こり始める。
その頃、星矢達四人は12宮の死闘により延々生死の境を彷徨っていた(本来あの状況で助かるハズがないのだが)。
アテナは彼らの身を案じて病院に泊まりこみ、黄金聖闘士牡牛座のアルデバランが護衛に赴いた。
その夜、ポセイドン七将軍の一人海魔女のソレント♂が来襲。しかしアテナはソレントを屈服させ、ポセイドン神殿へ単身乗り込んだ。

再会に驚くジュリアンとアテナ。ジュリアンは神話のノアの箱船のように、地上を一掃するべく考えていた。
反対するアテナに、ジュリアンは地上に降らせている雨をアテナが引き受けることで粛正を少しでも遅らせてやろう、と提案する。
アテナはそれを受け、ポセイドン神殿を支える7本の柱の中心、メイン・ブレドウィナに閉じこめられる。
水で満たされる前にメイン・ブレドウィナを壊さないと、アテナは溺死してしまう。
さらにメイン・ブレドウィナを壊すには、その周りにある7本の柱を先に壊さなくてはならない。

そして再び(昏睡状態のはずだが、不思議にも起き出してきた)星矢達4人によるポセイドン神殿の攻略が始まった。
黄金聖闘士の血によって生まれ変わった新生クロスで神殿へと乗り込む星矢達は、それぞれの柱に散り七将軍と対峙する。

45 :聖闘士星矢 ポセイドン編 2/5 :03/12/24 04:09 ID:???
Round 1 星矢
第一の柱・北太平洋の海を支える柱に向かう星矢は、海馬(シーホース)のバイアンとバトル。いつもの如く

ペガサス流星拳ーっ! → なにぃ!? 流星拳が全くきかないなんて! →(反撃)→ うわーーっ!なんと恐るべき技よ → 
しかし俺は負けねえ! →(我が最大の奥義で倒してやろう、○○○(必殺技)ーーっっ!!!)→ うわーーーっっ!!!! き、きかないぞ
→(な、なにを。もう一度くらえ○○○ーーっっっ!!!!)→ フッ、聖闘士には一度見た技は通用しないぜ 

のパターンを繰り返し、勝利する星矢。すぐさま柱を壊そうとするが、必殺技でもビクともしない。
そこに困ったときの天秤座のクロス登場。クロスを使って柱を砕いた星矢は次の柱へと急いだ。

Round 2 瞬
第二の柱・南太平洋の柱に向かった瞬は、海将軍スキュラのイオと戦う。
サドかナルか知らないが、次々と違う技を繰り出すイオの前に、鉄壁の守りのアンドロメダチェーンも役に立たない。
が、よせばいいのに致命傷を避けて攻撃してきたイオは「セイントには一度見た技は通用しない」ルールの前に無様な姿を晒す羽目に。
縛ったイオを尻目に瞬は柱を砕こうとするが、柱には傷一つつかず、瞬は己の身と共に柱を砕こうとする。その時ライブラのクロスが届いた。
イオは身を呈して柱を守ろうとするが、ライブラのクロスにその身を柱と共に砕かれ、瞬に忠告めいたことを残し死亡した。

Round 3 紫龍
第三の柱・インド洋の柱に向かった紫龍は、クリュサオルのクリシュナと対峙。
何でも貫き防ぐこと不可能(こんなんばっか)という黄金の槍を操るクリシュナに、やられ放題の紫龍。
いよいよヤヴァイというその時、シュラの幻影が現れ紫龍に告げる。「お前の右腕には聖剣エクスカリバーが宿っている」と。
自らを追いつめ力を発揮するべく「クロス脱ぎ」を披露した紫龍は、見事黄金聖闘士の域までコスモを高めエクスカリバーを発動した。
しかしクリシュナは鎧を脱ぐことで更に力を発揮し(紫龍属性)、却って紫龍の技は通用しなくなってしまう。
紫龍は相手の必殺技で失明(またか)しつつもコスモを高め、相手の生命点を突き勝利した。


46 :聖闘士星矢 ポセイドン編 3/5 :03/12/24 04:15 ID:???
Round 4 氷河〜星矢〜瞬〜一輝
第四の柱・南氷洋の柱に向かった氷河。そこに待ち受けていたのは12宮で死亡した師・アクエリアスのカミュであった。
師を侮辱したと怒り攻撃する氷河だが、その凍気はまさに師・カミュしか持ち得ないものであった。再会を喜び泣く氷河。

次に辿り着いたのは星矢は師・摩鈴と再会する。仮面を外したその素顔は行方不明になっていた姉・星華であった。再会を喜び合う姉弟達。

そして瞬が到着。そこに倒れていたのは無防備でやられていた氷河、星矢であった。
いぶかる瞬の後に現れたのは12宮で塵と消えたはずの兄・一輝。泣いて喜ぶ瞬だが、チェーンは一瞬の殺気を見逃さなかった。
攻撃をかろうじて止めた瞬の前で、一輝は姿を変え海将軍のリュムナデスのカーサになった。
皆を騙したカーサに怒り心頭の瞬は本領発揮、アンドロメダチェーンでカーサを捕らえるが、兄の姿にとどめはさせず結局やられてしまう。

勝利に酔うカーサをふっとばし、時代劇さながらの口調で現れたのは塵になったはずのフェニックス一輝であった。
その攻撃にボコボコのカーサは一輝の弱点を探り、修業時代の心の癒しであった少女エスメラルダに変化するが、致命傷は与えられず死亡する。
一輝は三人に血止めをすると、ポセイドン神殿へと向かっていった(だから七本の柱を壊さないとダメなんだってば)。
氷河は目を覚まし、カミュが指導しにきてくれたのだとポジティブに考え、以降いかなることがあってもクールに徹すると誓い次の柱へ向かう。

Round 5 氷河
第五の柱・北氷洋の柱で、氷河は兄弟子だったアイザックと再会する。クールに徹すると誓った直後に泣きまくる氷河。
慰めるかと思いきやいきなりキックをくらわすアイザック。そして自分は海将軍の一人、クラーケンのアイザックだと名乗る。
潮流に巻き込まれた氷河を助け、アイザックは片目を失い遭難した。そしてポセイドンに救われ海将軍になったのだ。
罪悪感ひしひしの氷河はその後の攻撃もなすがままであったが、どうやらクールに徹することに決めたらしくセイントとして戦うことを決める。
カミュの凍気を受け継いだ氷河はカミュ最大の奥義・オーロラエクスキューションを放ちアイザックを倒した。
アイザックは今回の戦いの真の黒幕を氷河に明かし息絶える。



47 :聖闘士星矢 ポセイドン編 4/5 :03/12/24 04:19 ID:???
Round 6 一輝
柱を無視して神殿へと向かう一輝は、海将軍の一人シードラゴンと戦う。
一輝はその男のコスモに覚えがあると感じた。そして12宮のラスボスだったジェミニのサガの必殺技、ギャラクシアンエクスプロージョンをくらい倒れる。
鱗衣をとったその男の顔は、まさしくサガのもの。その男はサガの双子の弟、ジェミニのカノンであった。


Round 7 瞬 / 星矢・氷河・紫龍 /一輝
南大西洋の柱に着いた瞬は、セイレーンのソレントと対峙する。
ソレントの笛の音に翻弄される瞬はたちまちピンチに陥るが、その危機を救ったのはアテナの祈りであった。
抵抗する瞬を本気で殺しにかかったソレントに対し、瞬は例のナメた「素手の方が強いんです」技を発動。ソレントを倒した。

また、星矢達も神殿のジュリアンの元まで辿り着くが、やはり神には全く歯が立たずなすすべもない。
その星矢達に射手座のクロス・アイオロスの遺志が加勢に現れる。星矢はゴールドクロスを装着し、射手座の矢をポセイドンに引き絞った。

ジュリアンに矢を向けることを異常に怯えるカノン。
一輝の鳳凰幻摩拳にかかったカノンは、悪の心を指摘したため兄におしおきされ、スミオン岬に幽閉された過去を思い出す。
毎日水攻めに合うカノンが岬の岩牢で見つけたものは、アテナの封印を施されたポセイドンの三又の鉾だった。
その封印を解いた時、海底神殿に引き込まれたカノンはさらに、ポセイドンが封印されたアテナの壺を見つけそれを解放する。
そしてまだ眠かったポセイドンを上手く操って自分が覇者になろうとしたのである。


48 :聖闘士星矢 ポセイドン編 5/5 :03/12/24 04:25 ID:???
星矢は自分に跳ね返ってくる矢を何度もつがえ、仲間の盾に守られとうとうジュリアンに矢を命中させる。
しかしそれこそが始まりであった。
今まで自我を保っていたジュリアンは、とうとうポセイドンとして真の覚醒を果たしたのである。

星矢達に容赦なく襲う神の力。12宮で死んでいった黄金聖闘士達のクロスが力を貸しに現れ、ポセイドンの力に抵抗する。

一方、ポセイドンが完全に覚醒したことにより野望も消えたカノンは、キレて一輝を叩きのめす。その危機を救ったのはソレントであった。
ソレントは今回の黒幕がカノンであったことを知り、ポセイドンの降臨時期を間違えたことを認めカノンを倒そうとするが、
一輝はポセイドンを再び封印するためのアテナの壺の在処をカノンから聞き出そうとしていた。
しかしカノンから得た答えは、アテナの壺はメイン・ブレドウィナの中にあるというものだった。

そして星矢達はメイン・ブレドウィナを壊すために、なんと人間大砲という手を思いつき実行する。
即ち星矢を氷河と紫龍で弾丸のように飛ばすという、大マジだが笑いをとるような手だてであった。
一輝に羽交い締めにされつつも人間大砲を阻止しようとしたポセイドンだが、奇跡とやらに負けメイン・ブレドウィナを壊される。

アテナがとうとう解放された。ポセイドンはアテナを三又の鉾で貫こうとするが、それをかばったのはカノンであった。
カノンは岬に幽閉されていた際に、赤子のアテナに命を救われてきた、という事実を認め償いを果たしたのである。
アテナは壺を掲げ、ジュリアンからポセイドンは引きはがし封印した。
崩れ落ちる海底神殿からジュリアンを助け出したのは、忠実な部下の人魚・テティスだった。

数日後、地上の雨や水害は全て止み、ジュリアンは記憶をなくしていた。
ジュリアンはソロ家の財産を投げ打ち、難民救済すべく旅に出る。ソレントは音楽生としてジュリアンに供することにした。
波打ち際に佇む二人は、打ち上げられていた美しい魚を見つける。ジュリアンは涙を流し、その魚を海に還した。

                                      <海皇ポセイドン編・完>

冥王ハーデス十二宮編
172 :冥王ハーデス十二宮編 1/4 :04/01/09 17:31 ID:???
ポセイドン編後、中国の老師は243年前の聖戦でアテナが封印した邪悪が蘇ってくるという気配を感じ取る。
冥王ハーデスと108の冥闘士(スペクター)は地上を支配する戦いを始めるだろう。新たなる聖戦の始まり〜。

その頃ギリシア・サンクチュアリでは数ある聖闘士の墓が荒らされていた。
しかしそれは外からではなく、墓の内からこじ開けられたような痕跡だった。
そしてサンクチュアリには死んだハズの聖闘士が攻めてくる。

第一の白羊宮を守るムウは怪しい影をとがめ聖域への侵入を止めようとするが、その人物に驚愕し挙げ句土下座までさせられる。
どうやら頭が全く上がらない偉い人が来てしまったらしい。
そしてその人物の後に現れたのは、十二宮の戦いで死んだハズのデスマスクにアフロディーテ。
驚くムウに、その人物は命令する。「12時間以内にアテナの首をとってこい」

そんなのムリですごめんなさいと消極的に抵抗するムウに襲いかかるデスとアフロ。
ムウは阻止しようとするが、頭の上がらない人に超能力を押さえ込まれサンドバッグ状態。
それに横槍を入れたのは毎度おなじみ目立たない主人公星矢であった。
ところがデスと戦おうとする星矢にムウは、アテナがオマエラ来たら殺せっていってるよ てなことを言い放ち、
必殺技スターライトエクスティンクションでどこかにとばしてしまった。ここから長く主人公不在の「聖闘士星矢」が始まる…。

開き直ってデスとアフロに引導を渡したムウだが、その前に新たな人物が続々登場。
なんとそれは、同じく十二宮の戦いで死亡したサガ、カミュ、シュラであった。
3人組はどうやら血の涙を流しているらしいが、攻撃自体は容赦ない。
偉い人はアテナの首をはよとりにいけと三人を先に進ませ、ムウにとどめをさそうとするがそこに老師登場。
老師は243年ぶりに再会だといい、その人物の名を呼ぶ。
それはサガに殺された前教皇で、元牡羊座の聖闘士、ムウの師でもあるアリエスのシオンであった。
ハーデスによって新たな肉体を得たシオンは老師と対峙することに。

173 :冥王ハーデス十二宮編 2/4 :04/01/09 17:41 ID:???
タウラスのアルデバランは弁慶さながらの仁王立ちで死亡(涙。

双児宮に入ったサガ・カミュ・シュラはサガの弟ジェミニのカノンと戦う。
改心したカノンはアテナに頼んでセイントとして働くよう認められたらしい。
しかし遠隔攻撃を受けて兄にやられてしまう。
しかも周囲に信用されていないため、スコーピオンのミロによってこの期に及んで拷問技を受ける羽目に。
サド攻撃に耐えたカノンは見事セイントとして認めて貰えたようだ。

無人の宮である巨蟹宮に入った三人組は幻影で翻弄される。
ようやく悪趣味な宮を抜けたと思いきや、3人がいたのはなんと仏像の手の平の上。
こんなことするから正体バレバレなのだが、三人を翻弄していたのは処女宮にいるバルゴのシャカであった。
シャカは必殺技、天魔降伏で巨蟹宮を攻撃し、その直後三人組は小宇宙を断つ。

3人のコスモが消えたので焦るシオンは、老師・童虎と決着をつけようとする。
老いぼれ爺とピチピチ18歳の肉体差で劣勢の童虎だが、なんとアテナに施された裏技で蝉のごとく脱皮!
18歳の童虎が中から出てくる。ピチピチ同士の戦いで千日戦争勃発。
強大な技のぶつかり合いがあり、二人の小宇宙もまた断たれた。

174 :冥王ハーデス十二宮編 3/4 :04/01/09 17:43 ID:???
パピヨンのミューという、名前も姿も素敵な敵とサイコキネシス対決したムウは勝利を収め、
また獅子宮でアイオリアは筋肉パワーでもって数々の冥闘士を葬るが、残りの冥闘士は宮を突破してしまった。

その冥闘士共を相手する羽目になったのは処女宮のシャカである。
電波な台詞と技で冥闘士を軽くあしらうシャカは、結局サガ・カミュ・シュラと戦うことになる。
さすがに劣勢のシャカは奥義・天舞宝輪を放ち相手の五感を奪ってゆく。てゆーか強すぎ。
なんとしても12時間以内にアテナの元へ行かなければならないらしい3人組は、黄金聖闘士の禁断の技・アテナエクスクラメーションを
三身一体で放ち、シャカはポエムを残しアテナに何か配達して消滅する。それを見て何か覚悟を決めたらしいアテナ。

とうとう黄金聖闘士同士ぶつかり死者が出てしまった…怒りまくるアイオリア、涙を流すムウ、そして場違いの紫龍。
こんなに泣かれると、第二の宮で死んだアルデバランの立場がないのだが。
三人組がしぶとくアテナエクスクラメーションで脅してくるので、もはや禁断の技ということははるか彼方にとばしたらしく
同じくアテナ(略 で対抗しようとするムウ・アイオリア・ミロの3人組+紫龍。
ビッグバンに匹敵するアテナ(略 をぶつけ合った六人だがよく処女宮が壊れるだけですんだもんだ。

サガ達にとどめをさそうとしたミロだが、それを止めたのはアテナ。
すぐに三人を自分の元へと連れてくるよう命ずる。もっと早く止めたれよ。
そしてサガに、13年前に自分を殺そうとした短剣を渡し自分の喉をついた!
アテナ死亡に揺れ動くサンクチュアリ。



175 :冥王ハーデス十二宮編 4/4 :04/01/09 17:46 ID:???
アテナを守れなかったと今頃現れて自責いっぱいの星矢達の前に現れたのは、童虎と戦っていたはずのシオン。
どういう経過で戦闘脱出したのかしらんが
「アテナは死んだ…だが本当の戦いはこれから始まろうとしているのだぞ」と告げる。
そしてハーデス城に乗り込んでハーデスを倒せ、と命ずる。
アテナとシャカが自ら死んだのもそのためだと。

サガ達がアテナの元へ来ようとしたのは、斥候監視下の元必死にアテナの聖衣のことを伝えにきたのだという。
アテナの聖衣はアテナ自身の血で蘇ることと、ハーデスと戦うためには聖衣が必要であるということ。
アテナのために動いていることがわかれば即行で消滅させられてしまう。
そのために味方を倒してでもアテナの元へ急いでいたのだ。
(んなもん一言「アテナの聖衣、血で復活だぞ!」だけ言えば、後はどうなっても良かったと思うが禁句)
しかもアテナは肝心の聖衣を持たずに冥界行っちまった。ダメじゃん。

アテナの血でおニュークロスになった星矢達に、アテナに聖衣を届けろとシオンはいい残し朝日で消滅する。
そしてハーデス城へと乗り込む星矢達。

その頃ハーデス城では、サガ達がハーデス軍最重要人物と思われる女・パンドラにアテナ死亡報告をしていた。
ところが証拠のアテナの遺体は消滅しており、パンドラはアテナがハーデスと直接対決しに行ったことに気づく。
三人の命は朝日に任せて消滅させ、パンドラは冥界ハーデス城へと向かった。
星矢達は3人の遺志を引き継ぐことを誓う。
冥界のハーデス城へ生きたまま行くには第七感のさらに上の第八感エイトセンシズに目覚めなければ、そのまま死者の仲間入り。
エイトセンシズに目覚めることに賭け、皆は冥界へと続く穴に飛び込んだ。

                                      終
この後冥王ハーデス冥界編 へと続きます。
長々と失礼。

冥王ハーデス冥界編
197 :冥王ハーデス冥界編 1/4 :04/01/12 03:26 ID:???
エイトセンシズに目覚め無事に冥界に着いた星矢と瞬は、アテナに聖衣を渡しに奥へと向かう。

冥界第一獄に入った二人。
異様に静けさを求む裁判官ルネの館で、クシャミ放屁とやりたい放題の星矢である。
静かに怒ってるくさいルネは瞬を見て「貴方様は!」と驚愕し「?」の瞬。
殆ど「星矢ァ!」の台詞しか叫んでいないわりに、なにやら冥界編で目立ちまくっている瞬。謎アリのヨカーン。

ルネは瞬の良心をチクチク刺激。瞬は戦闘意欲を放棄してしまい鞭でバラバラにされてしまう。
ところが生首となった瞬がゴルァと一喝し、ルネは「ああ〜あの御方の首をはねてしまったガクブル」と大パニック。
ルネはジェミニのカノンの術にはまり、自分のマスクを瞬の生首と勘違いしていたらしい。滑稽である。
カノンはルネを粉々に倒して、星矢と瞬に喝を入れると先輩らしく先にいかせてくれる。

瞬と星矢は第二獄で伝説の白銀聖闘士オルフェと出会う。
オルフェは神話のごとく死んだ恋人を冥界に連れ帰りに来て罠にはまり、半石化した恋人と冥界で暮らしていた。
冥闘士と対決したオルフェは恋人を諦めて、星矢達と共に進むことを決めハーデス退治に協力してくれる。
天才的な琴の名手であるオルフェは、ハーデスに琴を聴かせに城へ向かうらしい。
花箱に紛れてハーデスのいる城、ジュデッカへついていく星矢、瞬。

チャンス到来!かと思いきや、ジュデッカにはカーテンの向こうのハーデス以下、パンドラ
さらにラダマンティス、ミーノス、アイアコスといった2chのアイドル冥界三巨頭ミノマンコスが控えていた。
これはマズい。
オルフェは眠りの琴を披露し皆を眠らせるが、ラダマンティスは音楽オンチだったらしく寝なかったようだ。
それじゃ同じように起きていた星矢と瞬はどうなのかと。



198 :冥王ハーデス冥界編 2/4 :04/01/12 03:28 ID:???
一気にピンチなオルフェはカーテンを跳ね上げ玉座をあらわにする。明らかになるハーデスの素顔。
瞬「あ、あれは…僕自身だあ!」 驚愕する星矢と瞬。
オルフェはハーデスを弦で縛りあげその身を引き裂くが、その体は幻影のごとく消えてしまう。
驚くオルフェはラダに捕らえられてしまい、自らの身を犠牲に星矢のペガサス流星拳を共にくらい死亡した。
ところがゾンビの如くノーダメージなラダに大ピンチの星矢。もしかしてオルフェ無駄死にゴホゴホ
あわやとどめ、というその時に、瞬がラダに一喝する。
瞬「余は戦い好まんから控えィ」 
ラダ「偽物Uzeeeeee!」 
瞬「言うこときけィラダマンティス」 
ラダ「うおお、この威厳はモノホンじゃヒー」
星矢「し、瞬がハーデスになってるゥ」
なんと、瞬がハーデスになってしまった。なんてこったい。

その頃無事に冥界に来ていた紫龍と氷河は星矢達の後を追っていた。カノン先輩の活躍により一気に第五獄へ快進撃。

カノン達が快進撃している頃、ミノマンコス達はハーデス=瞬だったことに戸惑い井戸端会議していた。
オマエラ3巨頭のくせに、ただの裁判官ルネが知っていたハーデスを初見だったのかと小一時間問いつめたいところだが。
パンドラの命により残りの聖闘士を殲滅しに向かうミノマンコス。快進撃のカノン達を第五獄でお出迎えである。
星矢と瞬はどうしたとの質問に、星矢はコキュートス=神に反逆した者を落とす氷地獄へと落とされ、
瞬はハーデスになったと伝えられ驚愕する3人。カノンは氷河達を先に進ませ、ラダとタイマン勝負する。
ラダに優勢だったが、加勢に現れたミノコスに指ポッキンなどミロに負けないくらいのサド技をくらいまくるカノン。

そこに超攻撃的小宇宙が出現。
ポセイドンによって塵になったハズだが、当たり前のように復活する超人ブラコン兄貴・一輝の登場である。
カノンは一輝に瞬がハーデスになったことを伝え、
一輝はパンドラの名前に幼い頃に瞬を手に入れようと一輝を追いかけてきたパンドラの姿を思い出す。
そして一人「瞬は死ぬ気だ…」と涙を流す。おまい一人で分かってないで、説明しろと。


199 :冥王ハーデス冥界編 3/4 :04/01/12 03:33 ID:???
青銅にあるまじき強さでミノコスを一蹴する一輝だが、ハーデ瞬の命令によりジュデッカにテレポート。
パンドラは一輝に幼い頃の記憶を完全に思い起こさせる。
それは冥王ハーデスの魂に選ばれた瞬の肉体を今はムリでも必ずとりにいく、
それまでこのペンダントは瞬がハーデスに縛られたことを示す証だと言い残すパンドラの姿であった。

瞬からハーデスを引きはがそうとする一輝。
女であるとも容赦せずパンドラをひっぱたき、股間ギリギリに槍をぶっさして黙らせる。
神の宿った瞬の体を平手打ちしまくるが、ハーデスははがれず(当然)冷たく一輝に言い渡す。
ハーデスのしかけた技・グレイテストエクリップス…大いなる日食により、全ての惑星は太陽から一列に並ぶ。
二度と地上には太陽の光は指さず、地上は冥界同様になるのだと。
抵抗する一輝に引導渡してくれる、とハーデ瞬は一輝を葬ろうとするが、なんと瞬の肉体が勝手に首を締め始める。
そして瞬の魂は、ハーデスを抑えている間に自分の肉体ごとハーデスを討て、と願った。
一輝は地上のためにお前の命、貰ったぞー!といい瞬を倒す。瞬は死んだ…

のは星矢の夢オチであった。オイコラ。
これ以上ないチャンスだったが、一輝は弟にトドメはさせなかった。
そして瞬は完全にハーデスに乗っ取られ、一輝はコキュートスへ落とされてしまう。
やれやれとハーデスは休もうとするが、そこに現れたは計画的に戦死してみた黄金聖闘士、バルゴのシャカ。
お命頂戴と攻撃をしかけようとするシャカを止める声が。登場したのは話を聴かない我らがアテナである。

その頃星矢は一輝と共にコキュートスにいた。ムウ、アイオリア、ミロも白目を向いて浸かっている。
星矢はアテナの聖衣を持ってるぜと冥闘士を誘い、氷から脱出してみせるがその後ボコボコに。
もうダメ…の星矢は、近くにアテナがいるぜパワーで小宇宙を燃やし冥闘士を倒した。

そしてアテナの血に触れた瞬の肉体からはハーデスがとうとう離れる。元に戻った瞬に駆け寄る星矢。
アテナを追って二人が辿り着いたのは地獄の最終地点、嘆きの壁。
神にしか通れない壁の向こうには楽園エリシオンがあり、ハーデスの本当の肉体があるらしい。
アテナはまたも一人勝手に突き進んでしまう。お前聖衣くらい受け取っていけと。

200 :冥王ハーデス冥界編 4/4 :04/01/12 03:47 ID:???
嘆きの壁を壊すには、太陽の光と同じエネルギーが必要であるが、地獄のここには太陽光など届かない。
シャカは命を燃やし壁を壊そうとする。ムウ達、地上からの童虎が加わり共に壁を壊しにかかるが5人では玉砕。
そんな困った5人の前に出現したのは、他の黄金聖衣であった。

カノンは双子座の聖衣が共鳴していることを感じ取り、自ら聖衣を脱ぎラダマンティスと自爆する。
全ての黄金聖衣が揃うと、なんと12人の黄金聖闘士が復活!
魂だけとなっても地上の未来を案じ降臨したのである。どうみてもお前悪だっただろという奴も混じっているがご愛敬。
12人全員の力を込め、嘆きの壁は壊れる。だが黄金聖闘士も全員消滅し、そこに残るのは12個の黄金聖衣のみであった。

エリシオンにいたのは、ハーデスの側近、眠りを与える神ヒュプノスと死を与える神タナトス。
サドなタナトスは、星矢を苦しめてやろうと地上の映像を映し出す。
そこには星矢が探し求めてきた姉、星華の姿があった。星華を殺そうとするタナトスに対抗する地上の聖闘士達。

神の力に防戦一方の5人の元に届いたのは、最強の黄金聖衣であった。
地上のジュリアン・ソロにポセイドンが一時的に降臨し、力を貸してくれたらしい。
黄金聖衣を纏い強気の5人だが、見開き1Pであっさり壊される。ポセイドン…アナタのやったことって。
しかし小宇宙を燃やしまくる5人の聖衣は、アテナの血によって力が引き出され神衣(ゴッドクロス)へと変化を遂げた。
ヒュプノスはハーデスを目覚めさせれば全てが滅ぶ、とどこかのポセイドン編の男のようなことを言い残し息絶えた。

神・ハーデスの前になすがままの星矢達だが、アテナに聖衣を渡すことに成功。アテナは聖衣を纏い復活する。
だがハーデスの剣からアテナをかばった星矢は心臓を貫かれてしまう。星矢の小宇宙が消えていく…。
おまいは脳天かち割られても無事なのに剣一本でそれかと。
泣き叫ぶアテナをあざ笑うハーデスに、アテナは「愛」で対抗。皆の小宇宙を一身に受け、ハーデスを杖で貫く。
ハーデスは消滅し、戦いは終わった。地上では星華達が帰りを待っている。
星矢は目を閉じたままであるが、皆は光ある世界へと帰っていった
                                   完