サンドマン/ニール・ゲイマン
193 名前:サンドマン1[sage] 投稿日:2007/07/15(日) 18:56:14 ID:???
>>163にあるサンドマン行きます。

ゲイマンのサンドマンはドリームという名の永遠の存在を主人公としたアメコミです。
ドリームは名前の通り夢を司り、サンドマン、モルフェウスなど多くの名前を持ち
その姿は見るものによって異なる、という特徴があります。
作中には他に6人の兄弟姉妹がいて、彼らもドリームと同じく永遠の存在であり、その名前どおりのものを司っています。
以下、本編

イギリスのウィッチクロスに古の神智教団という教団が存在した。
1916年、教団は呪術によりデスを呼び出し、この世から死そのものを封印しようと画策する。
しかし呪術は失敗だった。召喚されたのはデスではなくその弟ドリームだったのだ。
仕方が無く彼らはドリームから「夢の砂袋」「夢のルビー」「兜」を奪い、そのままドリームを封印してしまった。
夢が不在になってしまった為、世界中で不眠、あるいは目が覚めない人々が発生する。

1930年、教団の内部分裂によりドリームの品物が外部に持ち出される。
度々、封印されているドリームに教団の者が不死の秘密を聞き出そうとするが、ドリームは断固として対話を拒否しつづける。
1988年、見張りの隙をついたドリームはついに封印から脱出し、同時に世界中の人々も終わらない夢から解放された。
ドリームは自分を封印した張本人である教団のトップに永遠に続く悪夢を授け、自らの国に帰還する。

自らの力そのものである三品を奪われ、72年もの間封印されていたドリームは息も絶え絶えに夢の国に到着した。
そこで見た光景に彼は言葉を失う。72年の間に夢の国は荒れ果て、住人達は狂い、失踪し、または夢の素材に還っていたのだ。
国の再興には奪われた三品の力が必要と感じたドリームは、まだ正気を保っていた住人ルシエンの助言により一体三者の魔女を呼び出し
三品の行方を尋ねる。その結果「夢の砂袋」はジョン・コンスタンチンが最後に買い取り、「兜」は悪魔に取引され
「ルビー」は正義の軍団ジャスティス・リーグが管理しているという情報を得た。
悪魔と戦う力はまだ無く、超人類であるジャスティス・リーグも一筋縄ではいかないだろうと判断したドリームは
まずは「砂袋」を取り返すべく、ジョン・コンスタンチンの元へ向かう。

194 名前:サンドマン2[sage] 投稿日:2007/07/15(日) 18:58:43 ID:???
「砂袋」を所持していたのはコンスタンチンでは無く、コンスタンチンの元カノのレイチェルだった。
ドリームとコンスタンチンが彼女を発見した時、すでに彼女は「砂袋」に精神を蝕まれ、新陳代謝などを完全に破壊されていた。
もはや命は助からないと見たドリームは、取り戻した「砂袋」の力で彼女に最後の夢を見せ、その場を立ち去る。

次にドリームが向かったのは地獄。
地獄の三君主ルシファー、ベルゼバブ、アザゼルに頼み、地獄の全悪魔を集結させ「兜」を持つ悪魔を探すドリーム。
「兜」の持ち主はベルゼバブ配下の地獄の公爵コロンゾンだった。
ドリームはコロンゾンとの連想ゲームのような決闘に勝利し「兜」を取り戻す。
ドリームは三君主に礼を言い、地獄を立ち去ろうとした。しかし地獄の悪魔達は退く気配もない。
ルシファーはここでドリームを捕えるつもりだったのだ。
ルシファーは、地獄において夢などは無力と言い放ち、地獄の悪魔達がドリームに迫る。
しかし、ドリームも負けじと言い返す「地獄において夢が無力だと?囚人達が天国の夢を見ることが叶わねば、地獄にいかなる力がある?」
これを聞いた悪魔達はドリームに目を合わすことすら出来ず道を譲り、そのままドリームは悠々と地獄を後にした。

195 名前:サンドマン3[sage] 投稿日:2007/07/15(日) 19:00:55 ID:???
最後に向かったのはジャスティス・リーグの基地。基地に保管されているデータによると「ルビー」はジャスティス・リーグに
よって捕えられたジョン・ディー博士が所持しており、現在は別の場所に保管されているという。
ドリームはジャスティス・リーグの戦利品が収められている倉庫に向かい、ついに「ルビー」を手に入れた。
しかし「ルビー」はドリームを拒絶し、反対にドリームから力を奪ってしまう。倒れ伏すドリームを尻目に、脱獄したディー博士が
再び「ルビー」を手中に収めた。以前所持していた時、ディー博士は「ルビー」を自分だけしか操れぬよう細工していたのだ。
ドリームが再び立ち上がり、ディー博士の居場所を突き止めるまでは丸一日かかった。
24時間の間にディー博士は夢を自在に操り、世界は狂気に包まれる。
ドリームとディー博士は夢の中で戦った。ディー博士は「ルビー」こそドリームの命そのものであると思い込み、「ルビー」を破壊してしまう。
その瞬間、「ルビー」に蓄えられていた力が全てドリームに還ってきた。かつての力を取り戻したドリームの前に、ディー博士など敵ではなかった。
勝敗はついたがドリームはディー博士を特に処罰せずに、元いた精神病院に送り届ける。
もっとも深く心に傷を負っていたのは、夢の力そのものである「ルビー」を使っていたディー博士だったのだ。

ドリームは全ての品を取り戻せば満足すると思っていた。しかし現実は逆だった。目的を失ってしまい、何もやる気が出ない。
リストラされたサラリーマンの如く、公園でハトにエサをやるドリーム。
その情けない姿を見かねた彼の姉デスは、ドリームを誘い、自分のてきぱきとした仕事を見せる。
姉の熱心な仕事ぶりに、ドリームは自らの為さねばならぬ義務と、心の慰めを思い出したのだった。

209 名前:サンドマン4[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 11:51:40 ID:???
力を取り戻し夢界に帰ったドリームは、夢界再興に取り掛かった。
その過程で、夢界の衛兵『ブルート』『グロブ』悪夢である『コリント人』そして『水夫の楽園』が逃げ出した事
さらに夢界の災害である『渦』が生まれている事を知る。そして、これらの出来事は密接に関係し合ってると感じていた。

その頃、ミランダとローズという母娘が、イギリスでキンケイドという人物と会っていた。
キンケイドはドリームが教団に囚われていた時の被害者の一人であり、70年の間眠り続けていたのだが
ある時、何者かにレイプされ眠ったまま一人の女の子を出産。
女の子はその後養子に出されたのだが、この女の子こそミランダであるのだという。
突然の出来事にショックを隠せなかったが、家族が見つかったという事で取り合えず喜ぶ二人。
ミランダはキンケイドの面倒を見るという事でイギリスに残る事になり、ローズ一人が行方不明の弟ジュドを探すためアメリカに帰国した。

地上探っていたドリームはローズが『渦』であると知り、彼女の身の回りを調査していた。
そして、ローズより一足早くジュドを見つけ、その夢の中に『ブルート』と『グロブ』が隠れているのを発見。
二人はジュドの夢を隔離し、隔離した夢に偽のサンドマンを作り上げていたのだ。
夢の掟を破られ激怒したドリームは巧妙な罠を突破し、『ブルート』と『グロブ』を捕らえ罰を与え、ジュドの夢から立ち去った。
だが、自分の頭の中を戦場にされたジュドは混乱し、丁度その場にいた『コリント人』に連れ去られてしまう。

その頃、現実世界ではジュドは違う州にいる親戚に引き取られている、という事を知ったローズは
ひょんなことから知り合ったギルバートという紳士と共に、ジュドの元に向かっていた。
親戚の家の近くまでたどり着いた時に、親戚家に電話を入れた所、出たのは親戚ではなく警察だった。
親戚は何者かに殺され、ジュドは再び行方不明になった事を知り、絶望的な気持ちで近くのホテルに宿泊する。

210 名前:サンドマン5[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 11:53:09 ID:???
運が悪い事に、ローズとギルバートが止まったホテルでは、殺人者達の大会が開かれていた。
尋常ではない雰囲気に、ギルバートは何かあったらこれを読めと、ローズに一枚のメモ用紙を渡す。
その後、ローズは大会の参加者の一人に襲われ、渡されたメモを読みドリームを召喚した。
ドリームはローズを逃がし、大会の中心で演説する『コリント人』を発見した。
『コリント人』の殺人は人間達に邪悪な霊感を与え、殺人者達の間では伝説的な存在になっていたのだ。
しかし、悪夢の作り手でもあるドリームはその姿に失望していた。
『コリント人』は全ての人を戦慄させる悪夢として作ったものなのに、これでは異常な人間となんら変わりない。
「外には悪い奴が歩いている、そんなことはお前に言われなくともわかる」と言い、ドリームは『コリント人』を消滅させた。
そして、殺人者達から夢を取り上げ、殺人者達の大会を終わらせた。

ジュドは車の中に押し込められてい所をギルバートに発見された。そのまま病院に担ぎ込こまれた。
その夜、ローズは夢の中でドリームと再開し、夢界の災害である自分は死ななければならない事を告げられる。
そこにギルバートが現われ、ローズの命乞いをした。
しかし、ドリームにもローズを殺す以外に災害を止める方法はなく、ギルバートを『水夫の楽園』に戻てしまった。
ドリームはローズに迫るが、今度はそこへローズの祖母キンケイドが現わた。
キンケイドは自分こそ本来『渦』になるはずだった存在であり、ローズの身代わりになって死ぬという。
ドリームはキンケイドを殺して災害を止め、ローズにはいままで苦しんだ慰めとして、死にかけたジュドの魂を復活させた。
ジュドは順調に回復し、家族と共に幸せに暮らした。

ドリームは『渦』がキンケイドからローズに伝わった事に疑問を抱き、一つの結論に達した。
自分の一族の一人、デザイアが裏から糸を引いていたのだ。
問い詰めたところ、やはりそうだったので、次やったらお前が家族だろうが殺すと釘を刺し、夢界に帰っていった。

211 名前:サンドマン[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 11:59:25 ID:???
実際にはまだ続きがありますが、訳されているのはここまでで終わり。
それと上の長編の間にちょくちょく短編が入ります。

分かりにくくてすまん。