ロマンシング・サガ2/原作:葉月まゆみ 漫画:面堂かずき
50 名前:ロマンシングサガ2 1/4[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 03:21:20 ID:???
魔物が横行し、分裂した人間の小王国による闘争が続く世界。人々は
混乱の世に現れ世界を救うという“七英雄”の伝説が成就することを待ち望んでいた…。
物語は、北方の帝国バレンヌより始まる。皇帝レオンは救世の志の元、武に秀でた第一皇子ヴィクトールと
学問や詩歌を好む第二皇子ジェラールと共に戦い続けていた。
だが、レオン皇帝がジェラール皇子を連れての遠征中、伝説の七英雄が一、“クジンシー”を名乗る怪物が
帝都アバロンを急襲。応戦すべく出たヴィクトール皇子は、クジンシーの魔技“ソウルスティール”の前に落命する。
クジンシーを外敵と見たレオン帝は、謎の女魔道士オアイーブの指導の下、クジンシーとの戦いに挑んだ。
配下の魔物を蹴散らし、クジンシーとの決戦で、またもクジンシーはソウルスティールを放ちレオンを倒す。
だがその時、オアイーブの授けた“伝承法”が発動した。術者の技量と信念を後継者に伝えるこの技で
レオン帝は、己が命と引き換えに得たソウルスティールの見切りをジェラール皇子に伝えたのである。
敵の秘儀を見切ったジェラールはクジンシーを倒し、制圧されていたソーモンの町を開放した。
だが、レオン帝に心酔していた傭兵隊長ヘクターは、ジェラールに仕えることを潔しとせずバレンヌを去ってしまう。

レオン帝の死から一年。帝位を継いだジェラールは、七英雄との新たなる戦いに備え
旧帝国領であった南バレンヌを併合し国力を蓄えていた。その彼に、南東の運河を牛耳る要塞の噂が届く。
帝都盗賊ギルドに属するシティシーフ、キャットと知り合ったジェラールは、彼女に要塞調査を依頼した。
運河要塞に忍び込んだキャットは、そこに魔物の軍団を見る。要塞は七英雄ボクオーンの拠点であった。
要塞の地下牢に、バレンヌを出奔したヘクターが囚われていると知ったジェラールは要塞攻略を決行する。
キャットの案内で、隠し通路から要塞内部に潜入したジェラールは要塞を守る敵幹部ヴァイカーと戦い
これを倒した。要塞を爆破した後、ジェラールは救出されたヘクターに、今一度傭兵隊長になるよう乞う。
ヘクターも今回はジェラールの力を認め、帝都に帰還。ジェラールは七英雄と対決する決意を新たにする。

51 名前:ロマンシングサガ2 2/4[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 03:22:50 ID:???
ジェラール帝の即位から24年、帝国は着々と国力を蓄えていた。
大学設立による人材育成、モーベルム武装商船団の支配、そして東方カンバーランド王国の併合。
カンバーランドの乱を煽っていた七英雄ボクオーンをも倒し、日の出の勢いのジェラール帝であったが
その帰り、海上で七英雄が一、スービエの襲撃を受けたジェラール帝は、老いゆえについに敗れる。
次なる皇帝は血統ではなく、伝承法による力の継承で決まる。伝承法が指し示したのは
傭兵隊長ヘクターの息子、少年傭兵オライオンであった。
急に皇帝として祭り上げられとまどうオライオンは、南の運河で橋が壊されたという事件報告を口実に
視察と称して脱走してしまう。カンバーランド王兄で、ホーリーガード(聖騎士)のゲオルグは
オライオンが新皇帝の器か疑問を抱きつつ、他の臣下達と共に彼の護衛として就くことになった。
橋が壊れた原因を追う旅の途中、南のルドン高原で、遊牧民族「サイゴ族」の迷子探しを引き受けたオライオンは
魔物がすむ洞窟を探索中に、七英雄ダンターグと遭遇。これに辛勝する。
だが七英雄が3人も倒されたことで、残る4人は、バレンヌ皇帝に懐疑の視線を向けつつあった。

高原から南の海へ抜けたオライオンは、そこで巨大な一角鯨“海の主”に遭遇。橋を壊したのは彼女だった。
スービエに追われて逃げる途中だったとの説明を受け、一行は七英雄への警戒を強める。
途中立ち寄ったマーメイド村で、オライオンは美しい踊り子の少女タニアと出会った。
タニアに惹かれ酒場に通いつめるオライオンだが、そこを七英雄ロックブーケとノエルが襲う。
存外に紳士的なノエルは、オライオンの力量を測っただけで退くが、この戦いの後で
タニアは海へ去ってしまう。彼女の正体は陸地に焦がれる人魚であった。
失意のまま、北へ帰るオライオンだが、モーベルムの港で停泊中に再びタニアが現れた。
人魚の国がスービエの攻撃を受けたのだ。オライオンに助けを乞うタニアは、彼の手の中で息絶える。
タニア、そしてジェラール帝の仇スービエに挑むオライオン。水中でも息が出来る「人魚薬」によって
海中までスービエを追い、ついにオライオンはスービエを倒す。己の使命を自覚したオライオンは
自らを「バレンヌに雇われた傭兵」と名乗り即位する。傭兵帝オライオンの誕生であった。

52 名前:ロマンシングサガ2 3/4[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 03:23:45 ID:???
オライオン帝の治世40年、ついにその進攻は極東のヤウダ王国に至る。
かの地を支配していた七英雄ワグナスを追うも、彼の“浮遊城”を攻めあぐねたオライオン帝は
熱帯雨林サラマットに逃れ、そこで女戦士クリームヒルトに出会った。
彼女が七英雄ロックブーケと戦っていると知ったオライオンは、老いた己の力を伝承法によって彼女に託し
共にロックブーケを討った。その後まもなくオライオン帝は崩御し、その遺骸は遺言によって海に沈められる。
皇帝の力を継いだクリームヒルトだが、己に皇帝の器はないと考えた彼女は、新たな皇帝探しを始める。
彼女が見出したのは、帝都に住む一兵士。戦いの剣と、平和を歌う竪琴を共に持つ風変わりな男。
彼の名はジェラール。伝承法による継承を重んじ、市井に下っていたジェラール帝の孫であった。
ジェラール二世として即位した彼の前に、かつて倒されたはずのクジンシーが現れる。
ソウルスティールの見切りをも伝承していたジェラール二世はこれを退けるが、その彼の前に
魔道士オアイーブがかつてと変わらぬ姿で現れ、七英雄の不死性と伝承法の限界を語る。
伝承法による皇帝は彼が最後。その力が絶える前に、七英雄の“本体”を発見せねばならない。
ジェラール二世は、新発明の飛行機械で浮遊城を強襲。死闘の末にワグナスを倒す。

七英雄を残りひとりまで追い詰めたジェラール二世は、最後のノエルを追う一方で
東の山奥にある“忘れられた町”を訪ね、そこに住む古代人から七英雄の真実を知る。
古代人には、魂を他の肉体に同化させることで肉体の限界を超える秘術が伝えられていた。
長命ゆえに死を恐れる古代人の中にあって、ワグナスをはじめとした7人の男女は、民を守る力を求め
魔物とさえ同化し、その戦闘力を得る術を編み出す。だが、古代人たちはその力をも恐れ
彼らを異次元に追放した後、自らも別次元へ移住して行った。
七英雄たちが世界各地を制圧していたのは、異次元移動の痕跡を探し出し、古代人に復讐するためだった。
それを知ったオアイーブは、同化の法を弱め、能力だけを伝える伝承法を編み出しレオンに授けたのである。

53 名前:ロマンシングサガ2 4/4[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 03:24:37 ID:???
決戦のときが近付いていた。ジェラール二世は歴代皇帝の霊廟を訪れ
あえて平和の象徴である竪琴を手放してここに置き、必勝を祈願する。
南海の果て、“大氷原”に集結する魔物の軍勢と、バレンヌ帝国軍が激しく激突する中
ジェラール二世率いる精鋭部隊は、大氷原の奥、七英雄の本拠に陣取るノエルと相対する。
剣技の達人ノエルは恐るべき強さだったが、ジェラール二世は宝剣“デイブレード”の力で勝利。
さらに奥へ進むジェラール二世の前に、巨大な肉塊のごとき七英雄の本体が姿を表した。
それぞれが強力な七英雄が、立て続けに攻撃してくるという圧倒的な力の前に、次々倒れていく帝国の精兵。
しかし、彼らの犠牲によって敵の中心を見抜いたジェラール二世は、その核に剣を突き立てる。
七英雄の本体は砕け散り、星のごとく天へと還っていった。
勝利と引き換えに力尽きようとしていたジェラール二世だが、彼らの力を認めて助力に駆けつけた古代人によって
一命を取りとめ、帝都アバロンに凱旋。その後彼は、帝政を廃しバレンヌを共和国とする。
それから間もなく、ジェラール二世はひとりの吟遊詩人を見かける。彼の戦いの陰で密かに援助してくれていた
謎の詩人。その手に、皇帝廟に奉げたはずの竪琴を見たジェラール二世は驚いて詩人を呼び止める。
すると、詩人は彼の祖父ジェラール、そして歴代皇帝の幻へと変じて消え、後には竪琴だけが残された。
ジェラール二世はその竪琴を取り、歌い始める。

──ここに始まるは遥かなる戦いの詩 偉大な帝国と麗しきアバロンの詩 そして代々の皇帝と仲間たちの詩
     この詩を歌い終えられるよう 精霊よ 我に力を与えよ……!



ロマンシング サ・ガ2 原作:森本洋/葉月まゆみ 画:面堂かずき
徳間書店インターナショナルコミックス 全三巻  ファミリーコンピュータマガジン94年〜95年連載

「キャラクター個人に拘泥せず、歴史レベルで物語を追う」という、癖の強いサガシリーズの中でも異色の一本を
コミカライズした作品。その性質上、半ばモブ扱いのキャラも含めて登場人物がやたら多い。
単行本は正方形のB6変形版なので、新古書店等で探すときには見分けやすいw

54 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 12:25:32 ID:???
オアイーブって人の正体は結局明かされんのですか?

55 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 12:53:27 ID:???
>>54
古代人の生き残りで、現行人類に比較的好意的な人物、ということらしいです。
現行人類は、古代人のほとんどが別次元に移住した後に台頭した短命種で
古代人たちのほとんど(七英雄含む)は現行人類を見下しています。