マテリアル・パズル/土塚理弘
75 名前:マテリアル・パズル1巻1/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:50:11 ID:???
ド辺境のド田舎、ミルホット村に山ほどの大きさの巨大毒キノコが寄生。
残り1ヶ月で毒の胞子を撒き散らし、村は壊滅を免れない。
長老に依頼され、少年御風(以下ミカゼ)が
100年を生きるという3人の魔法使いに力を借りる為旅に出る。

魔法使いが住む断崖絶壁の山を登りきるとアクアと名乗る少女が一人。
斧でも割れないゴーラの実を割ればついて行っても良いと言われ
四苦八苦の後、蹴り技が得意なミカゼは見事実を蹴り割る。

山を下りる前にミカゼは逃げたり裏切ったりしない様に
アクアに変なお面をかぶせられる(以後、ミカゼのお面は何度も変わるが素顔は出なくなる)
アクアは不老不死の魔法使いであるが故に賞金首をかけられていたが
ミカゼが守るまでも無く魔法(マテリアル・パズル)『スパイシードロップ』で
賞金稼ぎを全く寄せ付けない強さを見せる。
ところが、足を草で切った際に入ってしまった毒でアクアが倒れ、
村まであと1日のところで死んでしまう…。

76 名前:マテリアル・パズル1巻2/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:52:16 ID:???
一方その頃アクアが住んでいた山に
不死の力を手に入れようと企む『女神の三十指』の阿白(アビャク)とアダラパタが現れる。
3人の不在に憮然としていたアダラパタの持つ魂を感知する携帯電話型の魔法アイテムが急遽反応を示す。
  「存在変換が行われている!! 見つけたぞ!! 西だ!!」

再び場面は戻り突如アクアの身体がパズルのピース状に分解、再び人の形に変わっていく(これが存在変換)
アクアと入れ替わって現れた少年ティトォと共にミカゼは村に辿り着く。
が、そこで見たのは巨大キノコを食べまくる村人たち(毒は無いらしい)
そしてミルホット村は巨大キノコ見たさに観光客が訪れる陽気なきのこ村になっていた。
――マテリアル・パズル きのこ編・完――

する事も無くなったティトォは村の少年たちにのんびりとある話を物語る。
  「ある国にある3人の人間がいました。その3人は傷つき今にも死にそうでした。
  でも3人はまだ死ぬわけにはいきません。
  彼らは死んでも償えない程の罪を犯した罪人だったのです。
  でももう彼らにはこの大地に存在できる力が残っていません。
  3人合わせてやっと一人分しか―――
  そこで3人は ひとつの身体に 自分たち3つの魂を入れました。
  しかし今度は逆に死ぬ事ができなくなりました。まるで呪いのように―。
  解けない魔法にかかった3人は今もその消えない罪を胸に静かに暮らしています」

  『残念ながらもう安息の日々が訪れる事は無い』

――忍び寄る女神の三十指の気配。

<1巻終>

77 名前:マテリアル・パズル2巻[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:54:17 ID:???
断崖絶壁を登れないティトォの為に(と同時にキツネのお面を取ってもらう為に)
ミカゼは共に行く為村の入り口でティトォが来るのを待っていた。
そこにアビャクが現れ「ティトォ、アクア、プリセラの3人(以下TAP)を捜している」と告げる。

ミカゼはTAPに対し明らかに敵意を持つアビャクと戦闘開始。
しかし水の力を操る『ブルーリングス』の前に倒れる。そこにティトォ登場。
自らの持つ回復・強化の魔法『ホワイトホワイトフレア』(以下WWF)をミカゼにかける。
不死身の身体を持つティトォだが魔法の攻撃の前には不死の魔法の鎖も切れてしまう。
ミカゼと共にアビャクを追い詰めるものの、力と視界を奪う霧の結界を張られ絶体絶命のピンチ。

水の刃でミカゼの首が切られる直前にティトォのもう一つの能力「仙里算総眼図」が完成。
これまでの言動の断片から完璧に相手の行動を先読み出来るその能力と
WWFをかけ操作出来る状態にあったミカゼの蹴りでアビャクを撃破する。

その数日後ティトォは村を離れ世界の中心、魔法王国メモリアへ行くため港にいた。

一方魔法のアイテムをティトォに奪われ魔法が使えなくなったアビャクは
アダラパタの魂を操る『極楽連鞭』で魂を引き裂かれ死亡。
アダラパタはその遺体を海に捨てた後、三十指の更に上に位置する「三大神器」の一人ブライクブロイドと通信、
ティトォが向かうアルカナ大陸の三十指の指揮権を得る。

船はアルカナ大陸へ出港、ミカゼは「置いていかれた…!」と唸る。

<2巻終>

78 名前:マテリアル・パズル3巻1/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:55:40 ID:???
一時は村に帰ろうかと悩むミカゼだったが
「強くなりたい!!」と心に決め、海に飛び込む…ものの岩礁に頭を強打、気絶したまま漂流…。

その頃港に着いたティトォは評判の行列の出来るパン屋さんへ寄る。
そこの店長の少女・リュシカもまた女神の三十指の一人だった――
が、彼女は仕事に忙しく「すっかり忘れてましたー」
足止めを頼んでいたアダラパタは役立たずだと幻滅し、
極楽連鞭で処分しようとした所にティトォがパン代の差額を払うために戻ってくる。

アダラパタはリュシカの魂を操作、
操り人形状態のリュシカはあらゆるものに羽を与えて操作する『エンゼルフェザー』を駆使し襲い掛かる。
操られているだけのリュシカにティトォは戦うのをためらうが、
攻撃を避けた際看板の角に頭を強打、その衝撃で中身だけアクアと存在変換する。
不完全な状態にも関わらずアクアの『スパイシードロップ』はリュシカを一撃で吹き飛ばす。
(ついでにリュシカの店も全壊させてしまう)


79 名前:マテリアル・パズル3巻2/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:57:10 ID:???
1000年前、大地の底から現れ、世界を滅ぼした大魔王デュデュマ。
その大魔王を倒し30人の魔法使いを従えた女神の伝説。

100年前の惨劇。それに関わり罰としてこの世で最も大切なもの―存在を司る力―を
永遠に守るため死を許されなくなったTAP。
同じく惨劇を生き延び、現代に女神として現れたグリ・ムリ・ア。
TAPの使命は女神グリ・ムリ・アを倒す事――。

ティトォはリュシカの保護も兼ねて共にメモリアへ発つ事に。
最初リュシカはTAPは女神の敵とアダラパタに吹き込まれていた為渋るが
極楽連鞭で操られていた恐怖を思い出し、
またメモリアがパン職人憧れの地であるため喜んで了承する。

その頃海を漂っていたミカゼは珍奇愛好家の冒険家・ネクバーパに拾われる。
五大石という宝捜しに付き合わされたりお面を改造されたり尻尾をつけられたり散々な目に。
船を降り再び泳いでティトォを追いかける。

ネクバーパが入手した五大石は人から人の手を渡り三十指の月丸・太陽丸姉弟の元へ。
三十指の使命は資金集め、五大石の収集、伝説の最強剣『命七乱月(いのちななつみだれづき)』の発見。
  「そしてあの3人の身体に秘められた力を奪う事 手段は選ぶな…!」

一方アルカナ大陸の三十指の一人にして盗賊団のクライムがある富豪の家を襲撃(被害額はガラス代と約10円)
魔法使いの犯罪は魔法使いの管轄――アルカナ特別捜査隊のジール・ボーイに連絡が飛ぶ。
そのジール・ボーイは職場には居らず岩場の修行場にいた。そこにはアダラパタの姿も。
三十指のトップクラス「五本の指」の一人であるジール・ボーイが動けば片がつく。
しかしジール・ボーイは修行の邪魔だと拒否、その咆哮は雲を全部吹き飛ばす程であった。

<3巻終>

80 名前:マテリアル・パズル4巻[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:58:16 ID:???
ティトォとリュシカは同じ三十指に命を狙われていると言うクライムに会いに行く。
話を聞く耳持たないクライムと戦闘、『マスターキィ』を胸を差し込まれるものの
得意の頭脳戦で双方に傷をつけることなく勝利。
クライムは三十指の力を悪用し、教団を立て人々から金を巻き上げているガシャロと戦う計画中だった。
その頃アダラパタもガシャロと接触、TAP殺害を命令する。

2人を連れ、教団近くの砂地で作戦を練ろうとしていた所にガシャロ急襲。
引力・斥力を操る『叫星魔渦』に不意打ちを喰らいティトォは吹き飛ばされ、
WWFを使う間もなく止めを刺されかけたところにミカゼが現れる。
  「ミカゼ どうして…僕らについてきた?」
  「………強く…」
  「強くなりたい?」
  「いや! 強く生きたい!!」
再びWWFの光に包まれて戦うティトォたちだが足場の悪さと叫星魔渦の強さにてこずる。

そして度重なる戦闘で蓄積されたダメージが限界に達し遂にティトォ吐血。
WWFの効果が切れ更に劣勢に追いやられる。
ティトォはアクアに後を託し、自らの胸にナイフを突き立て存在変換、高笑いと共にアクア登場。
敵味方関係なく爆撃攻撃するアクアにガシャロも近づけない。アクアもまた近距離攻撃が主体。にらみ合う両者。
埒が明かず、アクアはスパイシードロップ遠距離攻撃のブラックブラックジャベリンズを構築。
構築には時間がかかり、ガシャロは巨大な砂嵐を作り逃走を計るが
クライムのマスターキィにより砂嵐に大きな鍵穴を開けられる。
アクアのジャベリンズが炸裂、しかしガシャロには直撃させずその巨大な力は遥か後方へ。
  「あたしが倒すべき奴はあんたじゃない あんたの後ろにいる奴だ グリ・ムリ・ア……!!」

遥か彼方の地でその力を敏感に感じ取った仮面の人物。
そしてその隣には女神グリ・ムリ・アの姿が…。

<4巻終>

81 名前:マテリアル・パズル5巻1/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 16:59:22 ID:???
ジャベリンズの力を前に敗れたガシャロからアクアは魔法器具を奪い破壊する。
そこに教団の信者のポンタックが現れる。盾にとって逃亡を図ろうとするガシャロの眉間に銃口が突きつけられる。
ポンタックはアルカナ特捜隊員でジール・ボーイの命令でガシャロを捜査していたのだった。
ガシャロはポンタック―本名ボラバートンに連行され馬車の中で徐々に目を覚まして行く。
  「やり直したい…やり直したいんだ また人生を…俺は…やり直したい…」
しかしいつの間にか後ろに座っていたアダラパタに魂を捕らわれる。
そしてガシャロがかつて失った財産はグリ・ムリ・アの命令によって失った事を知らされる。
三十指は皆そうやってグリ・ムリ・アによって大切なものを奪われ、
その空っぽになった所をつけ込まれていたのだった。
信奉する女神の事実を知り絶叫するガシャロの魂は引き裂かれて消えていった…。

ガシャロ戦を遠方より監視していた三十指の黒魔(コクマ)とドルチルが動き出す。
ドサクサに紛れてアクアの首元に小さな針を埋め込み、
24時間ロックオンすることによって発動する霊磁砲の準備にかかる。
霊磁砲は壁も人間も水も空気もすり抜け他の魔法にも干渉されない究極のエネルギー波動。
しかし一定の距離を離れるとロックが解除される為2人はこっそりと尾行する。

尾行されてるとも知らずアクア、ミカゼ、リュシカの3人は小さな町に立ち寄る。
(クライムはガシャロ教団の金を搾取されていた人に戻す為離脱)
そこの宿屋の客引きで歌を歌う少女チェリーに対してアクアは
普段下僕以下の扱いを受けているミカゼとリュシカが偽者ではと驚く程の優しさを見せる。
それは100年前の惨劇で失った妹アロアの思い出。
  「あいつも歌が好きだった……」

82 名前:マテリアル・パズル5巻2/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:01:21 ID:???
チェリーと遊んだりTAPと世界の情勢を調査する来徒(ライト)と出会ったり
そうこうしている内に霊磁砲のタイムリミットが近づく。
そこにかつてコクマらと同じ組織(非三十指)にいた男たちが
ミカゼに魔法で狙われている事、それから逃れる為に距離をとれと警告。
3人は慌ててリュシカの魔法で飛んで逃げるが、何故かドルチル(onコクマ)が飛んできて追いつかれてしまう。

ジャベリンズでまとめて倒そうとするがドルチルの魔法『パイナップルフラッシュ』の必殺技
「マジベコみ」(「お前は母ちゃんにそっくりだ!!」と悪口を言いテンションと同時に周辺の温度も下げる荒業)が発動。
一気に体温を奪われ体の自由が利かなくなってしまう。

そして目の前で霊磁砲が完成。鎌を持った霊がアクアの体を引き裂いた…!
…かに見えたが霊はすり抜けただけ。急激な体温変化で中身だけティトォと存在変換していたのだった。
そこでコクマはドルチルに「本当は父ちゃん(美形)のほうに似ているぞ!」と叫び
ドルチルはテンションアップと同時に復活。強烈なジェット噴射で突っ込んだ瞬間、
ジール・ボーイの魔法拳の一つ『飛燕』がドルチルを吹き飛ばした。

<5巻終>

83 名前:マテリアル・パズル6巻1/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:03:41 ID:???
ジール・ボーイは女神に操られるわけではなくその正体を突き止めるために
コクマの魔法アイテムを破壊、この場にいる全員を連行すると宣言。
しかしアダラパタの一方的な通信の勧告により、再びTAPの前に現れる事を言い残して引き下がる。
避けては通れない圧倒的な力との対決を前に焦るティトォ、
そしてプリセラ(まだシルエット)が自分の出番が近いと呟く…。

コクマは自分の魔法アイテムを失った為、石に宿る精霊を操る男サンと接触。
しかしサンはかつてTAPに押し掛け弟子入りしており、
破壊王アクアと出会い「俺を殺す気か!」とコクマ、ドルチルを追い払う。
アクアに協力を頼まれるが相手がジール・ボーイと知ると断り去ってゆく。
引きとめようとするアクアをティトォは黙って制止する。
「俺達がいるから大丈夫!」と言うミカゼをアクアは戦力外だ、いるだけ邪魔だ、あたしだけで戦うと突き放す。

残されたリュシカは女神が人を操る工程を思い返す。
かつて大切な人を失った事…それが女神の仕業だとしたら…。
意を決し、リュシカは決戦の地へ飛び立つ。
ミカゼは町でゴーラの実を斧で割る賭け事を見掛ける。
実を手に取り思い切り拳を叩きつける。それは僅かながらヒビが入っていた。
血が吹き出る拳を握りしめ、ミカゼもまた走り出す。

84 名前:マテリアル・パズル6巻2/2[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:05:00 ID:???
そして遂にジール・ボーイとの決戦の時。
アクアのスパイシードロップもジール・ボーイの高い防御力の前に効果がない。
次々に技を繰り出すもジール・ボーイの魔法『三獅村祭』に撃ち砕かれる。
そこにミカゼ、リュシカが到着。アクアは呆れつつもジャベリンズで決着をつけるため時間稼ぎを要求。
しかしミカゼは魔法拳『士熊』の一撃で気絶、リュシカは羽を吹き飛ばされ戦意喪失。
アクアを守りに現れたサンの精霊も次々と倒されていく。

3人の助力の甲斐有りジャベリンズ完成。降伏勧告するもジール・ボーイは
『飛燕』+『士熊』の合成魔法拳『彗龍一本髪』でジャベリンズを跳ね返す。
最強の技であるジャベリンズを腕一本で跳ね返されアクアは「勝てない…」とへたり込む。
そのアクアにプリセラが語りかける。
  「力に力で対抗するなんてバカのする事だよ 私に換われ」
アクアは換わる事を躊躇うが仲間を助けてほしい…と崖から飛び降り、存在変換。
遂にプリセラが登場。2人をサンに託し再びジール・ボーイの元へ。

そのジール・ボーイは女子供相手に戦っている自分に疑問を抱き、
もうTAPには干渉しない、女神の元には自分で辿り着くと言う。
しかし仲間を傷つけられたプリセラの怒りは収まらない。
  「殴りたいなら好きなだけ殴れ、そしてさっさと俺の前から消えろ」
ジール・ボーイがそう吐き捨てた瞬間、プリセラの拳が顔にめり込む。
そのまま弾き飛ばされ、地面に叩きつけられ、ジール・ボーイは愕然とする。
プリセラに向けて撃った『飛燕』は軽くいなされる。
  「力に力で対抗するなんてバカのする事だよ
  でもね 私はバカだからそれしか能が無いんだよ!」

<6巻終>

85 名前:マテリアル・パズル7巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:06:10 ID:???
プリセラは魔法が使えない。才能が無かったのだ。
その分を埋めるためただひたすら100年間己の体を鍛え上げた末に驚異的な身体能力を手に入れた。
ジール・ボーイの『飛燕』『牛輪』『士熊』はどれもプリセラにダメージを与えられず
逆にプリセラの圧倒的な力に追い詰められていく。

サンはプリセラの事を2人に語る。繊細なのか豪快なのかわからない性格。
月の光の下で悲しげに踊る姿。腹に書かれた「檻」の文字。
ティトォが女神から大地を守るため、故に魔法も人を守る事に特出したものを編み出した。
アクアはアロアを奪った女神と無力な自分を許せない故に、単純に壊すだけの魔法を編み出した。
でもプリセラの闘う目的は少し違う…と(※12巻にて判明)

ジール・ボーイはフルパワーでプリセラに当たるが
3つの合成魔法拳『彗龍一本髪』『八ツ首卍龍』『華龍三ツ眼』…
全てプリセラに通じない。逸らされ避けられ受け止められる。
そして「100年以上生きてる私には一生かかっても追いつけない、
でも才能があれば可能性はあるよ」と戦うだけ無駄だとプリセラに切り捨てられる。

86 名前:マテリアル・パズル7巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:07:25 ID:???
何でも出来て、だから何でも簡単に捨てた兄エル・ボーイ。
楽器に興味を持っていた少年ジール・ボーイ。
兄があっさりその楽器を捨てた時の事を思い出し、ジール・ボーイの中の何かが弾ける。
未完成の完全合成魔法拳『神薙神無(かんなかんな)』を構築する為に
防御を捨て3つの魔法を合成し続ける。その身体は崩れ始めプリセラはその腕を止める。
  「俺は…誰よりも強くならなくてはいけないんだ!!!」
  「私は誰よりも強く生きなければならないんだ!!!」
プリセラはメロディを口ずさむ。
  「どんなだったっけ…だだをこねる子供を落ち着かせる…子守歌のダンス」
そのリズムに合わせてジール・ボーイを完全に撃破する。

プリセラは倒れたジール・ボーイに共に女神の元へ行こう、仲間になろうと持ちかける。
そこに戦闘を(時には巻き込まれながら)静観していたアダラパタが登場。
その横には操られたジール・ボーイの部下メッツの姿が。
アダラパタはメッツを人質にジール・ボーイの右の拳の魂を奪い、更に左をも奪おうとする。
メッツはその間際自らの銃で胸を打ち抜き、ジール・ボーイに詫びて息を引き取る。
激昂したジール・ボーイがアダラパタに襲いかかろうとした瞬間時空に門が開き、
三大神器の一人ブライクブロイドが現れる。
近づくだけで体中の傷口から血が噴き出る力にプリセラも動けない。
ブライクブロイドは一瞥をくれるとアダラパタを連れて門の向こうに消えていった。

87 名前:マテリアル・パズル7巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:08:25 ID:???
ティトォの回想――。100年前、ドーマローラという国で起きた大惨事。
咆哮するシルエットは大魔王デュデュマのそれで町は燃え人が焼けていた。
瀕死のティトォ達の前に差し出された誰かの手が持つのはまるで木の実。
  「生き延びたいと願うなら…委ねるがいい お前達の魂を…」
これこそが大地の生み出す究極の力の結晶体。
この世で最も清い力。この世で最も強い力。
この世で最も素晴らしい事。わたしが あなたが ここに存在するという事…。
それはこの世の法則さえ捻じ曲げる禁断の力。失われた存在さえ蘇らせる力。
――星のたまご――

その頃どこかの城でオバハンが機械の修理をしていた。
そこに仮面の人物(クゥ)がブライクブロイドとアダラパタの帰還を報告する。
この丸々としたオバハンこそがグリ・ムリ・アであった。

謁見の間に揃う三大神器―ブライクブロイド、クゥ、舞響大天。
グリ・ムリ・アお手製のケーキを囲んでの報告会は
三十指全滅、星のたまご奪取失敗という有様であった。
ケーキを食べながらアダラパタは提案する。
  「五本の指残り4人の指揮権を是非ボクに――!!
  奴等のバックのメモリア王国ごと潰します」

<7巻終>

88 名前:マテリアル・パズル8巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:09:03 ID:???
TAPと世界の情勢を調査しているライトのメモ。
TAPとジール・ボーイの戦闘と顛末。
メモリア王国のグリン王子の異変。
五大石を祀る民族が三十指と思われる魔法使いに皆殺しにされたという話。

その五大石を祀るシャラカ族の少年シャルロックはその一族の使命―五大石を守る事―を疎ましく思っていた。
  「こんなもんさえなければ…」
  「誰かかっさらっちまえばいいのに…」
そこに月丸が侵入。彼女の魔法、炎と氷を交互に操る『夜叉水晶』の前に
一族の戦士たちは次々と惨殺されていく。
希少種エンペルドラゴンの乗り手・シャンもまた太陽丸の『修羅万華鏡』の幻影に捕らわれ死亡。
隠れていた子供たちも「これで寂しくなかろう」と斬り殺される。
そこに茫然自失のシャルがフラフラと姿を現す。
強大な魔力を感じ取った姉弟は新たな三十指に使えると連れて行こうとするが、
その前にエンペルドラゴンがシャルを連れ去ってゆく。
2つ目の五大石を手にしたグリ・ムリ・アはアダラパタのメモリア侵攻作戦を許可する。

89 名前:マテリアル・パズル8巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:10:24 ID:???
メモリア王国へ行くための空港に近い町で男たちの壮絶な戦いが繰り広げられていた。
そこに飛び入りで参戦したプリセラはここでもまたその実力を如何無く発揮する(笑)
その頃リュシカのパン屋を再建したクライムの前にティトォが現れる。
一緒にメモリアに行こうと手を差し伸べられ驚くクライム。
しかしそれは氷を纏って姿を変えていた、クライムを粛清に来た月丸だった。
胸を刺された傷をマスターキィで閉じ、逆に月丸の右足を「開いて」反撃。
太陽丸が月丸を止め2人は消えていき、クライムはメモリアに思いを馳せる。
ジール・ボーイもまた一人メモリアへ向かい歩みだす。

パラディア空港に到着、飛行機を見上げすっかりおのぼりさん気分で楽しんでいた
プリセラ、ミカゼ、リュシカの3人の前に突如ブライクブロイドと舞響大天が出現。
舞響大天はプリセラに魔力をぶつけ、強制的にアクアに存在変換させる。
「何の用だい、オバさん?」と苛々するアクアに対し舞響大天は昔語りをする。
逃げた小鳥。大切にしていた小鳥。イタチに食べられた小鳥。
叫ぶだけのアクア。怒るだけのアクア。
本当は自分がいけないのに。
自分が籠を開けっ放しにしたのに。
自分が窓を開けっぱなしにしたのに。

…自分が手を離したのに…

ゆっくりと舞響大天の頭の鐘が浮き顔が露になる。アクアの表情が凍りつく。

  「…………………………アロア」
  「ひ さ し ぶ り だ ね ♪ お 姉 ち ゃ ん♪」


90 名前:マテリアル・パズル8巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/18(火) 17:12:12 ID:???
舞響大天の鐘が鳴り響く。空港の一般人たちは次々に昏倒する。
  「どうしたの?お姉ちゃん お姉ちゃん」
  「…だまれ」
  「ほらお姉ちゃん 忘れちゃったの? アロア アロアよ妹のアロア アロア」
  「出鱈目を言うなァアアアアアア!!!!!」
アクアの放ったスパイシードロップは明後日の方向に飛んでいく。
舞響大天は最初泣き出すが、それは徐々に哄笑に変わる。
神器『ヘルキルデスベル』が作動するのをブライクブロイドが同じ神器『真紅虎龍牙』で牽制する。
そこに神器『マザー』で2人を押さえつけるクゥとグリ・ムリ・アが降臨。
無理矢理の変換で不安定だったアクアはティトォに換わる。
ブライクブロイドはプリセラに、舞響大天はアクアに
そしてクゥはティトォにそれぞれメッセージを残し消えて行く。

完全に傀儡のグリ・ムリ・アの形式上の命令を受け、アダラパタのメモリア攻略に
夜馬(ヨマ)、影鬼(エイキ)、ボブリッツ、ダークアイ・Q、メイプルソン
カイザート、コモレビ、ピィゲル、メルチナ、チョーが召集される。
その頃テンションの上がったドルチルに乗ってコクマもメモリアへ飛ぶ。

飛行機内でTAPは改めて真なる最大の敵を悟る。

  『あの3人と闘うとき――それがぼくらの100年の旅が終わるときだ』

舞台はメモリアへ――

第一章〜大陸の魔法使い達〜 終

<8巻終>

158 名前:マテリアル・パズル9巻1/2[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:03:32 ID:???
メモリアの王子・グリンは2つの魔法が使える。
一つは禁断の魔法、使うと時の呪いに縛られ眠ってしまう。またその間には歳を取らない。
(そのためグリンは本来還暦が近いが大体15歳の時点で停まっている)
30年の眠りから目を覚ましたグリンは城を抜け出し、文明化の進んだ城下町を散策。

しかし、会いに行った友人は過去の無礼を詫びてグリンの前に平伏し、
ほのかな恋心を寄せた上品なお姉さんは下品なオバサンに変貌を遂げ、
30年の年月に一人取り残されたグリンは深く傷つく。
そんな折、グリンは50年ぶりにティトォと再会。
変わらない友情を示すティトォに、グリンは泣き出してしまう。

王子の教育係兼護衛係のハワードがグリンを強引に城へ連れ戻しに現れるが
グリン達が目を離した隙に三十指の一人メイプルソンに襲われる。
メイプルソンの魔法『ディシーヴワールド』は噛んだガムに魔力を込め、別の形の皮を被せるもの。
皮に包まれたハワードは豚の姿に変えられ、メイプルソンは指紋も声紋もハワードにすりかわりグリン達と合流。
しかし僅かな身体のバランスの違いをティトォに見破られ正体を現す。

159 名前:マテリアル・パズル9巻2/2[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:04:43 ID:???
グリン、ミカゼ、リュシカも豚に変えられ(サンもその場にいたが即行で逃走)
メイプルソンはティトォ相手に様々な小細工を弄して仕掛けてくるが
ティトォのWWFを使った妙技に押される。
しかし後一歩のところでグリンが人質に取られ大ピンチ。
そこに教育係兼護衛係の一人シュダンが『穿印(うがちのいん/槌状の武器)』をグリンに授け反撃。
(この時グリンを覆っていた魔法が解ける)
メイプルソンの必殺技『妙獄魔陰包』をも突き破り『天紫点精穿印』が炸裂、メイプルソンを打ち破る。

魔法アイテムを奪われ、グリンやリュシカに顔を落書きされ放心状態のメイプルソンの前に
6人(メルチナ、カイザート、チョー、ダークアイ・Q、コモレビ、ピィゲル)の三十指を従えたアダラパタが現れ、
メイプルソンの引渡しを要求。ティトォは断固拒絶する。
一触即発の雰囲気を察知し、ジール・ボーイ登場。ティトォと固く握手を交わす。
その五本の指ジール・ボーイに対し、イマリ国の勇者カイザートが決闘を申し込む…
が、カイザートがジャンプした瞬間飛んできたドルチルに撥ねられおじゃんに。
アダラパタは近いうちの再会を言い残し撤収。

その頃メモリアから離れた遠い国では、五本の指ヨマが殺戮を繰り広げていた――。

<9巻終>

160 名前:マテリアル・パズル10巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:05:31 ID:???
ハワードに伴われ一行はメモリア王城へ。
しかし現在城の権限を握るジンナが余計なトラブルを好まない為
グリン王子の教育係になる為の面接という表向きで別館へ。
5人の教育係対ティトォ一行で3勝すれば入城を許可される事に。
教育係も魔力を打撃力に変換する魔法武具『ハートオブメモリア』を手に本気の構え。

初戦ミカゼ対ハイロゥ。
ハイロゥに散々田舎者とバカにされ、頭に血の上ったミカゼは苦戦する。
しかし首を極められつつもハイロゥを吹き飛ばし、ハイロゥは降参。
興奮状態のミカゼはハイロゥをボコボコにする…。

リュシカ対パンナケトル。
リュシカはこの戦いを期に自分の力を計ろうとする。
弱い自分がTAPについて行っても足手まといになる、
だから負けたら大人しくメモリアに残ってパンを焼こう、と。
弱気になりつつもミカゼの激励を受け、二人で特訓した必殺技の構築に入るが
発動する直前にパンナケトルの『ハートオブメモリア』を喉元に突きつけられ敗退。
しかしこの技は途中で停める事が出来ない、クシャミと共に放出された小規模な嵐はパンナケトルを吹き飛ばす。

サン対ハワード。
サンは強大なカイアナイトの精霊を呼び出す。
  「さあお前の目の前にいるでかい口を叩く割には実力の無い役立たずをぶっ飛ばせ!!」
カイアナイトの精は命令通りサンをぶっ飛ばす…。

ジール・ボーイ対ブラウリー。
メモリア軍の武道指南役のブラウリーだが、ジール・ボーイに左腕一本で瞬殺される。合掌。

161 名前:マテリアル・パズル10巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:06:22 ID:???
2勝2敗でティトォ対シュダン。
シュダンはTAPの力になりたいと戦う仲間達に合格点を出す。
そして自らティトォの力を確かめる為『ハートオブメモリア』を構えた時、メモリア国王バレットが現れる。
すっかり「メシはまだかい」状態のバレットだったが、
シュダンから『ハートオブメモリア』を受け取るとティトォに峻烈な一撃を与える。
ティトォの左腕は折れ、壁に激しく打ち付けられる…。

気を失ったティトォはバレットの出会いからメモリアにいた頃を回想する。
そしてメモリアを離れる日、ティトォはバレットと一つの約束を交わす。
  『もしまた会う事が出来たら思いっきり僕をぶっ飛ばしてくれないかな
   君の一撃を喰らっても平気なくらい強くなってみせるから』
  『わかったぜ約束だ!絶対にぶっ飛ばしてやる!!』

ティトォは左腕を押さえながらも立ち上がる。「立ったよ バレット」
バレットはその頭を抱き寄せる。「おかえり ティトォ」
ここに晴れてTAPの帰還が認められる。

162 名前:マテリアル・パズル10巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:07:35 ID:???
その頃、ある国の城を攻撃中のヨマの前にブライクブロイドがメモリアに向かわせる為に現れる。
メモリア城は100番目の標的、今はまだ97番目を落とす所だから行けないと
城に固執するヨマの眼前でブライクブロイドは『真紅虎龍牙』で城を吹き飛ばしヨマは激怒、
魔法『アデルバ』が発動し、ブライクブロイドは肉体が四散し敗北する。
(血が鎖状に変化、肉体が繋がりまた元に戻るが…)
ヨマは手下のエイキ、ボブリッツと共に再び97番目の城を手に入れる為消えて行く。

グリンは母メルルシアの墓参りへ。魔法を使い、眠っている間に母を失っていた事に一人悔やむ。
ミカゼもまたTAPをメモリアに連れて来た事で、自分の役目はもう終わったのではと悩む。
そんな折、ふとした事でメイドのリィに頼まれ入った物置で奇妙なお面を発見、
そのお面に取り付いていた何者(獣面/シシメ)かがミカゼを襲い、そのお面に憑依される。
ティトォはM・P(マジック・パイル)の研究に入り、サンはメモリア城のどこかにあるという五大石を探索。
リュシカはパンを焼く腕を上げ、ジール・ボーイは失踪中の兄と母を捜索する。

ミカゼの目的の一つ、メモリア王国魔法大会が開催。
魔法大会と言っても実質はただの一芸大会。
第一試合のリュシカ対カイザートではリュシカの極上パンの前にカイザートは大袈裟に吹き飛び敗北。
テレビで観戦していたグリンもげんなり。「メモリア魔法陣を開きたいな」と笑みを浮かべる。
会場で観戦していたコモレビが呟く。
  「楽しいねー …あたし達闘わなくちゃいけないのかな…」
  「できたらこのまま…」

<10巻終>

163 名前:マテリアル・パズル11巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:09:17 ID:???
魔法大会も佳境。
この大会は人材の発掘を兼ねており、参加者の一人剣士カミッツがグリンの目に留まる。
大会の様子を街頭の大型テレビで見ていたライトは
メモリア城下町で頻発している切り裂き魔事件を思い出し、彼もまたカミッツを注視する。

ジール・ボーイの出番になり、失踪中の兄と母に届けと歌を歌うと宣言。
グィタァ(かつて気になっていたギターに似た楽器)を掻き鳴らす…筈が弦を全て切り敗退。
ティトォはダークアイ・Qとの数学問題集の勝負に敗北。
ミカゼは対戦相手の料理人の至高の料理ラーメンの前に敗れ3人はトボトボと帰る…。

翌日ホテルに仲良く滞在中の三十指の前にヨマが現れる。
メモリア城と町への攻撃をエイキとボブリッツに指示するヨマにカイザートは激怒。
しかし魔法を使う間もなくヨマの一撃がその胸を貫く。
ヨマは魔法『アデルバ』を発動し無差別攻撃を開始、混乱に乗じてエイキとボブリッツが城を強襲。
ヨマには同じ五本の指のジール・ボーイが、城の二人にはミカゼとリュシカが応戦、
負傷者が出ているたティトォは変換せずWWFで城の現場に急行する。
グリンもまた戦おうとするが護衛たちに止められしまう。

ヨマの予定外の暴走にアダラパタも困惑。現場へ向かう途中、極楽連鞭で通信を入れる。
  「もしもし、切り裂き魔さんですか?」

164 名前:マテリアル・パズル11巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:10:26 ID:???
街での戦いは利き腕が使えないながらもジール・ボーイが僅かに押し気味。
しかしヨマの魔法の効果で与えた傷が次々と塞がっていく。

城の戦いではティトォも参戦、またミカゼのお面に取り憑いたシシメの助言で優位に立つ。
しかしまたティトォの体調に不穏な兆しが…。
現在の城での権限を持つジンナがTAPが来た所為で三十指が城を襲撃した、
何故あんな連中を国に招きいれたのかと詰め寄る。
そんなジンナにバレットはTAPとの出会いを語る。

ティトォからドーマローラの出来事を聞いたバレットは共に戦うことを決意、
自らも強力な魔法使いである彼はグリ・ムリ・アとの戦いに備えTAPに魔法を仕込む。
才能のありすぐにスパイシードロップを取得したアクアに対し、
全く才能の無かったプリセラ、そして「炎の攻撃魔法」の構築に苦戦するティトォ。

そんなある日、バレットの妻メルルシアの出産が近づくが非常に難産となり、
遂にはメルルシアの心臓が停止、母子共に危険な状態に―。
プリセラの「せめて子供だけでも助けてあげたい」の想いにティトォの魔法WWFが完成、
メルルシアは蘇生、グリンも無事に誕生するのだった。
バレットにとってティトォは恩人であり、TAPもまたこのメモリアが唯一の帰るべき家なのだ。

165 名前:マテリアル・パズル11巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:11:31 ID:???
ティトォの体調は益々悪化、WWFも弱くなっていく。
エイキの『妖老裸骨蛇』、ボブリッツの『ウィンクルディレクター』に押されていく。
ウィンクルディレクターの直撃を浴びリュシカが倒れ、
グリンは父親、大切な友人、城の人間達を守るために護衛たちを振り切り穿印を手に取る。
その頃城の中枢部・魔法を封じ込める結界装置の配線が何者かに切断されていた。
  「まったくアダラパタ ボクの正体がバレたらどうするのさ」
それは切り裂き魔(腕しか見えない)の仕業であった…。

眠っていた間に更に魔力を蓄えていたグリンは2人を圧倒。
しかしエイキが折りボブリッツが弾丸へと変えた尖塔からティトォを庇い負傷、
更にWWFをかける前にミカゼとのコンビネーションで『天紫点精穿印』をボブリッツに叩きつける。
ティトォが駆け寄るとグリンは怯えて震えていた。

ティトォがメモリアを旅立ってしばらくしたグリンの誕生日、
グリンは城の祝賀会を蹴って街の友達の誕生会へ行っていた。
しかし友達が皆で作ってくれた工作物のプレゼントを誤って落として壊してしまう。
友達は怒り、呆れ、グリンの元を去ってしまう。
小さい頃よりバレットに「何よりも友達を大切にしろ」と言われていたグリンは
友達を失いたくない一心で禁断五大魔の一つ『ゴッドマシン』を無意識に発動。
グリンはプレゼントを受け取る直前に時間を戻し安堵するが時の呪いに縛られ眠ってしまう。
目を覚ました時には4年の月日に取り残されもう友達はいなかった――。

それを幾度か繰り返し、グリンは大切な人を失う事を極度に怯えていた。
普段の明るさも強さもその怯えを振り払う為のもの…。
ティトォは震えるグリンの頭を抱きとめる。
  「そんなに震えないでくれ……」

<11巻終>


166 名前:マテリアル・パズル12巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:12:39 ID:???
グリンが戦意喪失している隙を突いて『妖老裸骨蛇』+『ウィンクルディレクター』の
合体攻撃がティトォたちに放たれる。が、それをミカゼが右腕一本で受け止める(※後述)
エイキ、ボブリッツは撤退を決意、グリンは穿印を構えて阻止しようとするが
穿印の尖端を何者(※切り裂き魔)かに切り落とされてしまう。
2人は撤退、代わりに迫り来るヨマの気配を察知しティトォは毒のカプセルをあおってプリセラに存在変換。
遠くからでもはっきりと判るプリセラの強さに
ミカゼは何故ティトォやアクアがプリセラに変換するのを躊躇うのか疑問を抱く。
その疑問にバレットは「妊娠してるからしょうがない」とさらりと返答。

プリセラは100年前、恋人マギの子を宿したまま不老不死の姿に。
同時に100年前から自分も子供も時間が停止してしまっていた。
彼女はメモリア城に伝わる魔法の筆で「檻」の文字―19画のそれは本来魔獣を縛る多重結界―を施してもらい、
胎児を守る代償に力を大幅に削がれる結果に。
プリセラの願いはただ一つ、不死の呪いを解いて元の姿に戻り、100年間胎内に眠っている子供を産む事…。

その頃、五大石を探していたサンは城内で不審なカミッツの姿を目撃する。

167 名前:マテリアル・パズル12巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:14:07 ID:???
どれほどダメージを与えてもヨマの魔法の力で回復してしまう。
しかしヨマもまたこのままではプリセラには勝てないと察し『光刺態』に変身。
光を吸収し光そのものの姿と化したヨマには物理攻撃は全く効かない。
プリセラは光の直接当たらない所ならダメージを与えられるとミカゼ、リュシカの手助けを得て
ヨマを岩陰に押し込めることに成功、しかしヨマが放っていた光の円盤がレフ板となり再び光刺態に。
そしてヨマの一撃はプリセラの左肩口を裂き、右腕が刎ね落とされる―!

ヨマは倒れたプリセラにトドメの一撃を放とうとした刹那、
切り落とした右腕が植物の様な形に変化していくのに気付く。
TAPが星のたまごを身体に秘める事で不老不死になったのではなく
星のたまご自体が変化し魂の器になったと推測、その不老不死の力を欲する。
その瞬間、何かが胎動を始める。アダラパタは慌ててブライクブロイドに通信。
  「大魔王デュデュマが復活するぞ!!!」

五大石も揃わず、三大神器は未完成、命七乱月も無い現状では計画の最終段階(※不明)には入れない。
焦るグリ・ムリ・アにクゥは仮面を外しても良いかと尋ねる。
  「外してもよろしいですか…? お母さん…」
  「…私の事を母を呼ぶなと…あれほど言っただろう……!!」
グリ・ムリ・アは発端となったヨマを殺してでも押さえつけろと命令する。

168 名前:マテリアル・パズル12巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:15:30 ID:???
ヨマの持つ星のたまごの一部は援軍に現れたジール・ボーイが取り戻し、
ミカゼとリュシカにプリセラと共に託し、再びヨマと対決。
光を力とするヨマに対し、砂埃を巻き上げることで光を遮断し戦うが苦戦を強いられる。
その時、メルチナの『土人形(メテオン)』、ピィゲルの『シャイニングベイスン』
チョーの『怨身万華鏡』、コモレビの『オーライーター』が次々炸裂、
メテオンの巨大な土の腕と極楽連鞭がヨマを捕らえたかに見えたが光の円盤がメテオンの腕を切り城へ向かい疾走。
その前に存在変換したアクアが立ち塞がり渾身のジャベリンズを放つ―!
ヨマを倒すには至らないものの暴走は止められ、デュデュマの覚醒も鎮まった模様。

翌日。ヨマ、エイキ、ボブリッツを伴いアダラパタが詫びにメモリア城を訪れる。
アダラパタは三十指の勝手な暴走を抑える事は出来ない、真正面から戦えばまた街の一般市民に被害が及ぶ、
そこで魔法使い達が思う存分戦うために『メモリア魔法陣』の開催を要求する。
最初は固辞するバレット・アクアだったが、落とし前としてヨマとアダラパタはボブリッツを殺害。
バレットはメモリア魔法陣の開催を余儀なくされる。
エイキは予期せぬ仲間殺しに愕然とするが、自分の居場所がヨマの元にしかない事を承知しておりそのまま従うのであった。

メモリア魔法陣――それは伝説の禁断五大魔の一つ『命七乱月』の封印を解く儀式であり
1対1対1で闘い、最後まで勝ち抜いた魔法使いにそれが与えられる選抜大会でもある。
正午にメモリア城から少し離れたマージ島を舞台に日付が変わるまでの間
降参するか勝ち残りが一人になるか死ぬまで戦闘が行われる。

メモリア魔法陣発動まであと5ヶ月――。

<12巻終>

169 名前:マテリアル・パズル13巻1/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:16:56 ID:???
ミカゼも魔法陣参加の為に山篭りを始めていた。
彼のお面に取り憑いたシシメと対攻撃魔法奥義『万象の杖』(エイキ戦で見せた技)の習得に挑む。
アクアは城下町のお菓子工場で人の頭ほどある大きさの飴玉
『スーパーキャンディー28号』を手に入れ、妹アロア=舞響大天を倒す事を改めて決意する。

その頃ライトは街を騒がす切り裂き魔について調査していた。
1人目の被害者は1回、2人目は2回、そしてつい先日にも
ヨマ達の騒ぎでかき消されてしまっていたが9回斬りつけられていた9人目の犠牲者が出ていた。
ライトはただの猟奇殺人ではなく魔法使いの関与する事件では無いかと考え、
先日の魔法大会に参加していたカミッツを尾行する。
そのカミッツは一人郊外に出て、尾行者を追及。ライトだけでなくサンもまたカミッツをつけていた。
サンはカミッツが切り裂き魔では無いかと攻撃を仕掛ける。

カミッツも応戦しつつ自分が世界最高峰の剣士『剣仙十二客』の一人であること、
十二客のうち十人が何者かに殺害されていた事、そして最後の一人がグリン王子の護衛シュダンだと激白。
ライトとサンはシュダンが剣仙殺し=切り裂き魔なのかと衝撃を受けるがカミッツは否定。
剣仙が殺された頃にはシュダンはメモリアに在籍しており、
犯人はシュダンを追ってメモリアに現れ、そして切り裂き魔として人を襲っていると考察する。
ここでライトは以前のエイキ、ボブリッツ戦で穿印が何者かに切断された事、
更にその以前に魔法結界装置の鋼鉄線が何者かに切られて使用不能になっていた事を思い出す。
  「まさか切り裂き魔はシュダンさんと同じ城の関係者――!?」
バレットと親交のあるライトと共にカミッツはシュダンと面会するが
長らく城仕えしていた為に剣仙の情報は入っておらず犯人の検討もつかない。
カミッツは9番目の被害者となった女性の小さな妹の為に剣を振るうと誓う。

170 名前:マテリアル・パズル13巻2/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:17:49 ID:???
メモリア魔法陣発動まで残り3ヶ月、月丸・太陽丸姉弟がメモリアに到着する。
太陽丸はアダラパタに魔法陣参加を希望するがヨマの勝利で決まりだと断言。
しかしそのヨマは光の当たらない夜では三十指最弱と化し、メモリアのどこかで一人ガタガタと震えていた。
その頃アクアはM・Pの試運転を開始。
  「想いをひとつにすれば…魂はひとつに―――」
そしてティトォの頭脳と回復の力、アクアの魔力、
プリセラのパワーと身体能力を併せ持つM・Pティトォの姿に。  
その三大神器に匹敵する魔力を感知したアダラパタは太陽丸に魔法陣参加を依頼、
太陽丸は不敵な笑みを浮かべる。

クリスタベース国の魔法使いリゼル、ウォーブール国の威塗(イド)
ゴビ国のヒルドゥマーロと各国から次々と参加者がメモリアに集結する。
グリンは護衛三人をまとめて倒すだけの腕を上げ参加を許される。
(ちなみにバレットも参加したがっていたが流石に止められる)
ジール・ボーイは左腕一本での合成魔法拳を作り出す修行をし、リュシカはパンを極め、
カミッツも出場者の中にいるかもしれない切り裂き魔と戦う為シュダンから魔法の剣を預かる。
そして出場者の中にはあのシャルロックの姿が…。

171 名前:マテリアル・パズル13巻3/3[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:18:58 ID:???
影鬼   ───┐              ┌─── カミッツ 
ヒルドゥ. ───┼──┐      ┌──┼─── 太陽丸 
御風   ───┘   │      │   └─── リゼル 
               │      │
ジル   ───┐   │      │   ┌─── ドルチル  
メルチナ───┼──┼─剣─┼──┼─── チョー 
シャル. ───┘   │      │   └─── 夜馬  
               │      │
アクア  ───┐   │      │   ┌─── ピィゲル
リュシカ ───┼──┘      └──┼─── コモレビ
威塗   ───┘              └─── グリン 

(※MP本スレより拝借)

遂にメモリア魔法陣が発動。第一段階第一戦・ミカゼ対エイキ対ヒルドゥマーロ。
暢気に紅茶を楽しむヒルドゥマーロにエイキが奇襲。
所詮尻尾が生えているだけのヒルドゥマーロは魔法使いエイキの相手では無い。
為す術も無く殺されようとした瞬間、ミカゼがヒルドゥマーロを助けに乱入。
メモリア城での因縁の戦いが始まろうとしていた。

<13巻終>

172 名前:マテリアル・パズル未刊行分[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:20:12 ID:???
(ここから先は単行本未刊行分につき重要な部分は少々ぼかします)

第一戦はミカゼとエイキの足技を得意とする2人の対決。
ミカゼの会得した『万象の杖』は敵の攻撃を右手で受け止め、
体内に作った魔力の滝を通し左足から放出し地面に逃がす技。
一度は決まるもののエイキの『妖老裸骨蛇』の数多くの技に苦戦、
更に『万象の杖』を使うための右腕を痛めてしまう。

第二戦メルチナ対ジール・ボーイ対シャルロック。
巨大土人形メテオンを操りながら、ジール・ボーイの動揺を誘う為に
失踪した兄と母がグリ・ムリ・アの城にいる事、
そしてその兄エル・ボーイが三十指の一人として待ち構えている事を告げる。
一方試合前に一族の仇の姉弟と邂逅したシャルロックは太陽丸に
「仇を討ちたくば勝ち上がって来い」と焚き付けられ、二人の戦いの隙を突こうと虎視眈々と機会を狙う。

その頃切り裂き魔コルクマリー(性別、年齢共に不詳)が白昼堂々、オープンカフェにて十人目の女性を切り刻む。
多くの人間が周りにいながら誰も犯人を覚えていない。その完全に気配を消した上での大胆な犯行にサン達の間に戦慄が走る。
次々と浮上する容疑者。果たして切り裂き魔は誰なのか?

第三戦アクア対リュシカ対イド。
のほほんと昼食を楽しむ女の子二人にイドも闘い辛く、
魔法兵器『魔導膨斧』もアクアのスーパーキャンディー28号の『スパイシードロップ』の前に分が悪い。
そこで取り出した五大石の一つを組み込むと強力なバリアーが発生、ジャベリンズの力も無効化してしまう。
しかしその衝撃で『魔導膨斧』が故障、暴走を始める。
アクアは仕方なくティトォに存在変換。ティトォは一緒に戦えば何とかなると言うリュシカに棄権を促す。
魔法陣が終わったらメモリアに残る事を決めていたリュシカはこの戦いだけでも一緒にいたいと懇願する。

<ガンガン11月号まで>

173 名前:マテリアル・パズル登場人物1/4[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:21:34 ID:???
ティトォ『活』:炎の魔力を変換し回復・強化の魔法『ホワイトホワイトフレア』を操る少年。絵画が趣味だが破滅的な腕前。
アクア『壊』:飴玉の魔力を媒介して何でも壊す『スパイシードロップ』の使い手。かなりワガママな性格。
プリセラ『檻』:最強の格闘家の妊婦さん。かなりのフードファイターでもある。

ミカゼ『面』:アクアにお面をつけられた田舎の少年。シシメの修行で対攻撃魔法奥義『万象の杖』を習得。蹴り技が得意。
リュシカ『羽』:風の魔力を羽に変換する『エンゼルフェザー』を使うパン屋さん。かなりの天然娘。
ジール・ボーイ『拳』:元五本の指の一人。通称「鬼人」。強力な合成魔法拳『三獅村祭』の使い手。
サン『石』:かつてTAPに弟子入りしていた精霊使いの伊達男。逃げ足は速い。
グリン『雷』『時』:魔法王国メモリアの王子。TAPの親友。2つの魔法が使えるが片方は使用すると副作用で眠ってしまう。
バレット『?』:メモリア王国国王。序盤はすっかりボケていたがグリンの目覚めとTAPの帰還により復活。
カミッツ『剣』:剣術の最高峰「剣仙十二客」の一人。剣仙殺しの切り裂き魔を追っている。剣を手放すと途端にヘタレに。

アビャク『水』:魔法『ブルーリングス』の使い手。ティトォとミカゼのタッグに敗れ、アダラパタに処刑される。
クライム『鍵』:クライム盗賊団のリーダー(しかし大金を見ると卒倒)あらゆる物の鍵穴を開ける『マスターキィ』を操る。
ガシャロ『渦』:引力と斥力を支配する『叫星魔渦』の使い手。アクアのジャベリンズに敗れた後アダラパタに処刑される。
コクマ『霊』:『霊磁砲』でアクアを追い詰めるもののジール・ボーイに魔法アイテムを破壊される。現在メモリアで潜伏中。
ドルチル『熱』:テンションと共に温度を上下する『パイナップルフラッシュ』の使い手。バカ。


174 名前:マテリアル・パズル登場人物2/4[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:22:13 ID:???
アダラパタ『魂』:魂を操る『極楽連鞭』を持つ冷酷な男。女神も三大神器も彼の支配下にあるのだが目的は不明。
グリ・ムリ・ア『?』:女神として祭り上げられるが本人には何の力も無いただのオバサン。星のたまごを狙っている。
ブライクブロイド『血』:三大神器の一人、『真紅虎龍牙』を操る。
舞響大天『歌』:三大神器の一人、『ヘルキルデスベル』の使い手。アクアの妹アロア(?)
クゥ『仔』:仮面を被った三大神器の一人。『マザー』を使う最強の魔法使い。グリ・ムリ・アの実子。
月丸『氷』:氷から炎を、炎から氷を取り出す『夜叉水晶』の使い手。残虐な性格だが育ての親の舞響大天には懐いている。
太陽丸『映』:幻影を見せる『修羅万華鏡』の使い手。本人曰く「俺は姉様より強い」

ヨマ『光』:五本の指の一人。通称「死神」。魔法『アデルバ』(※正式名称不明)を操る男。光を浴びている間は最強だが夜は最弱。
エイキ『蛇』:ヨマの手下。足を伸縮自在の蛇に変化する『妖老裸骨蛇』の使い手。両手を常に隠しており、指摘されるとキレる。
ボブリッツ『弾』:ヨマの手下。あらゆる物を弾丸に変える『ウィンクルディレクター』の使い手。ヨマとアダラパタに殺される。
カイザート『凄』:イマリ国の勇者。超凄い魔法『超覇導天武刻輪連懺吼』を使う間もなくヨマに殺される。女の敵。
メルチナ『土』:巨大土人形『メテオン』を操る魔法使い。メガネっ娘。
コモレビ『情』:『オーライーター』にて他者の魔力を吸収し大人の姿になる魔法少女。メルチナと仲がいい。
ピィゲル『笑』:イマイチ効果が不明な『シャイニングベイスン』の使い手の美青年。
チョー『鏡』:自らにダメージを与えるとカメラで写した相手にもダメージを与える『怨身万華鏡』の使い手。腰の低い中年。
ダークアイ・Q『嘘』:ダークアイ一族による世界の覇権を狙う謎の生命体。魔法大会優勝後は各話の扉ページにて解説係に。

コルクマリー『斬』:五本の指の一人、性別も年齢も不明の「切り裂き魔」。剣仙十二客を殺害しその剣技を会得する『四閃三獄』の使い手。

175 名前:マテリアル・パズル登場人物3/4[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:23:01 ID:???
ヒルドゥマーロ『尾』:ゴビ国代表の生まれつき尻尾の生えた青年。
イド『斧』:魔法兵器『魔導膨斧』で魔法陣優勝を命じられた花を愛でる受刑者。
リゼル『凍』:クリスタベース代表。見た目は子供だが18歳。妹リーザは怒らせると怖い。
シャルロック『餌』:月丸・太陽丸姉弟に皆殺しにされたシャラカ族の生き残り。魔法『ドラゴンスフィア』の効果は不明。

ナトラレーゼ『盾』:五本の指の一人。現在はグリ・ムリ・アの城で防衛中。
ジャンクーア『食』:五本の指の一人。通称「魔人」。反抗的な態度が祟り現在幽閉中。


176 名前:マテリアル・パズル登場人物4/4[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 23:24:02 ID:???
ライト:TAPや世界の出来事を調査する青年。祖父バンは女神の情報に近付き過ぎ月丸に殺害されている。
ネクバーパ:珍奇なモノをこよなく愛する海の男。ダークアイ・Qに惚れ込むものの一撃で返り討ちに。
ボラバートン:アルカナ特捜隊の隊員。ガシャロ教団を潜入調査していた。
メッツ:アルカナ特捜隊の隊員。ジール・ボーイを救う為アダラパタの支配を振り切り自殺。
カロシー:アルカナ特捜隊の隊員。メッツの死の原因を作ったジール・ボーイとTAPを憎む。

ハワード:グリン王子の教育係兼護衛。切り裂き魔の容疑者の一人。
パンナケトル:グリン王子の教育係兼護衛。切り裂き魔の容疑者の一人。
ハイロゥ:グリン王子の教育係兼護衛。ハゲつつあるグラサンの男。
ブラウリー:グリン王子の教育係兼護衛。グリンの幼馴染。
シュダン:グリン王子の教育係兼護衛。剣仙十二客の一人。
ジンナ:高齢のバレットに代わり城の権限を持つ、持病のヘルニアを抱えている頭のデカイ男。
コミドル:城に仕える医者。一時は切り裂き魔の容疑がかかるがゴビ国のスパイと判明。
マルチーノ:城に仕えるメイドの少女。男性恐怖症。切り裂き魔の容疑者の一人。
リィ:城に仕えるメイドの女性。
モチャ:城に仕える老婆。M・Pの研究に協力している。
シシメ:かつてメモリアの魔法使いによってお面に封印された魔力を持った獣。ミカゼのお面に憑依しメモリアへの復讐に燃える。