皇国の守護者/原作:佐藤大輔 漫画:伊藤悠
87 名前:皇国の守護者(1/2)[sage] 投稿日:2006/08/30(水) 14:48:47 ID:???
神代の昔、人と龍の間に結ばれた<大協約>が世界秩序の根幹を成す「大協約世界」。
最大の大陸ツァルラントに興った侵略王朝は、いくつもの内陸国家や諸部族を併合し、
超大国「帝国」として僅かに残る諸勢力をも睥睨していた。
大陸東端の列島に存在する新興国「皇国」は、帝国の脅威にはならないと見なされ、
24年の間、大規模な戦役もなく平和の中にあった。
だが帝国は戦線布告も無しに皇国の最北端・北嶺に突如来襲し、侵攻を開始。
北嶺の最前線を守る北嶺鎮台3万の軍勢は森原大将の元、帝国を迎え撃つ。
剣牙虎を組み込んだ実験部隊「剣虎兵」第二中隊所属の中尉・新城直衛もその中に居た。
実戦は野党狩りぐらいだった新城にとって、まともな軍隊相手は初めての経験である。

数に勝る皇国軍だったが、帝国が誇る戦姫ユーリアの指揮する部隊に大敗。
新城は撤退中の戦闘で、離脱援護(捨て駒)に当たった盟友・西田少尉を失う。
何とか大隊に合流するも、大敗と帝国軍増援により戦闘継続は不可能と判断した皇国軍は
北嶺からの撤退を決定。最後衛の新城たちは転進支援にあたることに。
偵察任務にて第二中隊隊長の若菜大尉が戦死。新城が代理となる。
撤退の途中、中隊は負傷した「天竜」に遭遇。新城は彼に気に入られるが、
大協約により、天竜は戦況に力を貸すことなく去っていった。

88 名前:皇国の守護者(2/2)[sage] 投稿日:2006/08/30(水) 14:51:49 ID:???
帝国の圧倒的軍勢に対抗するため、新城の属する第十一大隊は夜間伏襲を敢行。
敵に大打撃を与えるが、指揮官・伊藤少佐を含めた多数の被害により大隊はほぼ壊滅状態に。
野戦昇進で大尉となり、新たな大隊指揮官となった新城は
転進支援本部指令・笹島水軍中佐から、更に十日の時間を稼ぐよう要請される。
最悪の状況下、帝国の足止めのため新城は近隣村落を潰す作戦に出る新城。
帝国衣装で村を襲い、村民を避難させ、村を焼いて毒を撒く。
この作戦は現地徴発を主とする帝国軍、特に騎兵の牽制に効果的であった。
河川陣地に終結し、最後の会戦を開始する第十一大隊。
新城の目論み全てが上手くいけば、十分な時間を稼ぎ、あわよくば部隊の生還も可能であった。
だが水嶋に依頼していた南部都市糧秣庫への砲撃が失敗していたことで、
騎兵に川を迂回されるという最悪の事態となる。
数少ない兵士と猫を連れ、半ば自殺者のような心境で迎撃に出る新城。
彼らに帝国騎兵最強の武人・バルクホルン大尉が迫る。

89 名前:皇国の守護者[sage] 投稿日:2006/08/30(水) 14:54:39 ID:???
発売済みの3巻はここまで。
細かく書こうとするとどうしても長くなるので
単行本に載ってるあらすじを編集させてもらいました。
原作だとまだまだ序盤らしいです。