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242 名前:金色のコルダ【登場人物】[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 22:57:26 ID:???
金色のコルダ1〜8巻 呉由姫 原案・ルビーパーティー

注:金色のコルダは階OEIの恋愛ゲーム(多分)を元にコミカライズされたもの。
音楽漫画ではありません。

【主要登場人物】
<コンクール参加者>
日野香穂子 普通科2年。音楽とは無縁で平凡な女子高生。
月森漣   音楽科2年ヴァイオリン専攻。無愛想。音楽一家のサラブレッド。
火原和樹  音楽科3年トランペット専攻。子供のように天真爛漫で気さく。
柚木梓馬  音楽科3年フルート専攻。優等生で学校のアイドル。実は作った性格。
志水桂一  音楽科1年チェロ専攻。マイペースで物静か。いつも眠そう。
冬海笙子  音楽科1年クラリネット専攻。内気で大人しい。

<その他の登場人物>
リリ    星奏学院に住みついている音楽の妖精。
土浦梁太郎 普通科2年。サッカー部員。荒っぽいが根は優しい。ピアノが上手い。
金澤紘人  コンクール担当の音楽教師。ちゃらんぽらん。
王崎信武  大学生で前回コンクールの優勝者。ヴァイオリン専攻。

243 名前:金色のコルダ【序章(1/2)】[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 23:02:08 ID:???
音楽科と普通科を併せ持つ私立星奏学院では、数年に一度コンクールが開かれる。
学内のコンクールだが伝統あるもので、優勝すると将来音楽家として大成すると
言われていることもあり、出たいと思う生徒は少なくない。
昔、参加者同士が結ばれたことから、2人の楽器にちなんで「ヴァイオリンロマンス」
と呼ばれる恋の伝説もある。
選ばれれば普通科からも参加できるが、クラシックとは無縁に過ごす香穂子には、
そんな話も遠い世界の出来事のように聞こえるだけだった。
音楽科と普通科は棟も制服も全く違う。ほとんど接点なんてないのが現状だ。

しかしある時、校内で妖精を目撃したことで香穂子の運命は変わってしまう。
開催が発表された学内コンクール参加者の中に香穂子の名前が入っていたのだ。
妖精・リリは学院に住みつく音楽の妖精で、学院の創設者にかつて助けられ、
その恩返しで学院に音楽の加護を与えるためにいるとのこと。
普段リリは魔法で完全に姿を消しているが、コンクール前はその魔法を弱める。
その状態でリリが見える者は、音楽の才があるという。
そしてそれが学内コンクールの裏の参加資格だった。
しかしリリが見える人間は最近減っており、今学院内で見えるのは香穂子だけ。
そんな状態なので他の参加者には魔法を完全に解いて姿を見せることでルールを
通すが、どうしても魔法を弱めた状態で見える生徒を参加させたかったらしい。

244 名前:金色のコルダ【序章(2/2)】[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 23:08:01 ID:???
楽器のできない香穂子にリリは、音楽の敷居を下げるために作ったという
「誰でも弾ける魔法のヴァイオリン」で出場するよう頼んだ。
試作なので、リリと相性の良い香穂子に使ってほしいと言う。
持ってみると勝手に腕を動かす恐ろしい代物で思わず投げ出し拒否する。
大体、魔法の力でコンクールに出るなんて他の参加者に失礼じゃ?
その質問にたじろぎつつも、リリは「優勝しろと言ってるわけじゃない、出場して
くれるだけでいいから」と泣きつく。弱った香穂子は出るだけならと引き受けた。

その直後には、香穂子は安請け合いしてしまったことを後悔していた。
ヴァイオリンを置き去りにしようとしたのを最近知り合った隣のクラスの土浦に
見られ、香穂子は自分は素人なのだと溢す。
事情は分からないが、選ばれたのには理由があるんだろうと土浦は激励し、
香穂子も少し弾いてみようかという気になった。

最初は気味が悪かったが、音を出そうと考えるだけで綺麗な音が出ることに
感心する香穂子。そこにやってきたのは音楽科でトゲトゲした態度の月森。
君が普通科の参加者なら、さっきの音程度では話にならないから辞退しろと
言われてしまう。月森も参加者に選ばれた一人だ。
人の気も知らないで、とムカムカしながらも言えない香穂子だが、月森の弾いた
「アヴェ・マリア」に感動し、屋上で弾いてみた。香穂子のアヴェ・マリアが
校内に響いた。
リリは、魔法のヴァイオリンは弾き手の解釈や感情に左右されると言う。
今は香穂子の感情がとても乗っていたから上手く弾けたのだろう。
しかし魔法の楽器とはいえ、曲を馴染ませたり解釈を深めるためにも練習は必要だ。

245 名前:金色のコルダ【1セレ準備期間】[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 23:28:40 ID:???
学内コンクールは短期間の間に4回のセレクションを行い、その都度順位付け
をし最終的に総合優勝者が決まるというもの。
第1セレクションの詳細が発表され、後2週間もないと知った香穂子は焦る。
1セレのテーマは「開かれしもの」。テーマに沿った選曲をし、伴奏者も探さなく
てはならない。
そんなとき香穂子はピアノがとても上手いという土浦の秘密を知る。
しかし過去コンクールで嫌な思いをして以来、人前では弾かなくなったらしい。
今ピアノに対して複雑な表情をする土浦。辞めてしまえたらいっそ楽になるかも
しれないが、別の道はないのだろうかと香穂子は思う。
土浦の小学生時代の演奏ビデオは、子供ながら大人顔負けのショパンで
土浦の弾く「別れの曲」の素晴らしさにに香穂子の目からは涙が毀れた。
生き生きとしている過去の土浦を見て、この曲を弾こうと思うのだった。
『問題は曲ではなく、その曲で何を語るかだ』そう言った土浦が思い出された。

伴奏者は申し出てきた音楽科の庄司に決まるが、庄司には何か思惑がある様子。

コンクール前日、軽く練習を切り上げた香穂子は、土浦と偶然会い、景気づけに
曲を弾いてもらう。弾きたそうに見えるのにどうしてそんなに隠すのか分からない。
本当はコンクールのことが気になってるから、自分を気にしてくれているのでは
と言うが、土浦は他人のことを心配してる場合かと怒る。
香穂子は本当にその通りだと思うのだった。

246 名前:金色のコルダ【第1セレクション】[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 23:36:21 ID:???
第1セレクション当日、リリに魔法で衣装と靴を用意してもらった香穂子。
しかし他の参加者の演奏が始まっても庄司が現れず、学校には来ていると
聞いた香穂子は探しに走り庄司を見つける。
伴奏をすっぽかし香穂子を棄権に追い込む、と携帯で話しているところだった。
庄司は香穂子に出てほしくないのだと言う。香穂子はずるい。練習量も少なく
素人面して本気とも思えない。音楽科は皆真剣で何年も毎日練習してるのに。
香穂子は「そう思われても仕方ないけど、こんなやり方でコンクールを台無しに
するのは他の参加者に失礼で間違ってる」と言った。
追いかけてきた月森もそれを支持する。
庄司は月森のことが好きで、きつく言われたことでショックを受け泣き去った。
靴擦れで足が痛い。香穂子はヒールを脱いで1人で舞台に立って弾き始める。
ショパンと言えばピアノ。そんな常識を覆す香穂子の選曲に驚く土浦。
しかし庄司ことで香穂子の心は乱れ、演奏も乱れてしまう。
伴奏者がいないということで教師にも演奏にストップをかけられてしまった。

そんな窮地に伴奏を名乗り出たのは土浦だった。
「別れの曲」は自分の道をあえて閉ざしている土浦を思って選んだもの。
これは終わりの曲なんかじゃなく、始まりの曲。
悲壮感のない颯爽とした演奏に観客から大きな拍手が寄せられた。
演奏を終えた香穂子は舞台袖で皆の前で気が抜けて泣いてしまう。
そんな香穂子に胸キュンする火原。
香穂子騒動でざわつく中、最後の演奏者・月森が登場。
観客を黙らせる圧倒の演奏で第1セレクションは幕を閉じた。

第1セレクション順位 
1位月森 2位柚木 3位志水 4位冬海 5位火原 6位香穂子

リリ曰く、香穂子の演奏は良かったが、伴奏者不在や裸足で出たことが
マナーの問題で点に響いた。火原も同様でマナー面が問題だったらしい。

251 名前:金色のコルダ【合宿編】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 22:34:58 ID:???
1セレが終わり、コンクール参加者達の合宿が始まる。(GWと思われる)

メンバーの中には土浦もいた。リリの意向で土浦が追加参加者として
発表されたのだ。1セレのことも周囲に冷やかされ、土浦は苛々する。
サッカー部の練習にも出られず、香穂子は巻き込んでしまったと思う。
庄司のこともあり、素人ということに甘えずに頑張ろうと思う香穂子。
練習曲でクライスラーを薦められた香穂子は、クライスラーは自分の
曲を過去の作曲家の名を借りて発表していた嘘つきだったと聞く。
でもそれは良い嘘になった。香穂子は自分の魔法のヴァイオリンも、
良い嘘になるだろうかと考える。

合宿先は参加者の1人・冬海の別荘だった。防音の練習室が3つもある
ということで学校側から頼んだのだ。セレブの多さに萎える香穂子だが、
避暑地の整った施設での合宿は充実したものとなった。
火原はますます香穂子を意識するようになり、仲の良さ気な土浦を気に
するが土浦は付き合っていないと言い、安心する火原。

香穂子は素人?という話を聞いた月森は、素人が弾けるものではないと
否定的。だが、香穂子の音楽知識のなさが技量と噛み合ってないのは明らか。
柚木は本当に素人だったらまさに天才だと言い、月森は香穂子を気にする。
参加者の中では飛び抜けて上手い月森だが、彼にはコンプレックスがあった。
母親は伸びやかで優しい演奏をするピアニスト・浜井美沙。それに比べて
月森自身は技術先行。どうすればあんな優しい音楽が奏でられるのか。
暗がりの別荘の庭で伸びやかに演奏する香穂子につられ、月森はその音に
自分のヴァイオリンの音を重ねる。二人の合奏が別荘に流れた。
らしくない音だと柚木に言われ、月森は動揺する。

252 名前:金色のコルダ【2セレ準備期間】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 22:47:39 ID:???
ヴァイオリンが少し楽しくなってきた香穂子だが、合宿後、突然柚木から
ウザイから辞退しろと脅され、優雅で親切だった柚木の変わりように驚く。
柚木にコンクールのアンケート調査に巻き込まれた香穂子は、普通科の生徒の
冷ややかな反応に怒り、次はもっといい演奏をしてみせると公衆の面前で豪語。
ネチネチ嫌がらせする柚木にも、香穂子は今更辞められないと拒み、
負けるもんかと叫ぶのだった。

第2セレクションでは月森の両親がゲストとして呼ばれることが決まる。
そのことからか、月森は神経質になり始める。
香穂子が夕方帰ろうとしていると、月森が来て自分に練習室を使わせてくれと言う。
しかし、月森の熱に気付いた香穂子は放っておけずぐったりした月森と一緒に
そのまま眠ってしまった。
気が付くと夜。月森は香穂子に上着を掛け、帰ってしまっていた。
練習で帰りが遅くなった土浦・火原と帰り道で会った香穂子は、制服を返すために
月森邸を三人で訪れる。コンクールで結果を出そうとする月森と、楽しめればいいと
言う香穂子。対照的な二人。

「コンクールは月森の優勝を前提にした出来レースだ」そんな音楽科生徒の陰口に
むっとした香穂子は、彼らを怒らせてしまう。
志水に助けを求めるも熟睡しており、危ないところを月森に助けられる。
最近の月森の変化を気にする香穂子は両親が来ると緊張するのかと軽口をたたくが
それは図星でその後気まずくなってしまった。

253 名前:金色のコルダ【第2セレクション】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 23:12:03 ID:???
始まる第2セレクション。テーマは「信じるもの」。
演奏順は前回の順位の逆。
2セレから参加の土浦を筆頭に前回最下位の香穂子、5位4位という流れ。
土浦の音楽科にも勝る演奏に、他の参加者を始め、香穂子の伴奏者になった
音楽科の森(当日に突然出てくる)も舌を巻く。
香穂子は、「魔法のヴァイオリンを信じてる」と微妙によく分からない悟りを開き
無心の演奏。火原も好調。順番が最後で、控え室で微調整をしていた月森は
そろそろ戻ろうとしていたところを後ろから殴られ、荷物を入れていた場所に
閉じ込められてしまう。

演奏の済んだ参加者達が探すが見付からない。月森が外に行ったと言う生徒も
いるらしい。しかし控え室に月森のヴァイオリンがあるのを見て、香穂子は月森が
置いていくわけないと思い、そこで月森の声に気付く。
土浦も外に行ったという証言を怪しみ、その生徒に詰め寄った。
月森を監禁したのは以前香穂子とトラブルになった音楽科の生徒たちだった。

香穂子が気付いて、戻ったときにはもうセレクションは終わっていた。
演奏者は時間厳守がルールと月森の両親は言う。
納得いかない香穂子だったが月森はもういいと言った。
香穂子はその後、浜井美沙と共に暗い講堂で1人演奏する月森を見た。
いつもはコンクールに縛られている月森の、いつもと違う自由な演奏。
その圧倒的な実力。彼のプライドの高さ。音楽に対する姿勢。
自分とは全く違う場所で生きてる人なのだと痛感する香穂子だった。

第2セレクション順位
1位土浦 2位香穂子 3位火原 4位柚木 5位志水 6位冬海 失格:月森

254 名前:金色のコルダ【補足】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 23:18:48 ID:???
リリは他の参加者に姿を見せると言っていますが
コンクールが終わりに向かっている現連載中まで一度も香穂子以外に
姿を見せた様子がありません。
参加者は妖精や魔法の存在などないものとして過ごしていると
思ってください。

原案のある作品にも関わらず、漫画の中ではこういった設定の根本に
関わる矛盾?が結構多く見られます。


261 名前:金色のコルダ【3セレ準備期間】[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 15:06:56 ID:???
普通科の1・2位奪取に、音楽科参加者への風当たりが強くなる。
香穂子は実力のない自分が高く評価されることに、罪悪感を感じ始めていた。
土浦も普通科とはいえ、他人には隠していても毎日練習していたとのこと。
リリはヴァイオリンの魔法も永遠ではないからと、魔法をかけ直した。
今後もメンテは必要らしい。魔法に対し複雑な顔をする香穂子。

香穂子は音楽科の生徒に助言を求められ、いくら弾いても弾き足りない彼らの
真剣さに居た堪れなくなり、泣いて逃げてしまう。
OBで前回優勝者の王崎は、普通科からの参加は意味のあることだと言う。
王崎にリクエストして曲を弾いてもらい、慰められた心地のする香穂子。
自分には何もないけど、何か見つけられるだろうか。

王崎の誘いでヴァイオリン教室に子供達に教えに行くことになった香穂子達。
無邪気に弾く子供達を見て、自分も子供の頃からやっていたら・・・と考える。
普通のヴァイオリンを弾いたことがないと気付いた香穂子は、誰もいない教室で
弾いてみるが、ロクに音を出せない始末。分かっていた筈なのに、そのことに
ショックを隠せない。しかもそれを月森に聞かれていた。真相を問う月森。
香穂子は嘘で誤魔化し続け、月森を避けるようになる。
香穂子の様子を心配した土浦は、月森に詰め寄るが月森も良く分からない。
火原は月森に対する香穂子の態度に嫉妬を感じてもやもや。

状況に反して周囲は香穂子に好意的になり、香穂子はプレッシャーに押しつぶされ
てしまう。せめて少しでも上手くならなければと思うも苛立ちは募り、楽譜を叩きつけ、
もう辞めようと思う。
しかしヴァイオリンを返そうとしても、リリは受け取らなかった。
遊びまわるようになった香穂子を友人も心配するが、自分と遊ぶのが嫌なのかと
香穂子は拗ねる。土浦も練習しない香穂子を怒るが、香穂子は土浦には関係ないと
拒絶。香穂子がいたから俺は・・・と言う土浦。私は土浦君とは違う、と叫ぶ香穂子。
金澤に辞退の意向を伝えるが、保留と言われ、火原にも心配される。
香穂子はいっそヴァイオリンを嫌いになれれば、と思う。
いつの間にこんなに好きになってたのか。
香穂子は感極まわってヴァイオリンを抱き、もう一度弾いてもいいかなぁ、と泣いた。

262 名前:金色のコルダ【第3セレクション】[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 15:14:58 ID:???
第3セレクション当日。テーマは「失われしもの」。
何事もなかったかのように香穂子は振舞うも、月森にそっけなくされしょんぼり。
リリの様子がおかしいが、頭にあるのは目の前のセレクションことだけ。
一番手の月森の演奏を聞き、その上手さに焦りを感じた香穂子は控え室で調整。
弓の動きがいつもより鈍いと思っていると、リリがヴァイオリンがもう壊れると言う。
後一曲弾けるか弾けないか。リリを責める香穂子だが、もう辞退する気はない。
柚木が騒ぎに気付き、ビクつく香穂子だが特にまずいことは聞かれてないらしい。
セレクションの度に大騒ぎをしている香穂子。他の参加者も乱されている。
自分も調子が狂うと感じる柚木だが、演奏は荒いと言われつつも好評。
対して火原は全く集中できずボロボロ。

いよいよ香穂子の番。出だしは上手く弾けたがだんだんと魔法の効力が弱まり、
演奏にばらつきが出てくる。どんどん酷くなる演奏。
それでも集中力を切らさずに「なんか好き」というまた微妙な理由で決めた曲を
弾ききった香穂子。火原はそんな香穂子の姿を見て自分を恥じる。
最後までヴァイオリンはもったものの、一本を残して弦は切れてしまっていた。
控え室に戻るとヴァイオリンは金色の弦一本を残して跡形もなく消えてしまった。
魔法のヴァイオリンに感謝する香穂子だった。

第3セレクション順位
1位柚木 2位月森 3位土浦 4位志水 5位冬海 6位火原 7位香穂子

286 名前:金色のコルダ【4セレ準備期間】[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:42:21 ID:???
香穂子に告白しようか悩む火原は、香穂子と月森の関係を気にするが
月森は自分にそういう気持ちはないとバッサリ。
香穂子は、ヴァイオリンがなくなったことでどうしようかと悩む。
思えば値段も習う場所も知らず、今更参加者に聞くわけにもいかない。
ヴァイオリンを弾きたいと強く思うが、店で値札を見て買えないと思う。
結局うだうだ悩むだけの香穂子にリリが普通のヴァイオリンをプレゼントする。

土浦と一緒に帰宅中、崎本という他校の少女が土浦を待っていた。
崎本と土浦の親しげな様子に驚く香穂子。崎本は遊園地に誘ってきた。
断りそびれた香穂子は月森や他の参加者も誘うが、悉く断られる。
柚木にはこれ以上お前には振り回されたくないと言われてしまう。

ご都合なことに結構普通のヴァイオリンも弾けるようになってた香穂子。
とはいえ以前よりは劣る。音がバラバラだと月森に言われ、気まずさを
遊園地ネタで誤魔化しながらも、月森に認めてもらえるよう頑張ると言う。
根詰めた様子の月森に、香穂子は三度遊園地に誘い月森も根負けする。

遊園地で急にノリノリになる香穂子だが、仲良さ気な土浦と崎本が
気になり眉を潜める。二人は中学生のときに付き合っていたらしい。
崎本はまた付き合わないかと言うが、土浦は香穂子を好きだと自覚し断る。
崎本はこそっと香穂子に土浦を頼み、事あるごとに他人から土浦との仲を
冷やかされる香穂子は、そんなんじゃないのにと思う。

287 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:59:46 ID:???
一応連載最新まで。これで投下は終わり。

アニメと一番違う点は漫画の主人公がかなりいい加減なところかな。
あといきなり普通のヴァイオリンも弾けてるところ。(素人が二ヶ月で…ありえん)
ちなみにゲーム続編決定で4セレ後も続くらしいです。