風の輪舞/津雲むつみ
39 名前:風の輪舞/津雲むつみ[sage] 投稿日:2006/02/23(木) 15:00:55 ID:???
<あらすじ>
有沢槙(ありさわ・まき)と野代浩二(のしろ・こうじ)は母親同士が決めた許婚だった。幼い頃から互いを
意識し、純愛を育んできたふたり。しかし、第二次世界大戦で野代家の長男が戦死したために、浩二は
兄嫁の麻美(あさみ)と結婚し、野代家を継ぐことに。一方、槙は、三男の大介(だいすけ)と結ばれる。

十数年後。互いに家庭を持ちながら不倫を続ける槙と浩二。ふたりの秘め事に気づいた大介は、火事を
起こし浩二を殺害しようと画策するが、彼の思惑に反し、槙もまた愛する浩二を追って燃え盛る炎の中に
飛び込み逝ってしまう。大介は、残された子どもたちとともに本家に移り住み、野代家の次期当主となる。

槙と大介の娘夏生(なつお)は、母とよく似た美貌の持ち主だった。そのため、伯母である麻美の憎悪を
一身に受け、耐え難い日々を送る夏生。麻美と浩二の息子英明(ひであき)は、母から夏生を守るうちに
彼女を愛するようになる。しかし、夏生の妊娠発覚を機にふたりの仲は公となり、激怒した大介と麻美に
よって夏生は中絶させられ、ふたりは無理やり引き裂かれてしまう。

数年後。社会に出た夏生は英明と再会するが、心の傷は未だ癒えておらず彼の告白を受け入れることが
できなかった。夏生は同僚の関根志郎(せきね・しろう)と結婚。その二年後、英明も見合い結婚をする。

十数年後。それまで穏やかで幸せな家庭を築いていた夏生と英明だったが、日本から遠く離れたウィーンで
偶然再会し、以後関係を重ねるようになる。幾度の葛藤の末、夏生は英明の求めに応じ、夫と子どもたちを
捨て英明と生きようと決断する。しかし、計画を知った麻美により英明は刺殺、麻美は息のない愛息を腕に
抱きながら部屋に火を放ち、壮絶な最期を遂げる。夏生も英明のあとを追おうと手首を切るが死にきれず、
全てを赦し、愛し続けてくれる夫と家族のために残りの人生を全うしようと心に誓うのだった。<了>

40 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/23(木) 23:43:20 ID:???
智は原作でも半ズボンで小便垂れなんですか?

42 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/02/24(金) 12:31:23 ID:???
>>40
半ズボンは知らんが
お漏らしシーンは原作にもあるらしいよ。
別スレでお漏らしシーンのある漫画はって質問に
この漫画が挙がってたの見たことある

123 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2006/03/16(木) 00:56:19 ID:BN7MvpSS
>>39
風の輪舞についてもう少し教えてください。
原作で英明と悠子の間に子供はできるんですか?
できるとしたら何人いるんでしょうか?
その子と夏生の子は恋に落ちるんでしょうか?
(たくさんでスミマセン)

124 名前:風の輪舞 補足[sage] 投稿日:2006/03/16(木) 23:04:06 ID:???
>>40
野代智(のしろ・とも)…槙と大介の息子で夏生の弟。
本家に引っ越してきた当初、智は火事の悪夢に悩まされていたようでよくオネショをしていました。
また学校では、転校初日に同級生みんなの前でお漏らしをしています(このときの半ズボンは制服?)。
そのことを麻美や美幸(英明の妹)になじられ、折檻を受けるシーンもありました。

>>123
英明・悠子夫妻にはひとり娘の由利亜が、夏生・関根夫妻には一男一女(弘樹・志穂)がそれぞれいます。
由利亜と弘樹は、病を患って入院した大介の見舞いに訪れた際、偶然出会い、仲良くなります。
それまでの由利亜は「母が嫌っているから」という理由で、関根家の人々を敬遠していたようです。
それからまもなく祖父の大介が亡くなり、野代家は、一族会議(遺産相続?)の場を設けますが、
由利亜と弘樹はその堅苦しい話し合いの席をこっそり抜け出し、ふたりきりでどこかへ出かけていきます。

『風の輪舞』、その名の通り、運命は廻り廻るよどこまでも…ということみたいです。

全6巻(文庫版上・中・下巻/愛蔵版上・下巻)※本編以外にも智や美幸を主人公にした短編があります。