仮面ライダー/石ノ森章太郎
504 :仮面ライダー :04/04/19 02:19 ID:???
城北大学の学生、本郷猛はバイクレースの練習走行中事故に遭い、そのドサクサでショッカーにさらわれ
改造人間にされてしまう。選ばれた人間のみが愚鈍な民衆を支配する社会を作ろうとするショッカーに本郷は猛反発。
脳改造を行う前に、実験のために5万ボルトの電流を流されるが全く平気な体に本郷は恐れをなす。
その時発電機が壊れた。逃げ出す本郷。そこで、半年前行方不明になっていた恩師・緑川博士と遭遇する。
緑川はショッカーに連れ去られていたのだった。脱出の機会を伺っており、本郷が連れてこられたことを
知った緑川はこの事故を仕組んだのだった。二人はサイクロン号で脱出する。
脱出路には地雷が仕掛けられていた。爆発してサイクロンごと吹っ飛び、本郷は崖下の海中に没する。
緑川はなんとか崖の上に着地したが、追っ手の蜘蛛男に襲われる。

「殺せ! 本郷君が死んではもう望みは絶たれた!」
「当然だ。裏切り者には死あるのみ!」

その時、一人の男が現れ緑川を救った
「だ、誰だ!?」
「おまえたちショッカーの野望を打ち砕き 人類の平和を守るため…」
「大自然がつかわした正義の戦士 仮面ライダー」
ライダーは博士を連れて姿を消した。


505 :仮面ライダー :04/04/19 02:21 ID:???
城北大学前で友達と別れる緑川ルリ子(緑川博士の娘)の前に本郷の執事、立花藤兵衛がやってきた。
父の居場所がわかったので連れて行くためだった。しかし、その会話はルリ子の持つスケッチブックに
ついた、蜘蛛男の放った盗聴器によって筒抜けであった。

一方、本郷と緑川博士は港の倉庫に潜伏していた。飲み物を飲もうとして、コップを割ってしまい、
その上傷ついた手もみるみる治ってしまう。そんな体になったことに本郷は改めて悲しむのだった。
そこへ先回りしてきた蜘蛛男の糸が博士の首をしめつける。気づいた本郷がその糸をはずそうと、首をまさぐって
いるところを遅れて到着してきたルリ子に見られてしまう。博士は絶命。ルリ子は本郷が博士を殺したと思い込む。

本郷が誤解を解こうとしていると、蜘蛛男が窓を割って侵入、ルリ子をさらう。
「ぼっちゃま、そのお顔の傷は…」
本郷は怒りに打ち震えると、顔や体中に改造手術の傷跡が浮かぶのだった。

本郷は仮面を被り、サイクロンで蜘蛛男を追う。
「風よさけべ 風ようなれ おれのからだの中で うずをまけ 嵐になれ
大自然のエネルギーがこのおれの力だ!」

先回りしたライダーは蜘蛛男とタイマン。ライダージャンプ、ライダーキックからライダーチョップへの
コンビネーションで蜘蛛男を倒し、ルリ子を救出し、藤兵衛に託す。
気がついたルリ子はライダーの走り去る後姿に気づく。
「あの方は…」
「さぁ、存じませぬ…」

386 :仮面ライダー :04/05/01 07:21 ID:???
 蜘蛛男はまだ生きていた。うつぼ男に助けられ、基地で再改造を申し出る。
蜘蛛男がやられた話は瞬く間に基地中に広がった。そして蝙蝠男に蜘蛛男と
一緒にいくように命令が下された。

 本郷家では緑川ルリ子が保護されていた。しかしルリ子は本郷が父を殺したと思い込
んでいるため、ここから一刻も早く逃げ出したいと思っている。そしてルリ子は友人の
ヒロミに来てもらうよう電話を入れる。しかしヒロミは本郷家へ来る途中、蝙蝠男に襲
われて操られる。全くそんなことを知らないルリ子は本郷家へヒロミを上げてしまう。
話を切り出そうとした時、ルリ子にヒロミが襲い掛かる。

一方、本郷は蝙蝠男と一緒にやってきた蜘蛛男の襲撃に遭っていた。蜘蛛の糸に縛られる
本郷。風のエネルギーがないため仮面ライダーに変身できないのだ。本郷にのしかかり、
首を絞める蜘蛛男。そこにヒロミが降ってきた。ヒロミの行動に不審を抱いた立花藤兵衛
が助けに入り、ヒロミを窓から突き落としたのだ。みるみるひからびていくヒロミ。
「くそ、蝙蝠男め! じゃましやがって! はっ、本郷は?」
本郷はすぐさまガレージからサイクロンを引っ張り出し、ライダーに変身した。
しかし距離が短いため完全なエネルギーを得られず100%のパワーが出せない。
直線的に蜘蛛男を何度もはねとばすが致命傷に至らない。しかし、観念した蜘蛛男は
毒を含んで自殺した。
 次の瞬間ライダーは宙を舞っていた。蝙蝠男がライダーを宙吊りにしたのだ。
「ギギギ! 死ね!」
超高高度から落とされるライダー。しかしこれはライダーに取って渡りに舟。落下により
ベルトの風車からエネルギーを吸収し、反撃のライダーキック! 蝙蝠男はひとまず退散する。

387 :仮面ライダー :04/05/01 07:21 ID:???
ヒロミの死体は灰のように崩れていた。本郷がサンプルを分析した結果、新種の知能を
持ったウイルスであり、これに毒された人間は蝙蝠男の発する超音波で自由に操られ、
大きな物理的ショックを与えると自壊するということがわかった。

 藤兵衛はもう一度ヒロミのマンションを見ておきたい、というルリ子に同行していた。
しかしマンションの住人も既にウイルスに冒されており、二人とも噛まれてしまう。
そのまま屋敷に戻るも本郷に見破られ、当て身で気絶。とりあえず未完成ながらも血清
を打って進行を遅らせることに成功した。

 夜、本郷の寝込みをこうもり男が襲う。なすすべもない本郷にウイルスとしびれ毒を
注入し勝ち誇る蝙蝠男。
「キキキ 冥土の土産に教えてやろう血清はこの爪の中さ!」
しかし先ほどの血清を打っていた本郷は反撃、蝙蝠男の羽を鉄柱で串刺しにする。
羽が使えなくなったので飛び去ることが出来なくなった蝙蝠男は必死で逃げる。
本郷は変身し、サイクロンで追う。蝙蝠男は墓地に逃げ込んだ。そこへいきなりの銃撃。
最期のあがきか、周りの人間を全てウイルスで操り、ライダーにけしかけさせたのだ。
強烈なショックを与えると崩壊してしまうため、なんとか逃げるライダー。そして
最深部へ蝙蝠男を追い詰め、羽をもぎとり血清を入手。
「きさまは危険な化け物だ。気の毒だが生かしておくわけにはいかない」
ライダーは十字架を蝙蝠男に打ち込んだ
「蝙蝠男は死んだ…だがこの男もショッカーの哀れな犠牲者なのだ
この不幸をなくすにはショッカーを根絶やしにする他に方法はない!」

101 :仮面ライダー :04/05/05 07:06 ID:???
 川崎公害闘争の中心人物3名がショッカーのコブラ男によって始末された。
死体も泡のように消えてしまったため、行方不明とされていた。
 その3人のうちの一人の息子・透は東京の親戚の家に預けられていたが、怪しげな
女性が彼をつけねらっていた。友達の正夫と偶然出会い、正夫の飼い犬・ダリがその
女性に吠えかかる。しかし女性に見つめられたダリは頭がおかしくなったのか、近くで
遊んでいた少女たちに襲いかかる。間一髪のところで現れた本郷が一撃を見舞い、救出する。
正夫たちに注意する本郷。しかし様子がおかしい。なんとダリは石のように固まっていたのだ。
「この少年(透)に殺害現場を見られたため、ショッカーが口を封じようとしているんだ」
本郷は透を自宅で保護することにした。しかしその夜、透はコブラ男にさらわれてしまう。
本郷はライダーに変身してコブラ男を追う。山中に逃げ込み、爆弾の罠をはってはいたが
ライダーには易々と切り抜けられてしまう。そしてコブラ男はライダー大風車三段キック
をくらい、海中に没する。


102 :仮面ライダー :04/05/05 07:08 ID:???
 なんとか基地に帰ったコブラ男を待っていたのは総統の説教だった。コブラ男は自らの
任務を放り出してライダーに戦いを挑み、その上負傷してきたため。しかし、ヘビ姫
メドウサ(ちなみに人間だった時からこの二人は恋人同士)の弁護によって、再改造を
許される。

 東京第一金保管所。コブラ男とメドウサによって金は全て盗まれる。妙に行動が
おかしいコブラ男にメドウサが問いただすと、なんとライダーに挑戦状を送ったという。
呆れるメドウサ。
 どこかの工事現場で金の積み替えを行おうとしているとライダーが現れた。再改造を
受けていながらもライダーには歯が立たないコブラ男。そこへメドウサが加勢に入る。
その名の通り、ヘビの髪の毛のような銃から毒針を発射する。しかしライダーには
全く効かない。今度は光線銃にチェンジして攻撃。ライダーは避けるが、背後の重機に
命中して爆発が起き、メドウサはライダーを見失う。
 そこにゆらりと動く影があった。
「そこか!」光線銃を集中させる。
倒れる影
「やった! しとめたわとうとう…仮面ライダーを!」
近づいたメドウサは愕然とする。その影はコブラ男だったのだ。
「メドウサ…美代子」
「晴彦さん! わ、わたしはなんということを!」
そしてメドウサは光線銃で自分の頭を貫いた。

一部始終を見ていたライダーの胸に、一陣の風が舞った。

106 :仮面ライダー :04/05/05 12:36 ID:???
 本郷は、本郷家の資産を全て使い、ショッカーと戦うための研究所を作り上げた。
設備、スタッフとも現時点で考えうる最高のものを準備した施設だ。
 本郷は早速、新たに改造したサイクロン(新サイクロン)のテスト走行に出かける。
-----------外は雨が降っていた。

 山道を走っていると、目の前に仮面ライダーが現れた。その数12人。
「13は死の数。貴様は13人目の仮面ライダー−すなわちそれが貴様の運命!」
「たしかに貴様は我々の技術陣が作り上げた最高の作品だった!
  しかし今度はそうはいかんぞ! なぜならば相手は−12人の貴様自身だからだ!」
12対1という圧倒的なピンチ。ライダーはリンチにされそうになりながらも、なんとか
屋敷まで戻ってくる。
 そこへルリ子とともに一文字隼人と名のる毎朝新聞の記者がやってきた。一文字は
緑川博士失踪事件のことを調べており、その話をルリ子に取材している時に本郷の
名前が出たので紹介してもらいにきたのだった。しかし、本郷は一文字の手に改造
手術による傷跡を発見し、一文字にお引取り願う。一文字の跡をつける本郷。そこへ
藤兵衛からの連絡が入る。毎朝新聞に確認すると、一文字という記者は存在しなかったのだ。
「だとしたらどうだというんです本郷さん?」
「俺はショッカーの戦闘員(コンバットマン)さ」
「見破られることは計算済みさ。俺の役目はここにお前をおびき出すことさ!」
狙撃手が放った銃弾は本郷の腕をかすめた。本郷は素早く草むらに隠れる。
本郷は一文字を説得しようとするが、頭脳改造手術を受けてしまった一文字には
全くの戯言にしか聞こえない。本郷はとにかく逃げようと一文字に取っ組みかかる。
そこへ狙撃手の一撃。しかしそれは一文字の側頭部をかすめるにすぎなかった。
気絶した一文字から銃を奪い、狙撃手を倒し逃げる本郷。だがそこに続々と仮面ライダー
が現れる。崖を駆け下り、草むらに身を隠しながら屋敷に戻る本郷。あと一歩でサイク
ロンを呼び出せるというところで、ライダーに見つかってしまう。


107 :仮面ライダー :04/05/05 12:38 ID:???
 本郷はわざとライダーの気をひき、その隙にサイクロンを呼び寄せ、轢き倒した。
しかし続々と現れるライダー。本郷は逃げるがスピードがだせないためライダーに
変身できない。ついに本郷は取り囲まれ、ライダーに銃を撃ちこまれる。
「やった! ついに本郷猛を殺したぞ!」
「念のためみなでもう一発づつブチこんで引き上げるとするか!」
銃が火を放つ。しかし倒れたのはライダーのほうだった。
「こ、ここに本郷は死んでいるのに!?」
岡の上から現れた新たなライダーは11人のライダーを次々と倒していった。
「ぼっちゃま! い、急いで地下の研究所へ!」
「手遅れだ…彼はもう完全に死んでいる…」

「これからは俺が本郷猛になる…彼の意思を継いで…俺が大自然の使者、仮面ライダーになる!」
「この一文字隼人が…ショッカーを倒す! 頭を撃たれた時俺は目覚めた!」
そう、一文字は狙撃された時に洗脳が解けていたのだった。
「その言葉通り…本当に彼の”心”を継いでいただけますかな…? 本郷猛の心を!」
−−−−−−−
「わかるか本郷、俺が今どこを走っているか」
「もちろんさ一文字…お前の目は俺の目だ! おまえの感じることは全て俺も感じるんだ!」
本郷の脳は摘出され、培養液に浸っていた。そしてそこに一文字の全ての神経を繋いだのだった。
「いくぞ猛 これからはおれたちはもうひとりぼっちじゃない!
  いつも二人だ−二人でショッカーと戦おう…!」

115 :仮面ライダー :04/05/05 14:01 ID:???
 一文字が久々に故郷に戻ってみるとどうも様子がおかしい。
住民は全てショッカーに操られていたのだ。カニ男とエビ男がその黒幕。
一文字はライダーに変身して二体を倒し、基地を破壊した。
住民は改造ではなくペンダントによる遠隔操作だったのでそれを破壊して助かった。

155 :仮面ライダー :04/05/06 00:42 ID:???
 一文字隼人は順子と浩二少年姉弟の家を訪れていた。この二人は隼人が広島の原爆の
取材をしている時に知り合った人物で、浩二は白血病に侵されていた。そして順子は
弟の看病をしつつ、日の下電子の受付嬢をして働いている。隼人は順子のことが好き
なのだが、ライダーとなってしまった自分にそんな資格はないと考えている。
 隼人が帰ろうとすると、順子がさっき会った人から預かったという手紙を渡す。
そこには「ショッカーについての重大なお話があります。今夜9時までに東栄モトクロ
ス練習場へお越しください Xより」とあった。
 指定の場所へやってきた隼人はモトキチ族(暴走族)に囲まれる。ショッカーの罠か? と思うも
彼らは通り過ぎてゆく。隼人の思い過ごしだった。そしてXを名乗る女性と会う。
しかし次の瞬間隼人は背後から銃撃をくらう。倒れる隼人。
「い、一文字さん!?」
「一筋縄ではいかねぇ野郎と聞いてたがチョロイもんじゃねぇか
  さぁて、次はおまえさんの番だ。念仏でも唱えな」
「おまえのほうがな」
「ナヌ?」
隼人はこの手紙がワナであることも考えて、ライダーに変身してきていたのだった。

 ここまで書いてこなかったけど、漫画版仮面ライダーはマスクもスーツも自由に
着脱できるようです。なので顔は人間のままで体は無敵のライダー、ということも可能。

156 :仮面ライダー :04/05/06 00:43 ID:???
 そしてXから話を聞こうとすると、別の女性の悲鳴が聞こえた。ライダーが向かうと
一人の少女がさっきのモトキチどもに襲われそうになっていた。モトキチどもを軽くいなし、
「君も君だ。若い女性がこんな時間にウロウロするんじゃない」と説教する。が、その
少女は逆ギレの上に悪態をついて帰って行った。隼人は呆れる。

 所変わって隼人のマンション。Xからショッカーによる人間ロボット化計画「10月計
画(オクトーバープロジェクト)」のことを聞かされる。隼人はこの女性をとりあえず
一晩泊めることにする。

 夜中、ナイフを持って隼人に襲い掛かるX。彼女はショッカーの毒蛾男だったのだ。
正体を怪しんでライダーに変身していたものの、マスクをしていなかったため鱗粉攻撃
で深い眠りに落ちてしまう隼人。毒蛾男は隼人を殺そうとするが、どうせこのままでも
丸1日以上寝込んでいること、ショッカーが優れた素体が不足しているとこぼしていた
ことを思い出し、連れ帰ろうとする。隼人を窓からカーテンで庭へ吊りおろす。毒蛾男
が庭へ降りると隼人の姿は消えていた。あのモトキチどもが連れ去っていたのだ。
 鱗粉を撒き散らすも、モトキチどもはマスクをしており全く効かないのだった。

 目覚めた隼人は目の前に以前会った、悪態をつかれた少女がいて驚く。
彼女は日ノ下電子社長・日下甲之助の娘で礼奈と名乗った。礼奈は2ヶ月ほど前から父親がまるで別人の
ようになっていたことを怪しんでおり、そんな時父親と秘書の千草(X)が隼人を殺すという
計画を立ち聞きしてしまい、それであの夜千草をつけていたという。隼人を助けたモト
キチ達も彼女の仲間で、あの夜は隼人に近づくために芝居をしていたのだった。
礼奈は隼人に父親に一体何があったのか調べて欲しいと頼む。

 隼人がマンションに戻ると、順子と浩二からのプレゼントが置いてあった。開けて
みると大爆発。念の為にライダーに変身してから開けたため、隼人は無事だった。
隼人はライダーの姿のまま順子のアパートへ出かけ、それとなくカマをかけてみるが、
順子はシロだった。隼人は疑ったことで自己嫌悪に陥るが、そのまま日ノ下電子へ向かう。

157 :仮面ライダー :04/05/06 00:47 ID:???
 侵入してみると警報機が壊されていた。先に誰かが入っていたのだ。
「ひゃあ〜お化け〜」帽子にサングラス、コートの男はライダーをみてそう叫ぶと
一目散に逃げ出した。ライダーがその男を追うと、階段の上からライダーに向けて
発砲してきた。しかしその男は背後から現れた警備員に殴られ気絶してしまう。
「あの男はショッカーじゃないのか…?」
「ただのコソ泥だろうよ!」
警備員はヒョウ男に変身しライダーと死闘を繰り広げる。苦戦するライダーにヒョウ男
がとびかかった時、光線銃が火を放った。さきほど気絶した男が助けてくれたのだ。
新手が現れたため一旦退却する二人。
「光線銃を持っているとは…あんた只者じゃないな?」
グラサンにコートの男はあんたなら明かしてもいいだろう、と自分がFBI捜査官・滝二郎だ
と名乗った。5年前、日本政府が日ノ下電子に頭脳の心臓部だけで1キロ四方もあるという
超大型コンピューターを極秘に発注したこと、しかしそれが何に使われるのかわからな
いこと、それを調べるために日ノ下電子に潜入していたことを話した。そのコンピューター
が設置されてるという富士山麓へ向かう。だだっ広い牧場。きっとこの地下にコン
ピューターがあるのだろうと思いつつ、二人は東京へ戻った。

 都内喫茶店。隼人と滝は礼奈を呼び出し、父親の会社がある悪の組織に利用されよう
としていること、そしてそれを止めるための、一つの願いを礼奈に頼む。

163 :仮面ライダー :04/05/06 01:57 ID:???
 隼人は浩二を訪ねていた。
「最近お姉ちゃん、どっか変ったところないかい…?」
「うん、違うね!」
「えっ!?」
「恋する乙女は目の色が変わってきちゃうんだ!」
「いやそういうことじゃなくてね…」
隼人は病気の浩二にこれ以上気にやませてはいけないと思い、帰ろうとする。
「お兄ちゃん、ごまかさないで。本当はお姉ちゃんになにがあったの!?」
隼人はもしかしたら順子がショッカーに操られているかもしれないことを、思い切って
話した。浩二は涙ながらに訴えた「お姉ちゃんは…まえとは違うんだ…」

 夜、順子が帰ってきた。浩二は眠っており、つけっぱなしだったテレビを消そうと
したとき、テレビの映像が変わった。そして腕時計に耳をやると順子は何者かに操られ
たように部屋を出て行った。浩二は一部始終を寝たフリをして見ていた。隼人に連絡し
ようとするが、病気のせいで体が思うように動かない。

 順子は隼人の泊まっているホテルにやってきた。出かけようとしていた隼人は部屋の
前でばったり順子と出くわす。部屋に招き入れる隼人。その時、やっと電話に辿り付け
た浩二から電話がかかってきた。
「あ、浩ちゃんか…なに!?」
バシュッ!
順子はバッグから光線銃を出すと隼人に放った。しかし隼人は咄嗟に避け、枕を投げつ
け視界を奪い、当て身で順子を気絶させる。

 その頃礼奈は頼まれた”お願い”、すなわち自宅金庫から重要書類を盗み出そうとし
ていた。しかし父親に発見され殺されそうになる。そこを救ったのが滝だった。滝は
頼んだはいいものの、心配だったのでずっと見張っていたのだった。滝は日下社長を
拉致し、礼奈と共に本郷家へ。そこには隼人もいた。研究所には浩二もいた。容態が悪
くなったのでここの医者に診てもらっていたのだ。しかし白血病はいまだ完全な治療法
がない。ショッカーの技術陣ならば、改造人間を作る際の血液の全てを入れ替える方法
の応用で治療できるかもしれない、ということで、乗り込んだ際に一人連れてこようと
いうことになる。

164 :仮面ライダー :04/05/06 01:57 ID:???
 そしてオクトーバープロジェクトの全貌も明らかになった。この10月に日下電子から
発売されたテレビ、腕時計などのあらゆる電子製品はこれまでの10倍以上の性能を持ち
ながら1/10の価格で販売されていたのでバカ売れしていた。テレビから指令電波を発信
し、腕時計で自由に人を操る。これがショッカーのオクトーバープロジェクトの正体
だったのだ。

 隼人と滝は例の牧場へやってきていた。モトキチ達に侵入の邪魔をする馬たちを
ひきつけてもらい、事務所へ入り込む。牧場主を締め上げ、地下室を確認すると、
隼人は滝に帰れという。
「簡単すぎる。やつらは待ち伏せしている。ここから先はライダーの俺にもどうなる
かわからない。生身のお前ではなおさらだ。だから戻れ。もし俺が死んだら後は誰がや
る? お前が、そしてお前の組織しかいないだろう」
なかなか説得を聞いてくれない滝。隼人は滝を殴りつけ部屋から放り出し、一人地下室
へ向かった。

 滝はしぶしぶ脱出する。しかし、ショッカーがそう簡単に帰してくれるハズはなかっ
たのだった。狼男とケンタウロスに挟まれて滝は大ピンチ。しかし一条の光線が2匹を
撃退する。
「誰だっ…! あっ、お前は…!」

166 :仮面ライダー :04/05/06 01:59 ID:???
 その頃隼人は3匹の怪人を倒し、最深部で10月計画のボス・ビッグマシンと対面していた。
「コンピューターを使って日本人をロボット化しようなんてとんでもないことを考えた
ようだが、そんなデタラメは許すわけにはいかないんだ!」
「この計画は元々お前たちの政府が始めたものだ!」
「なんだと!?」
「国民を番号(コード)で整理しようという国会での審理…あれは日本政府のコンピューター国化計画の一部なのだ!」
「もっとも、我がショッカーが9分がた出来上がったところでぶんどって手を加えたがな。
 しかしこれとてお前たちの選んだ政府の計画をより完全なものにしてやろうという親切心からさ」
「恨むなら日本政府を…そう自らで選んだ政府なのだから自分自身を…」
そこで隼人は自分の体がおかしいことに気づく。体の動きが鈍くなっているのだ。
ビッグマシンは機械に特殊な超音波を放射して、機能を狂わせる能力を持っており、
それによりライダーの身体能力も著しく落ちていたのだった。
首根っこを掴まれて絶対絶命のライダー。

169 :仮面ライダー :04/05/06 02:02 ID:???
「まてっ!」
二人が声のした方をみると、そこにはもう一人ライダーがいた。そのライダーは次々
とコンピューターを破壊し始めた。
「お前、本郷か!?」
「そうだ! しっかりしろ隼人!」
「デタラメをいうな! 本郷は…貴様は死んだはずだ!」
「肉体は脆いもの。しかし精神は永遠に不滅だ!」
「そうか、貴様はアンドロイド…脳だけ本物のロボットだな…フフフ」
「逃げろ! こいつは機械を狂わす! 全身機械のお前ではだめだ!」
本郷はベルトからジェットを噴射させると宙を飛び、コンピューターの周りを飛び回る。
ビッグマシンもライダーを追う。何周かしたとき、突然コンピューターが火を噴いた。
「お前は身体能力は俺と同じのようだが頭のデキは違うようだな。やたらに乱射した
 超音波がコンピューターを狂わせたのさ!」あちこちで爆発が起きる。
「さぁ、一文字 おさらばしようぜ これでコンピューターは破壊する!
 おそらく狂った用心のために自爆装置もつけてある! だとすればそれは…
 日本政府のせめてもの良心だ!」

脱出したダブルライダーは牧場で滝を発見する。先ほど滝を助けたのも本郷ライダーだったのだ。
3人で遥か彼方まで脱出した頃、基地は大爆発を起こしていた。そこで隼人は気づく。
医者を連れてくることを忘れていたことを。

 本郷家の研究所で浩二くんは亡くなっていた。テレビでは総理が責任を追及されるニュースが流れていた。
「すまない、順子さん…」
「いいんです、あの子は、あの子の短い人生をあの子なりに一生懸命生きたんです」
「ただ残念なのは…」
「あたしたち人類が”科学”という”文明の武器”で戦う相手を間違っているってことが…わかったことです!」


仮面ライダー 完