ドラゴンヘッド/望月峯太郎
325 名前:ドラゴンヘッド 投稿日:04/10/03 11:32:04 ID:???
修学旅行の帰りに、大地震が起こったせいでトンネル内に閉じこめられたものの、
運良く生き残ったテル、アコ、ノブの三人の中学生がトンネル脱出を目指してサバイバルを開始する!
のが前半で、中盤はやっとこさ脱出したテル達だったが、外に出てみると空は分厚い雲に覆われて、
塵が絶え間なく降り注ぐ死の世界に変貌してました、という文明崩壊世界におけるサバイバルに移行します。
んで後半は、生きている人が誰もいない街を通り抜けながら、
家族が生きていることを願って東京に向かうテル達のお話です。
投げっぱなしっぽい最後のオチは賛否両論ですが
極限状態における人間の恐怖と狂気の描写はなかなか素敵です。

338 名前:ドラゴンヘッド 投稿日:04/10/05 22:12:06 ID:???
追加

修学旅行、新幹線事故で生き残ったテル・アコ・ノブオの三人
密室状態のトンネルから脱出を図るも、長く闇に接したノブオは狂ってしまう。
ノブオを残して脱出した二人が見たものは、黒雲に覆われ荒廃した世界だった。
やっと人と会うが、自分の腹を切り裂いたりするヤバそうな集団だったため離れる二人。
親が待つ東京へと向かう二人、途中で自衛隊の一集団と一悶着。
天変地異で自衛隊あぼーん、生き残った仁村、岩田と和解しヘリコプターで東京へ向かう。
テルが破傷風に罹り、アコ・仁村で町まで薬を取りに行く。
暴徒となった住民をかわして薬を手に入れる二人。また頭に手術痕の男を見かける。
テル元気になり再び東京へ。富士山があるはずの場所に超巨大な穴を見る。
物資の補給中に離れ離れになるテル。ボロボロになりつつも東京へ向かう。
途中で墜落したヘリと岩田の墓、そしてテル宛のメモを見つける。
なんとか東京にたどりつくテル、荒廃しきった東京を見て涙を流す。
地下で生存者の集団に会うが、どこか空ろげで、頭に手術痕の人も多数。
残されていた食料には暴動対策が施されていたため、彼らは「恐怖」に鈍感になっていた。
だが生きるために恐怖は必要で、失った恐怖を取り戻そうとしているのだいう。
抜け出したテルは自分の家に着くが、そこには誰も居なかった。
アコの家へと向かうテル。そこで仁村とアコに再会する。
両親は死んでいると言い、アコをよこせと銃を突きつける仁村。
格闘の末、テルが何とか銃を奪ってアコと逃げる。
東京は自衛隊と地下の人々が衝突する地獄絵図。更に東京に出現した火山も噴火。
テルはこの世界でアコと生きることを誓い、混乱の中で思う。
誰もが恐怖し、悪い環境を更に悪化させている。もっと良いイメージもできるはずなんだ。