ドラゴンクエストモンスターズ+/吉崎観音
399 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/01 19:29 ID:???
登場人物1
クリオ
この漫画の主人公でどこの世界にもいる勇者に憧れる少年
家族は母と妹だけで父親はかなり前に他界している模様

わたぼう
巨大な木の上に建国されたタイジュの国の精霊、実は大魔王クラスの実力を持ち
気まぐれに異世界からモンスターマスター(以後M・M)を連れてくる。
M・Mとは俗に言う魔物使いの事

テリー
わたぼうがクリオの前に連れてきた少年で史上最強のM・M
タイジュの国の英雄だが現在消息不明、ミレーユという姉がいる

タマミ
タマゴ鑑定士でハープの音色で生れてくる魔物の性別を変えたりする
ショタ大好きのお姉さん

モンスターじいさん
通称モンじい、魔物を配合するモンスター配合士でタイジュのグランド・マスター
何代か前のほしふりの大会優勝者で今でも優れた魔物を持つ


400 :マロン名無しさん :04/05/01 19:33 ID:???
ある所にテリーとミレーユという姉弟が住んでいました。
ある晩いつもの様に姉弟が眠ろうとした時、タンスからワルぼうと名乗る魔物が現れ
ミレーユを攫ってしまいます。次にわたぼうと名乗る魔物が現れ
「ミレーユを助けたいなら付いておいで」と言いタンスの中に消えていきます。
テリーがタンスに飛び込むとそこは巨大な樹の国タイジュ。
タイジュに伝わる伝説によると48たび満月が訪れる度に開催される、ほしふりの大会で
優勝すると一つ願い事が叶うとのこと。
テリーは数々の試練を乗り越えついにほしふりの大会で優勝し、ミレーユと共に帰って行きました。
しかしテリーはその後も度々タイジュを訪れM・Mの腕を磨いていきました。

さてここから+のお話は始まります

どこかの世界のどこかの村、勇者に憧れる少年クリオは幼いながらも男として家族を守る
と日々思っていました。ある夜、クリオの前に精霊わたぼうが現れクリオにタイジュの国
を助けてくれと頼みます。クリオは勇者になるチャンスと二つ返事で答え
タンスからタイジュの国へ旅立ち、立派な勇者になると意気込むクリオ。
しかしわたぼうは君は勇者ではなくM・Mになるんだ、と告げ消えてしまいます。
「じょ、冗談じゃないぞぉ!俺は勇者になるんだ!何だよM・Mって…!」
「……勇者よりかっこいい職業さ……!」


401 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/01 19:36 ID:???
タイジュの国でクリオを迎えたのは、綺麗なお姉さんと澄んだハープの音色でした。
タイジュの樹の一番下、神聖な星降りの祠から一番上の城まで向かい王様と謁見し
勇者としてこの国を救うと誓うクリオ、しかし王様も側近もいやお前はM・Mになるんだ
というわたぼうと同じ反応、クリオは来る場所を間違えた、そのテリーとかいう奴に頼め
と言いもとの世界へ帰ろうとします。姉さんがそのテリー君が消えちゃったと言った瞬間
玉座の間に魔物が現れ、兵士達を蹴散らしクリオに襲いかかり、大ピンチに。
しかしその時しんりゅう、ゴールデンスライム、ローズバトラーといったハイレベルな
魔物を率いて現れたモンスターじいさんに助けられます。

「人間ごときに魔物は止められはせん!魔物には魔物、この世界の鉄則じゃ!その魔物と
共に戦い学びその固い絆で一つの力を成す…それがM・Mじゃ!お分かりかな?クリオ君
ついでにテリーはわしよりもっともっと格好よかったぞい!」

モンじいの魔物さばきを見てクリオは考えを改め一流のM・Mになる事を決意したクリオ。
消えてしまったわたぼうとテリーを見つけだし異世界から魔物がやってくるという事態を
鎮める、という王の願いを聞き入れます。

「テリーか…どんな奴なんだ?すっげえ会ってみてぇ!そんなにかっこよくて強いなら…
俺も負けてられるかよ!!」


428 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/02 21:52 ID:???
キャラとか用語

スラお
混じりっけなしの100%純粋スライム、かつてはテリーと共に冒険し
最強最大の魔法マダンテを体得していたが、今はもう忘れてしまった。

サーチン
M・M、本名サンチで実は女の子、ゲームにも登場してたりする

作戦
モンスターに指示する作戦、攻撃を指示するガンガンいこうぜ、補助を指示するいろいろ
やろうぜ、回復・防御を指示するいのちだいじに等がある。クリオは主にガンガン行こうぜ

旅の扉
魔物達が住む異世界への門、複数ありM・Mの強さに応じて潜る扉を選ぶ
つまり優れたM・M程強い魔物がいる世界を選ぶ。わたぼうの先祖が作ったらしい。


429 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/02 21:56 ID:???
クリオはM・Mの戦い、すなわちモンスター・バトル(以後M・B)
を学ぶため闘技場を見学する。
基本的なM・Bのルール、魔物は三体まで、マスターは直接戦わず指揮に専念する
という事を教えられ、いよいよ試合開始。
この日はAクラスマスター・マチコ(魔物はマタンゴ×2とリップス)と
挑戦者・サーチン(魔物はガンコどり、ファーラット、ももんじゃ)の戦いだった。
先制したのマチコチーム、得意の相手の動きを制限する特技を使いサーチンチームを翻弄
しようとするが全て不発に終わり、サーチンチームが一気に反撃。
これが決め手となりそのままサーチンチームが勝利した。

見学も終わり、牧場にクリオの魔物を迎えに行くモンじいとクリオ。
その任務の重要性からグレイトドラゴンを与えられるという事を聞いたクリオは元の世界
の図鑑でみたグレイトドラゴンの姿を思い出し、にやけ顔が収らない様子
牧場へ着くとそこは荒れ果てていた。わたぼうが消え精霊の加護が薄れつつあり
魔物達は皆、野生化して逃げ出してしまったのである。
それでもクリオはまた俺が元通りにしてやるよ、と自信満々。だがグレイトドラゴンの
姿もどこにも見当たらない。代わりにいたのは一匹のスライム。名はスラお。
しかし会ってすぐに
「冗談じゃねぇよ…スライムなんて俺の世界にもうようよいたよ!やってられっか!」

430 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/02 22:00 ID:???
「てんめ〜オイラの事バカにしたな!?いやスライム族の事までバカにしただろ!?」
といきなり大喧嘩。
その横でモンじいは一連の事件を起こしている力の存在を感じ、早く仲直りして旅立てと
仲介に入るが二人の喧嘩は一向に止まらない。
そこへやって来たのはサーチンとその魔物達
「スライムも仲間にできないM・Mと現役引退のスライム、まとめて消えろ!
テリーはこの私が探し出す!文句があるならかかってこい!」
とさらに火に油を注ぐ。しかしこの発言で二人は喧嘩を中断しサーチンとM・Bを開始

先制したのはサーチンチーム、打撃攻撃で攻めるがスラおはこれを何とか耐え反撃
かつてほしふりの大会で使用した特技マダンテを発動、威力を制限される闘技場・異世界
と違いタイジュの上でのマダンテはタイジュそのものを消し去ろうとするが野生化が進ん
でいたスラおはマダンテを既に忘れていた…。
ここでモンじいが止めに入り試合は中断、サーチンはテリーを捜すためタイジュと異世界
を繋ぐ門、旅の扉へと去っていった。

いよいよクリオとスラおが旅立とうとする時再び異変が起こった。
異世界から旅の扉を塞ぐ魔物が現れたのである。騒ぎを聞き旅の扉の間へと向かうクリオ
とスラお、そこで見たのは倒れているサーチン達と図鑑にすら載っていない魔物だった。
「なぜ来た?早く逃げろ!こいつはただの魔物じゃない…魔物の頂点に君臨する魔物……
 …すなわち『魔王』だ!」

145 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/05 22:59 ID:???
―――彼の地に伝わりし伝説
かつて勇者によりもたらされた永き平安を約束された地に
その光を奪い世界を再び闇に閉ざそうとした魔族がいた。その者の名は……
「よく来た…どうだ…世界の半分をお前にやろう…それとも私と戦って死ぬか選ぶがよい
 我が名はりゅうおう、誇り高き竜族の王」

タイジュに現れた魔王、竜王と対峙するクリオ、しかし明白な戦力差のためになかなか
攻撃に踏み切れない。その間に竜王は魔法ベギラゴンを構築する。それを見たスラおは
自分が防御で時間を稼ぐ間にサーチンを連れて逃げ出せと言うがクリオはあくまで攻撃を
指示、しかたがないのでスラおはヤケクソでベギラマを繰り出すがクリオのM・Mとして
の才能がスラおの力を引き出しベギラマではなくベギラゴンが発動、なんとか相殺に持ち込み
ようやくモンじいとその魔物達が駆けつける。

「ここは配合を司るいわばお主達にも不可侵かつ神聖な場所、魔物達はここで力を得
 そしてその力を我々にもたらす…戒めよ!さもなくば双方の滅亡あるのみじゃ!」
「フハハハハしらじらしいぞ!ジジイ!貴様とて気付かぬ訳でもあるまい!そうよ我々は
 手に入れたのだ!もはや配合など必要ない!新たなる力を求めし術…見るがいい!
 これが我らの秘法、邪の波動の力よ!」

146 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/05 23:02 ID:???
竜王は邪気を発しその邪気に反応したモンじいのしんりゅうを取り込み
巨大な竜に姿を変え、目的は果たしたと言い残しやって来た旅の扉の中に消えていった。
クリオは道はもうここしかないと言い竜王を追うとする。
そこへさらにタマミがタイジュに残っている唯一の魔物
ドラゴンキッズのジュニアを連れてやって来た。新しい仲間、ジュニアと共に
竜王がやって来た扉の前に立つが心構えが出来る前にワルぼうに蹴飛ばされ、旅立つ。

クリオ達がたどり着いた世界は昼なのに空が暗いというDQ1の舞台、アレフガルト
その時、竜王はクリオ達を水晶玉で見ていて後ろの人影に気付く
「本当にやって来たか、ククク本物の馬鹿ですな。テリー様」

続く、以下補足

ジュニア
魔物の事なら何でも知っている魔物大臣の子供でやっぱり魔物に詳しい

ワルぼう
巨大なヤシの木に造られたマルタの国の精霊、名前の通りイジワルな性格で
悪戯をする為にタイジュにも度々現れる。テリー、わたぼうについて何か知っている?

ベギラゴン
閃光呪文、高熱を発し相手を攻撃する。ギラ、ベギラマ、ベギラゴンとランクアップする。

26 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/15 17:47 ID:???
ついに異世界へやってきたクリオ達早速仲間探しを始める。ところが魔物達は常に一匹しか
出てこないので効率が悪く、なかなか仲間にならない。(クリオ達は不思議がってたが
DQ1は絶対に一匹しか敵が出てこない)最初は強気だったクリオも次第に弱気になっていく。
そのタイミングを見計らって姿を変えたワルぼうが、砂漠の真ん中にある町に話の
分かる強い魔物が棲むと嘘アドバイス。言われた場所に言ってみるとそこは廃墟だった。
そしてそこで現れた悪魔の騎士という上位の悪魔系モンスターとM・B。
うまく撹乱しながら戦力差を補いながら戦っていると向こうからストップがかかる。
これを好機とみて仲間に入れようと話合い、途中まではいい感じだったが竜王を倒そうと
言った瞬間に交渉決裂、悪魔の騎士は竜王の手下だったのだ。
仲間探しもふりだしに戻ったように思えたが様子をずっと見ていたスライムベスのライム♀がなんと仲間になってくれた。
それから数日がたち、仲間探しをしながら戦いのコツをつかんできたクリオはいつものよ
うに倒した魔物を説得しようとしたがその魔物は魔物ハンターに殺されると一目散に逃げ
ていってしまった。

その後しばらくしてクリオ達の前に巨大な熊の魔物が現れた。先ほど逃げた魔物リカントの長ダースリカントである。
とっさの出来事に反応が遅れスラおが先制攻撃を受けてしまい、慌てて逃げようとするが回り込まれて
ジュニアが手痛いダメージを負ってしまう。その後、必死で逃げ続けなんとか逃げる事に成功する。
クリオ達を見失ったダースリカントはその時別の人間と対峙していた。いつものようにその人間を襲うが
次の瞬間倒れたのはその人間ではなくダースリカントであった。
「魔物ハンターか…確かにお前達から見ればそうかもしれんな…許せ」
彼こそ伝説の勇者ロトの子孫にしてアレフガルドの勇者である。


27 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/15 17:49 ID:???
その後勇者はアレフガルドの地をいくつか回り、町々の様子を見て回ったが昨夜までは確
かにいた人々が消えている事に気付き危機を感じた勇者は始まりの地ラダトームへ向かう。

その頃クリオは重傷を負ったジュニアを治療するため、一人で町を探していた。
首尾よく町を発見したのはいいが、人影がどこにも見当たらない。代わりに家屋の間から
なぜかドラゴンが現れクリオを襲うが、時を同じくして現れた勇者によって助けられる。
勇者とドラゴンはほぼ互角の攻防を繰り広げるがクリオが囮となり何とかドラゴンを倒す。
やっとスラおとライムが駆けつけ改めて自己紹介しあうが、勇者は魔物と共にいるクリオ
を魔物の罠かと少し疑いはじめる。
その後ドラゴンがいた場所に謎の大穴ができ、クリオは迷わずそこに飛び込むが
勇者はやはり魔物の罠か?と穴の前で悩み続ける。

飛び込んだ先は神殿のような所だった。そしてその先でついにテリーと竜王を発見する。
竜王は自分はテリーに創られたと語り、テリーにほしふりの大会後に起こった事が明らかになる。

M・Mを極めようと冒険に冒険を重ね、配合に配合を重ねたテリー。そしてある時、究極
の配合に近づいた時、力を求めた旅の先にテリーは魔神デスタムーアを生み出した。
「我はお前が求めている究極の力以上に力を得る秘法を知っている。それを知りたくはな
いか?受け取るがいい、邪の波動の源…邪の宝玉を」
「…知りたい、まだ誰も知らない力を…」
「そうだ、我を創るがよい。全ての魔物を糧に…究極のモンスターを…!」


28 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/15 17:52 ID:???
起こった出来事を語るとテリーは消えてしまい、いよいよ竜王とM・B
ライムは戦力外、ジュニアは瀕死のため一人で竜王と戦うスラお、序盤こそいい勝負だっ
たが次第に状況は不利になっていく。ライムはただ見る事しか出来ない状況に怒りを感じ
その怒りでなんとメラを使用するがやはり力不足でピンチに。
その時、突然竜王の体を切り裂く影が…
「貴様は…何者…!?」
「人呼んで勇者…世界を正す者だ!」
勇者は一目で目の前にいる竜王は竜王であって竜王でない事を見抜き、竜王もまた見たこ
ともないはずの勇者の姿に心を乱されそれまであった余裕はもう無くなっていた。
そこにライム、スラお、勇者の集中攻撃を受け、ついに竜王は倒れたかに思えたが勝利を
確信した瞬間、再び起きあがった竜王に勇者は古代魔法バシルーラをうけ、本来いた世界
に飛ばされてしまう。
さらに竜王は邪の波動の力を使い、タイジュで見せた黒い竜の姿へと変身していく。
竜となった竜王の力は凄まじく、一瞬でスラおもライムも倒されてしまい勇者も
もはやいないという絶望的な状況、しかしなんとさらに乱入者が現れた。
現れたのは目の前にいる竜王とまったく同じ姿をした竜だった。新たに現れた竜は竜王
の喉笛を食いちぎり、クリオを見下ろし口を開く

「人間の子供よ、その胸に刻み込むがいい
…我が名は竜王、誇り高き竜族の王にして…この世界の覇者…!」

クリオは神殿を去っていく真の竜王を呆然とみつめ、つぶやく事しか出来なかった。
「本物の竜王…あれが勇者さんの戦う相手…」

異世界の主はとりあえず倒されたので、ワルぼうに連れられ再びタイジュに戻ってきたク
リオ、異世界の出来事を語りあっという間に夜は更けた。
翌日、ライムとジュニアが配合をすると言いだしクリオの元を離れ、去っていった。
後に残されたライムとジュニアの子供、ドラゴスライムのドラムが新たに仲間になり
目的をテリー捜索からテリー打倒に変え、クリオは再び次の冒険へ旅立つ。
空には邪の波動に取り込まれたはずのしんりゅうがモンじいの所へ帰っていくのが見えていた。

29 :ドラゴンクエストモンスターズ+ :04/05/15 17:53 ID:???
補足
メラ:火球で相手を攻撃する呪文、メラ、メラミ、メラゾーマとランクアップする。
バシルーラ:小さな旅の扉を作り対象を異世界へ強制退去させる呪文。
配合:魔物同士が結婚する事。親達はどこかへと去っていくがM・Mの元には両親の力を
受け継いだ子供が残される。魔物は強くなろうとする本能で配合を求め、M・Mに従う事
でそのチャンスを得、M・Mはその代わり魔物に力を貸して貰う。

続きます。