ドラえもん/藤子・F・不二雄
336 名前:ドラえもん+ 「45年後…」[sage] 投稿日:2006/04/24(月) 20:22:49 ID:???
年に二度か三度の、のび太大反省の日がやってきた!
将来りっぱな社会人になるため生活を改めようと決意したのび太だったが
ジャイアンやスネ夫に「またいつものあれだ」「今度の決心は何日続くかな」と笑われやる気をなくす。
いつも通り、漫画読んでおやつ食べて昼寝しようと家に帰ってくると
愛用の座布団や読みかけの漫画が放り出されていたり、おやつが既に食べられていたりと変なことばかり。
イライラして、お気に入りの裏山へくつろぎに行くと、そこには見慣れない中年男性が。
「どうだい、しっかり勉強してるかい?…そうか、きみが勉強してるわけないか。バカなこときいた」
君をよく知ってると言わんばかりの態度に、のび太が相手の名前を尋ねると
男は「わからない?四十五年後のきみだよ」と答える。
「うそだァ、ぼくがそんなオジンになるなんて!」「なにをいうか、だれだって年をとるんだぞ」
そこへドラえもんがやって来た。ドラえもんと老のび太との間ではもう話がついているらしく
22世紀から取ってきた「入れかえロープ」で、のび太と入れ替わって子供時代を体験したいという。
「そうね、なんていえばいいか…遠い昔によんだ本をもう一度よみ返してみたい…そんな気持ちかな」
のび太にも別に断る理由はなく、入れ替わって山を降りるのび太と老のび太。
「なつかしいなあ。なにもかも昔のままだ!」「あたり前でしょ、昔だもの。」
歩きながら、自分が将来ちゃんとやっていけるのか、その不安と疑問を老のび太にぶつけたくなる
のび太だが、「やっぱりいい、聞くのがこわい」と自分で遮ってしまう。
一方の老のび太は、ジャイアンとスネ夫に誘われた野球でエラーして怒鳴りつけられたり
しずちゃんに「ぼくらの息子のノビスケがスペースシャトルで月にハネムーンに行って…」と話しかけて驚かれたりする。
家に帰れば、宿題をしていないことを怒るママを見て嬉し涙を流し、パパやママと一緒に食卓を囲んで大はしゃぎ。
帰り際、一日楽しんだお礼に宿題でも手伝おうかと言う老のび太に「自分でやるから」と断るのび太。
老のび太は「さすがはぼくだ!」と喜んだ後、「一つだけ教えておこう」と切り出す。
「きみはこれからも何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さももってるんだよ」
その言葉に自信を得たのび太は、笑顔で机に向かうのだった。